「日立建機ホイールローダ」制作記②
noteの世界のみなさん、こんにちは。きんぐじょーです。
「ホイールローダ」制作記の②です。制作は遅々として進んでいないのですが、できるだけ1週間おきを目安に記事公開に努めたいなと。前回は操縦席の組み上げまで終了。今回は操縦席の外枠やウインドーの取り付け、シャーシー部分の組み立ての様子についてご紹介します。
「外枠」は何だか家の壁のよう
操縦席の床回りが出来上がり、次は操縦席のキャビン部分の組み上げです。その前に、ウインドーの窓枠部分に裏から黒いデカールを貼ります。小さくはないのですが、細い部分があるため、ちぎれそうになるのをだましだまし何とか貼り付け。デカールの乾燥後、ちょっぴりはがれてしまった部分などを筆塗りで補修しました。
操縦席をぐるっと囲むように側面ドアのピラー(支柱)部分を接着します。ここにも小さなデカールをいくつか貼り付けたあと、住宅のように「壁」を立てていきます。接着部分に載ってしまった塗料をデザインナイフの刃先などで剥がし、部品の合い具合を確認しながら、くっつけていきます。普通の接着剤を微量塗って固定させたあとに、流し込み接着剤でがっちりと。後で他の部品と組み合わせるときにきちんと合わないと困るので、垂直・直角を確認しながら慎重に固定するようにしています(そうは言っても後々狂いが出るのですが…涙)
ウインドー 曇らぬようにレジンで固定
続いて、デカールを貼っておいたウインドー部分の接着に取りかかります。透明パーツなので、普通の接着剤や瞬間接着剤を使うと、私の技術レベルでは、曇ったり汚したりして修復不可能になるので、非常に危険です(プロモデラーの方々のようなテクニックがほしい…)。そうした過去の悲しい経験から、最近は透明の液体レジン&UVライトを当てて固めるようにしています。窓枠に注意深くレジンを塗ってウインドーをはめ、UVライトを「ビーッ」と。今回はなんとか上手く固定できました。
シャーシーの裏にエンジン、見えないけど…
操縦席部分を組み上げる一方で、シャーシー部分にも手をつけました。車体のオレンジ色はパーツ色をそのまま生かして、後でつや消しクリアーを吹くことにして、組み立てに入ります。
シャーシーは別々の4枚の板状パーツを接着してハコ状に組み上げます。「これ、最初から一体で作ってくれると楽なのに…」とぼやく私。エンジン部分のモールドやギヤボックスを指定の黒鉄色に、車輪がつくシャフトは半つや消し黒を、それぞれ筆塗りして乾燥させてから接着していきます。
仕事で帰宅が遅いことが多く、作業時間を毎日取るというわけにはいかない私の場合、筆塗り後の部品の乾燥からパーツ接着に2、3日を要します。なので工程がなかなか進みません。それでも、このシャーシー部分については、まとまった作業時間を割くことができたので、2、3日程度で何とか組み上がりました。
組み上がった部分は車体の底部に当たるので、完成時にはほとんど「見えない」部分になります。ただ、たとえ隠れてしまう部分であっても、パーツを手を抜かずに組み上げて、着色して、きちんと取り付けることで、実物の「模型」が成り立つのだと思います。そうした工程をこなせたときの満足感。そんなところもまた、プラモデル制作の面白いところだと思います。
シャーシー部分の後部パネルには、これまた小さな「テールライト」がクリアーパーツで用意されています。まずは裏側からクリアーレッド&オレンジをチョンチョンと筆塗り。手で持つのはまず無理なので、ランナーについたままの作業です。
塗り終えたランプを、車体後部パーツに取り付けます。接着位置にはあらかじめシルバーを塗っておき、ここもレジンを使ってUVライトで固定しました。ほんのわずかレジン液をたらし、切り出したテールランプパーツを置いて調整後にUVライトをあてて無事終了です。
閑話休題。このローダを作るきっかけになった話は初回でご紹介しましたが、この週末、私の住む札幌は大雪。例によって駐車場のマイカーも雪に埋もれて、下の写真のような状態に(右が私の車。車種なんて全然分からないと思います)
で、さすがのローダの業者さんも大変そうでした。
こんな状態なので、出かけるのを断念。そのため、そこそこに制作時間も取ることができ、車体後部のエンジンが収まる部分(?)を組みあげて、シャーシーに接着するところまで作業は進行。全体が少しずつ見えてきました。
ということで、今回はここまで。今後も少しずつ制作を進めたいと思いますがどこまで出来るでしょうか…。(続く)
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