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「日立建機ホイールローダ」制作記③~除雪業者さん、完成しましたで~

noteの世界のみなさん、こんにちは。「ホイールローダ」制作記も今回が最終回です。作り始めておよそ1カ月。当初は「雪が解けるまでには何とか…」なんぞと考えていましたが、思ったよりかなり早く完成に至りました(トップの写真は「本物」の雪をすくい上げたローダです)。前回に続いて各パーツの組み立てから、完成までをご紹介します。

ショベル部分、ビクビクしつつ組み上がり

まずは、ローダのショベル部分の組み上げです。油圧シャフトの軸部分はピカピカにしたくて、ガンダムマーカーのメッキ調シルバーを使って塗装しました。近くの模型店で購入したのですが「入荷少数につきお一人さま1点まで」とのことでした。わたしもネットで知ったのですが、さすがに人気が高いらしく。早速塗ってみると「おぉ、思ったよりピカピカになるな!」。ただ、残念なことに塗りムラが出来てしまって仕上がりは今一つ…。

ガンダムマーカーのメッキ調シルバーです塗ったシャフト。効果大です

こうした細かい部品にちょこまかと着色しつつ、各パーツへのデカール貼りも進めます。ショベルのアーム部分には堂々とした「HITACHI」のロゴ。そのほか、「危険・注意」的な黄色の警告表示をあちこちに貼っていきます。ひと通り貼った後で、車体のオレンジ色部分につや消しクリアーをエアブラシでシューッと。

ショベルのアームに「HITACHI」のマークを貼ったところです

クリアーの乾燥を待ってアーム部分を組み上げます。油圧式のシャフト部分が3本。シャフトが出入りする筒状のパーツ内に小さな輪ゴム状の部品を仕込むようになっているので「カシャカシャ」という感じではなく「ジワッ」と作動します。このパーツもそうですが、シャベル部分は可動させるようになっているので、パーツの接続部分は接着せずに、「C」の字形のツメをパチンと軸部分にはめたり、パーツの突起部分に凹部分をカチッと差し込んでいきます。こうしたパーツのツメ部分などが折れると元も子もないので、慎重に慎重に…。何とかすべて壊れることなくうまくはまりました。動作を確認してもちゃんと動きます。

まさに「メカ」、アーム部分にニヤニヤと

それにしても、ショベルがくっついているこのアーム部分は、なかなか複雑な構造になっています。メカニカルなかんじで、ついニヤニヤしてしまいます。

3本の油圧シャフトはこんな感じ。シャフトがスライドするのでうまいこと連動します

ところで、本体にあらかじめ取り付けておいたビニールチューブ部品ですが、ローダ前輪が着いているショベル部分を支えるパーツにつなげるものでした。ピンセットでつまんでおずおずと細い突起部分に差し込んで瞬間接着剤で無事固定することができました。

本体シャーシからのビニールパイプはここにつながりました

そんなこんなで、シャーシーにシャベル部分を組みつけ、その他の細かい部品の取り付けなども終了して、最後に操縦席を合体。アームの連結部分などに多少「オイル汚れ」などの汚しなんかも施すともっと雰囲気も出るのでしょうが、出来上がったうれしさで、早速屋外の駐車場へ。そして例の本物ローダと記念撮影です。これがやりたかった。「除雪業者さん、出来ましたよ~」

完成品はこんな大きさ。比べてみるとタイヤパターンなどに違いもありました

本物と「一緒!」「違う…」の面白さ

「日立建機ホイールローダ」制作記はこれにて終了ですが、作ってみた感想を最後に少しだけ。スターウォーズやガンダムなど「架空の存在」のプラモデルを作るのも自分の想像力を頼りに自分なりに組み上げることができて楽しいですが、身近なところで実際に「働いている」建機モデルの制作もなかなかに面白いものでした。
完成品を本物と見比べてみると「タイヤのパターンが違う」とか「操縦席前部のグレーはもっと濃い色か…」とか微妙な違いが見つかり「もう少し実物を観察しながら作ってもよかったかな」と。でもその一方で、「注意・危険」デカールと同じステッカーが、実物も同じ場所に貼ってあると、「オッ、同じじゃん」と妙にうれしくなったりもします。
「実物」を基に作られたキットならではの楽しさではないかと思います。

今回はミニなアイツとの2ショットです。

さて最後に1枚、完成したホイールローダの写真を貼って終わりといたします。プラモの制作技術も文章も拙いものでしたが、読んでいただいた方、どうもありがとうございました。(おわり)

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