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4.挨拶は不要と思っている人へ

仕事ができない人の特徴その4は挨拶の是非について。


#004 「挨拶をする」とは何をしているのか

「挨拶をしよう」
日本企業の新入社員が入社後に最初に教わるルールといえる。
ルールというより道徳に近い。
「気持ちよくお互い仕事をするために」みたいな枕詞がついて当たり前すぎる慣習とともに日々機械的に行われているこの行為をもう少し掘り下げてみようではないか。

無意識の敵という存在

結論から言おう。挨拶をするのは
「気持ちよく仕事をするため」ではない。
「気持ちよくない状況を事前に回避する」術である。
人は本来備わっている防衛本能により、無意識に敵をつくるようにプログラムされている。「よくわからない存在」に対して警戒線を張り、観察対象とし、その対象に対して過度に神経を集中する。

例えば通勤電車で見ず知らずの人が少しでもパーソナルスペースを侵してきたり、傘や荷物があたったり、予想しない行為を取られた時に過剰なストレスを感じるといった具合だ。

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