京都ライター塾で企画の立て方を学ぶということ【京都ライター塾レポ】(3/6)
【こんな人におすすめ】
ライター・江角悠子さん主宰の「京都ライター塾」に興味のある人
【この記事から得られること】
自分も読者も幸せになる企画の立て方・考え方
第3回の講義テーマは「企画の立て方」でした。
ライターを始めたばかりで「企画」といわれると、なんだかすごいことを求められていそうと感じますよね。
実際、わたしもそうでした。
しかし、講義を受けてみて「企画とは何であるのか」が分かると、先の不安は吹き飛びました。
この記事では、京都ライター塾で学んだ自分も相手も幸せになるための企画の立て方を紹介していきます。
江角さん流企画の立て方・考え方をシェアできれば幸いです。
京都ライター塾とは
ライター歴17年の江角悠子さんが主宰する、オンラインのライタースクールです。
2週間に1回のペースで開講し、3か月間・全6回の講義で構成されています。
毎回、座学とワークの時間があります。ワークのテーマはライティングに関することと自己分析です。
わたしは、ライター塾のゴールである「ライターになって幸せになる」という考え方に共感し、参加を決めました。
講義ではライティングスキルだけでなく、江角さんのご経験をもとにしたライターとしての活動の仕方や仕事の裏側まで学べます。
企画とは
たとえば、わたしは今、涼し気なガラスの器がほしいと思っています。ガラスの器を取り扱っているお店の特集があれば、必ずチェックすると思います。
このように、企画にはターゲットが興味のあることやハマっていること、悩んでいることへ解決策を提案することが求められます。
企画には「採用される」という明確なゴールがあります。
採用されるとは、読者にとってメリットがあると判断されることといえます。また、企画の段階でどのような記事になるかを誰もが想像できることが必要です。
京都ライター塾で学んだ企画の立て方のポイントは以下の2つ。
①「自分が幸せな方を選ぶ」
②「商業ライターとして提案するスキルを身につける」
「後者はわかる気がするけれど、前者は企画とどう関係するの?」 と思われるかもしれません。
一つずつ掘り下げたいと思います。
「自分が幸せな方を選ぶ」について
企画提案(営業)のメリット
ライター自らが企画を売り込むことの最大のメリットは、自分が書きたい・興味があるテーマで発信ができるということ。
さらにいえば自分の書きたい媒体へ持ち込んで発信することができます。
自己分析の重要性
ここで大事になってくるのが自分のすきなこと、得意なこと/苦手なこと、できること/できないことを具体的に把握しておくこと。
もちろん与えられたテーマに対して興味関心がなくとも、スキルがあればある程度は書くことはできます。
ですが、興味がないものは、いつのまにか書くのが辛い……という状況になりかねません。
そのためにも、自分のことを知る=自己分析が重要だというのが江角さんの考えです。
「商業ライターとして提案するスキルを身につける」について
媒体と企画のコンセプトのすり合わせ
商業ライターであれば、必ず記事の掲載先(クライアント)が存在します。企画が採用されるには、クライアントのコンセプトに合致していることは最低条件。
そこで、企画を考えるさいには記事を書いてみたい媒体の構成要素を分解する作業をおこないます。構成要素とは、媒体のコンセプト、読者層、読者の興味、過去記事です。
分解作業を通して、自分がなぜこの媒体で書きたいのかを具体的に言えるようにするのがポイント。
先ほどの企画のテーマ選びで自己分析が重要であったように、媒体選びでも相手をしっかりと理解することが大切なのです。
相手に「想像させる負担」をかけない
企画を書くことは、自分の頭の中を他の人に分かりやすく伝えることだと江角さんはいいます。
分かりやすく伝えるとは、具体的であることが何より挙げられます。
たとえば、「京都のおいしいパフェを紹介する」よりも、「京都にある、ちょっと変わったパフェグラスで提供されるパフェを5つ紹介する。お店候補は○○○……」とある方が、より記事の内容を想像しやすくなります。
まとめ
京都ライター塾で企画の立て方を学んだら、「自分を大切にする」というテーマがみえました。
「でも、すきなだけじゃ仕事はできないでしょう?」
それ、正解です。
前提として、相手に伝わる表現やスキルをしっかりと身につけておかなければならないのです。
伝わらないと仕事にならない。それがライターです。
京都ライター塾で企画の立て方を学んだら、江角さんが掲げる「ライターになって、幸せになる」の意味が少し見えたような気がしました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
【前回の記事はこちら】
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