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【#126】値段で迷うなら買え。買う理由が値段ならやめとけ。

おはようございます。本日は朝からコメダに来てます。今日から連休なので、毎朝ちょっとしたアイドリングorランニングをしながら過ごしていこうと思います。

さて、今回は木下さんのVoicyを聴いて、消費者根性って極まりすぎると生産者に利益還元できないばかりか、結局最後は自分が損するんじゃないの?って話を書きます。


○Voicyを聴いて

今朝の木下さんの放送はこちら。

安く安く教の存在は生産者へ適切に還元する流れを切っちゃいますよと言うお話ですね、本物意識しようぜと。

放送を聴いていて、先日テレビでやっていた1,000円詰め放題のお店が頭に浮かびました。明らかに数千円のものを1,000円で袋詰めで売っていて、ああ、このお店って、実はタンス預金が莫大にあるお家なのか、それとももう疲れちゃってるのかなあ、とか。戦略的にニンジンでその企画をやっているようには到底見えなかったので、なんかちょっと切ない気持ちです。

○安いってどう言うことか?

安く売ると言うことは、収益を削ると言うことですよね。Amazonのタイムセールで謎の90%オフとかたまにみるあれは全く話が違いますが笑

利益として受け取って再投資できたであろう部分を削っているわけなので、数で稼げるビジネスであればまだ多少ましかもしれませんが、生産者にとっては大きなダメージなわけですね。

これは安く売る当事者もそうですし、それが本物VS廉価版と言う構造になるともっと悲惨で、本物の方の需要が廉価版に一定数流れていってしまうという状況になるわけですね。

○日本人しか知らないけど日本人て、、

これは世代感ギャップもあるかもしれませんが、日本人て結構見栄を張るというか社会的な体裁をめっちゃ気にする感じがある気がします。うちの親とか見てても。

いわゆる「ブランド」好きなんですよね。ユニークであるというよりは、いわゆるハイブランド。もっというと、良いとされているものが良いという意識が強いんだと思います。

ブランドの価値は構成要素として①機能的便益、②情緒的便益、③自己表現的便益(社会的便益)というのがあリます。デービッド・アーカーさんが提唱した3つの構成要素ですね、私も10年以上前ですが大学で習いました。

例えば、ヴォルビックの500mlしか飲まない人にとって、
①喉の渇きを潤せる水なんでけど、②ヴォルビックってなんかイメージもデザインもカッコ良いし持ってるだけで気分上がるよね、③ヴォルビックはサステナブルな社会のためにこんな取り組みをしてるんだぜ、俺ってこういうのこだわってるんだぜ(アピール)、的なそれぞれの側面の価値のことを言います。

ハイブランドは圧倒的に②の価値を高めるべくプロモーションに超絶力を入れます(そのくせアウトレットとかよくやるよねとか思っちゃいますけど)。②っていわゆるイメージなので、差別化要素なんですよね。まあ、ハイブランドって偽物を高く見せてる的な部分もあるので、ちょっとどうかとは思う部分もありますけど。

廉価版ではなく、本物を買うというのは、消費者としての意識ももちろんですが(応援したいですよね、本物)、流通の側からもいきなり②は難しくても、③で攻めれるんじゃないかなあと思います、③のストーリーを集めて紹介〜販売までやるプラットフォームがあると良いのかもしれないですね。プロセスエコノミー的な、ストーリーテリング&モノの良さ的な。それが結局所有してて②に繋がる気もします。

○何に対してお金を払うのか

少し話がそれましたが、消費者として全部本物はお値段的に難しいにしても、本物を所有するという点は意識したいですよね。

で、これって何にお金を払うのかを自分で考えていますか?ということに繋がると思うんです。

例えば、持ち家VSマンションの不毛な戦いなんかも、結局は良いとされるものを買うとか、損をしたくないとか、そんなことにばっか目が向くから永遠と議論されるのかなとか思ったりします。幸せとか求めるものって人によって違うのになあと。

うちは戸建てですが、リセールバリューも意識はしましたが、男の子2人でとにかく暴れ回るのですが、のびのび過ごして欲しいなあと思い戸建てにしました。なぜ自分はそれを選ぶのか?ってめっちゃ大事な気がします。

○詰まるところ、、、

安い安い教の人たちは思考停止しているのではないかと。自分の頭で考えていますか?と言う話ではないかなと思います。

安いってどういうことなのか?を考える。買う理由が値段ならやめとけ。値段で迷うなら買え。

Amazonみたいな極端な割引率の商品もあり玉石混合の世の中ですが、比較しながらも値段や安さに対する背景を自分の頭で考える。

この習慣が結局消費者サイドでの満足と、生産者サイドへの還元に繋がるのではないかなと思います。

それでは!



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