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「紅の豚」より「FJ3 サボイアS.21後期型」制作記

 noteの世界のみなさん、こんにちは。ご無沙汰しています、きんぐじょーです。さて、例によって前回より日が空いてしまいましたが、新しいキットがようやく完成しましたので、その制作記を。今回は、さっくりと短めにご紹介します。

長男からのプレゼントが到着。こいつは早めに作りたい!

 今回のキットは表題の通り、アニメ「紅の豚」の主人公ポルコの愛機「サボイア」。こちら、長男からの、なぜかバレンタインデーの「プレゼント」になります。せっかく贈ってくれたのだから-ということもあり、早々に手をつけることにしました。宮崎駿アニメ関連では、過去に「未来少年コナン」に登場する「空中要塞ギガント」の制作以来です。

 箱を空けてみると、パーツ数も少なめで、ちゃっちゃと作れるかなと思いましたが、いつもの私の制作ペースですから、なんだかんだで結局1カ月くらいかかってしまいました(笑)。

パーツはこんな感じ。ささっと作れるかと思いきや…

 パーツの成形色は機体と同じ赤なのですが、今回は敢えて指定色にて塗装してみようということに。塗装面積もそれほど広くないので、筆塗りでいけるだろうと。機体の底部や両翼にあるフロート部分用にデカールも用意されていましたが、「こりゃ塗った方が早いんでないかい」と(後から、それが正解だったことが分かります)考えた次第です。
 パーツが少ないので組み立て自体は進むのですが、一応、説明書通りに機体内部や、パネル部分を茶色に塗りながらの作業です。それぞれのパーツが小さいので、少しずつ塗っては組み、塗っては組み…の繰り返し。

機体内部は茶色に指定されていました。「木製」の感じですね

 特に、操縦席の計器パネルなんぞは、なかなかに小さく。こちらにくっつく操縦桿などは、軸がシルバーに、握り手が焦げ茶色に指定されています。「くっつけてから筆塗りにした方がいいかな」などと、手順を考えつつ作業を進めました。

計器パネルと操縦桿部分。小さいなあ…

 残念だったのは、この計器類用に用意されていたデカール。水につけた後で、うまく剥がすことができずバラバラに〝砕け〟てしまい…(泣)。なので、丸い計器のモールドにはホワイトを塗ってごまかさざるを得ませんでした。
 今回のキットの「デカール」ですが、この「計器パネル」のものも含めて、やや劣化していたのか(元々ファインモールドさんのデカールがそうなのか?)、かなり長い間水に浸けて時間をかけてあげないと、うまく剥がせないんです。主翼や尾翼の垂直翼などの「白&緑」デザインのデカールは何とか貼れたものの、他の細かいデカールは貼り付けをあきらめました。

白&緑デカールは、主翼の裏側に
尾翼の垂直翼のデカールを貼ったところ。

 こちらのキット、他のタイプも作れるようにさまざまなデカールが用意されているだけではなく、前述したように「機体の底部や両翼にあるフロート部分用にデカールも用意されていました」が、こうした状態なので、結果的に筆塗り仕上げにしたのは正解だったかもしれません。

デカールではなく、機体底部は筆塗りで仕上げました。

 しくじってシュンとさせられたのはこのデカール作業くらいで、あとはわりと順調に制作を進めることができました。

フィギュアの顔!小さい!…けど出来る限り筆塗りで

 ただ、機体に乗せるポルコやフィオのフィギュアは何とか再現してみたいので、指定された色での塗り分けにチャレンジしてみました。が…やはり難しい!フィオの顔なんてほとんど米粒。このサイズはさすがに厳しく…

まずは白で下地を塗ってから…にしても小さい

 こんな感じになりました。

フィオ。ゴーグルも含め塗り分けたのですが…なかなか厳しい仕上がりですね

 ポルコの顔も、老眼にむち打ち、震える手をごまかしごまかし…がんばってみましたが、結局これが限界です。まあ、遠目に見れば、なんとか雰囲気は伝わるのではないかと(笑)。

うーん何となくポルコ。フィオよりはいいか…

 さてさて、「剥がしにくいデカール」「フィギュアの顔筆塗り」の難関も何とか乗り越えて完成したのがこちらです。

上から俯瞰したところ
機体左側サイドから

 筆塗りした機体は、わりとツヤツヤに見えて(実物は結構塗りムラがあります)、これはこれで満足のゆく仕上がりになりました。

「作らねえオヤジモデラーは、ただの???」

 さっそく、このキットを贈ってくれた長男にLINEで写真を送り、完成を報告。「おおー、すごいな」との返事が返ってきて、ついニンマリしてしまった「オヤジ」でした。

 劇中に出てくる「飛ばねえ豚は、ただの豚だ」というポルコの有名な台詞がありますね。「作らねえオヤジモデラーは、ただのオヤジだ」と言われないように、次に制作するキットをただいま模索中です。また記事でご紹介できたらと思っています。
 読んでいただき、ありがとうございました。それでは、また。

(おわり)

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