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#0112【資産形成】不動産投資における収益は、インカムゲインとキャピタルゲイン

ごく基本的な知識です。不動産投資における収益は2つあります。インカムゲインとキャピタルゲインです。これから不動産投資を始めようと考えている方に分かるように説明したいと思います。

不動産投資をするとは、要するに物件のオーナー(いわゆる大家さん)となり、家賃収入を得ることです。家賃収入は物件の入居者さんから受け取る毎月の家賃です。また、物件を手放す時点で投資額よりも高く転売できれば儲かることになります。

【インカムゲイン=家賃収入】
不動産投資の場合は、要するに家賃収入です。毎月入ってくる家賃収入は賃貸借契約に基づき定額が受領できます。長期保有目的で不動産投資を行う場合は安定して家賃収入が得られるよう、空室の少ない物件を選定して保有することが重要です。立地はあとから変えれません。物件選びの際に立地(駅からの距離、都心に近くアクセスがよい、物件の周りのお店や施設など利便性が高い等)は物件の収益性を大きく左右します。また空室が生じても入居者が探している条件に近い物件を選ぶことで空室期間を短くできます。立地のいい物件は立地の悪い物件に比べて選ばれやすくなります。また、入居者を見つける力が高い(いわゆる、賃貸付け、客付けの力が高い)賃貸管理の会社に賃貸管理を頼むことが不動産投資で成功する確率を上げる要因となります。なお、個人の場合の家賃収入は税務上の所得の区分では不動産所得となります。

【キャピタルゲイン】
不動産投資の場合は、要するに転売による売却益です。投資額よりも高く売却することでキャピタルゲインが発生します。例えば、物件を1,000万円で購入して、10年後に1,500万円で売却できた場合、500万円の売却益が出ます。この売却益がキャピタルゲインです。
 なお、厳密には建物の使用に伴う価値の減少相当分を会計上は減価償却する必要があるので、単純な計算ではありません。物件を売却する時点の減価償却を考慮した金額(帳簿価額)より高く売却した場合の差額です。値上がりする物件を見つけて購入するのは難しいですが、相場より割安な物件を購入できれば、売却益が出やすくなります。なお、個人の場合の物件売却の場合は税務上の所得の区分では、譲渡所得となります。

不動産投資における収益について解説しました。途中で触れた減価償却はまた別の記事にて解説します。最後までお読み頂きありがとうございました。

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