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男って。。。親って。。

一概に言えないけど出産を経験して私が個人的に思ったこと(主に愚痴)を綴りたい。
直接夫や実の父親、私の周りにいる男達に伝えるわけでもない。

そもそも父親の年齢を考えるとボケてるわけではなくとも理解力も無ければ伝える力もない。元々ないのもあるが....
全部赤ちゃんのお世話の方法を口頭で説明しなければならず、応用が効かないからいちいち全部指示出しをしないといけない。老眼で見えないのもあるだろうが説明書を読むのが嫌いで哺乳瓶の使い方から何まで口頭で。ミルクも母乳をあげてから飲んだ量を鑑みてあげるか決めるって何回も言っているのに母乳をあげようとしていると聞いてくる。飲んだ後必要そうならあげると毎度言っている。しかも授乳自体すぐ終わるわけではない。それを待って聞いて準備するわけでもなく、それを言うと自分の部屋へ。用があるのは後なのだ、今聞くな、、何度も言わせるな。と思うが、まあ手伝ってくれようとしているのだから文句は言わない。
そもそもミルクの作り方すら分かっていないのだから、口頭でまた説明しなければならないと思うとしんどい。こちとら寝ていない中、睡眠不足で頭も働かなければすぐにイラついてしまう様な状態だ。それも自覚はあるが、繰り返されるとイライラもしてくる。

夫に関しては、助産師さんが言っていた様に産後離婚する人が多く旦那への不満が出てくる時期だというのも納得した。
カップルの時期から結婚し、見えてくるものはあるだろうが、子供ましてや赤ん坊がいるとなると話は全くの別物だ。

泣くという方法でしかお腹が空いたりオムツが気持ち悪かったり、暑い寒いなど伝える手段がない赤ちゃんに対して、当たり前のことが分かっていないと感じた。
言わなくてもそんな事はわかっていると思うが、いままでの生活リズムを崩され、睡眠もとれず、いつ泣くかわからない様な初めての状況に身を置かれると戸惑うのは誰しもそうだ。
もはや泣いて訴えている事は何なのか考え対処していかなければいけない。気をつけないと頭をぶつけたり落ちたり、うつ伏せになって窒息したり、いつ何が起こってもおかしくない状況だ。目の前で小さな生命が頑張って成長しようとしている。

ただ実際に自分の生活にそんな状況がいきなり来ると、頭で思っていたとしても体が追いついていかない。正直母親である私もそうだ。むしろ母の方が産後のボロボロの体のまま、その環境下に置かれてしまう。ホルモンバランスも崩れメンタルが自分の意志とは関係なく落ち込む事もある。
マタニティブルーと簡単にまとめられるのが癪なくらい、自分の身に起こると対処が難しい。
周りの人に頼る大切さも重々わかっている。頼り方は?人による。では頼るのが下手な人は?我慢するしかない?それも新たな課題となる。
人それぞれ頼る人がそばにいるか、それ以前に頼りたいと思える人がいるか、話せるか、相談できるか、頼っても理解のある人なのか等、環境は違う。
そんな中、唯一夫だけは一番の味方でいてほしい。それが私の願いであった。
産前から産後はホルモンが急激に下がりメンタルが不安定になる事、妊娠中痛くなった恥骨が産後のレントゲンの結果によっては1ヶ月寝たきりでベット上生活になるかもしれない事等伝えていた。

実際産後は想像以上だった。妊娠生活、出産も想像以上なのは言わずもがなだが、そんな出産という一大イベントを終えた直後からこんなに痛みが続くとは思っていなかった。交通事故にあったレベルの侵襲度合というのは聞いてはいたが、いざ体感すると体は動かない。まず第一に手足が力が入らず動かない、全身痛い、出血は止まらない、お股はパンパンに腫れトイレ行くのも怖い、手足が震える、熱が出る、蕁麻疹が出るという症状から始まり、私の場合は癒着した卵膜が残存し手術が必要になった。出血が減らず内診の結果、それが判明し、もう行きたくないトラウマレベルの分娩台に2日後には再度横になっていた。静脈麻酔とマスクで眠らされ、その間の施術だ。恐怖心は無いわけではない。考えない様にしていた。出産後の会陰切開して塗ったところから再度子宮内の卵膜を剥がすため脚を広げなければならないのだ。しかもそれが退院後2日目に自宅で大量出血し、2度目の卵膜掻爬(らんまくそうは)もした。その際血まみれのパンツを夫は見て血の気が引いたそうだ。夜中に出血しクリニックに電話、赤ちゃんとともに急遽夜間入口から受診し内診した結果、再度手術しましょうという事になったのだ。
夫が送迎してくれた。またあの分娩台にあがるのだ。しかも出血もみている。トイレは真っ赤になりコアグラ(血塊)が信じられないくらい大きく大量に出た。そんな中ドキドキしないわけがない。緊張する中、夜勤看護師さん達が緊急できた私の手術準備を急いでしている。カチャカチャと金属音が響く。緊張しているし麻酔が効くか心配していたが、そう見えない様努めた。
麻酔が投与されると眠っていて、起きたら終わっていた。安堵したが、それからその日の夜は一度退院しているため赤ちゃんと母子同室。赤ちゃんも行ったり来たりで落ち着かなかったのか、翌日の朝まで寝なかった。寝たと思ったら朝食の時間で私は術後にも関わらず一睡もできず。
もはや精神的にも身体的にも限界だった。
産後の1週間の入院生活から3時間毎の授乳は始まっていたので、ずっと睡眠不足だ。

そんな状況も知っていた夫が2回目の卵膜掻爬を終え退院する際、赤ちゃんだけに声掛けをして私のことを気にかける事もなく、声掛けもなく失望した。私のことはどうでもいいのかと。
涙が止まらなかった。夫は気づかず、その日の夜にむしろ私が彼を気にかける事がなかったので子供ができたら愛想尽かされるんだと悲しんでいたらしい。そんな余裕があると思うか?心底バカだと思った。気にかけて欲しいのは私の方だった。
それなのに、こんな体調が絶不調のタイミングで私の方から気にかけろと?
私の実家に1ヶ月間産後パパ育休を使って泊まっていたが、流石に産後直後からそれは無理だ。
授乳も1時間かかるため3時間毎といっても授乳が終われば次の授乳時間まで2時間しかなく、その間寝れなかったらずっと寝られないのだ。授乳の度に乳首もものすごく痛い。授乳がとにかく苦痛で仕方がなかった。授乳の乳首刺激により子宮収縮も促進されお腹も痛くなり、腰痛も私は酷かった。ロキソニンテープ湿布を貼ったり痛み止めを飲んでいた。勿論恥骨は産後も痛い。
全身そんな状態で、言わなくてもわかるだろうと思っていた。

乳首が痛いからミルクあげてと言ったら、妥協していると言われ、甘えていると夫に言われた時に絶望した。この人は本当にわかっていないのだと。チクチクと文句と取れる発言が聞かれる。

産後睡眠不足で入院中から倦怠感と頭痛、眼痛が酷かったが少しずつ慣れてきたと思っていた。夫もそうなった。疲れた、目が重い、頭痛いと言い始める。それも退院してその日の夜初めて2人で赤ちゃんのお世話をした翌日から言い始める。
もう?それ言っちゃう?と思ったが、睡眠をしっかり取りたい人なので、初めて寝ない赤ちゃんのお世話がしんどかったらしい。
逐一どこが痛い、しんどいと言ってもやるしかないと思っていた私には、そんな事でもう弱音吐くのかと思っていた。
全身痛い中、とても眠く体もしんどく、寝ないとまずいと思っていた矢先、甘えていると言われびっくりした。それを言ってしまうのかと。寝るのも交互に寝れば、お互い共倒れせずいいと思っていたが、ミルクで一度母乳での授乳をスキップして私だけ寝させてもらおうとしただけで不機嫌になった。なぜ起きて一緒に頑張らないのかと。自分だけにやらせるのかと不満に思った様子だった。
そんな風に思うのも衝撃すぎたが、私の中にも義理の実家で気を遣って疲れている中、赤ちゃんの授乳時間にアラームをかけて起こしてくれるし、頑張ってオムツ交換やゲップをさせてくれたりお手伝いを頑張ってくれていたので、文句は言うまいと我慢していた。

ただ他の人はパパが育休なんて取らないで一人で頑張っていると周りの人と比べられたり、いかにも私の頑張り不足だと言わんばかりの態度が爆発させた。

それにより彼も怒り心頭。
彼から言わせれば、言い方が気に食わなかったと。授乳も怠けてスキップしようとしている様に思えたと。
言い方も妥協していると言われてから言いづらく、やっと一回スキップさせて欲しいと言ったため重く言わず、あえて軽めに伝えたのが逆効果だったらしい。何も大変さは伝わっていなかったのだ。痛いのもどれほど痛いのかわからないし、きちんと言葉にして伝えてもらわないと分からないと。
私から言わせれば考えれば分かるだろうと思っていたが。察して欲しいなど思ったのが間違いだった。

母親は3人の出産を経験し子育てをしてきたのにも関わらず、30年以上前で覚えていないと。3時間毎の授乳を産院で習ってきた私に、もうお腹が空いているのに授乳しないのかと、授乳間隔の合間に言ってくる。それも毎日何回も。赤ちゃんが吐くほど飲んでも指をしゃぶる事はある。指を舐めてるとお腹が空いていると決めつける感じだ。
それにならってか、父親も聞いてくる。
毎日何分右左の乳から飲ませているか、どの程度飲んでいるか母乳だから感覚にはなるが、入院中に繰り返し赤ちゃんの授乳前後の体重を測り、その都度どれくらい飲めているか確認しながら授乳していた。それもあってか、確実とは言えないがなんとなくまだ搾乳したお乳を追加で飲ませた方がいいのか、ミルクをあげるのかなど考えて飲ませていた。それにも関わらず、泣いてる度にすぐ赤ちゃんどうしたって?どうしたの?なんで泣いてるの?お腹すいてるんじゃない?と聞かれても答えるのも面倒になってきた。
オムツ、お乳、疲れた、眠い、暑い、泣いてる理由だって1つとは限らない。そんなもの大人だってそうだ。不快に感じる事が一つとは限らない。人間なんだから当たり前だ。考えれば分かるだろうと思ってしまう。
授乳も乳首が痛く3時間毎でなるべく済ませたかったので、本当に泣き止まない時や母乳でも足りなさそうな時はミルクも足していた。
正直考えていないわけではないのだから、放っておいて欲しかった。しかし実家に里帰りしているし、普段泣いている時に抱っこしてあやしてもらっているので文句は言えない。

夜全く寝られない大変さを忘れたのか?と思うくらい夜赤ちゃんの泣き声を聞きすぎて頭がおかしくなりそうなのに、昼間も泣いたらすぐあやして寝かしつけるのもイライラした。
起きていてご機嫌な様子で横になってくれているのだから、おもちゃで遊んであげたり声かけをして刺激を与えてくれればいいものを、すぐ寝かそうとする。それしか脳がないのか。

そう言った事をやんわり伝えるようにした。夜中に抱っこしてくれるなら有難い、夜寝ない事、昼間はご機嫌なうちは無理に寝かしつけなくていい事。泣いている理由も様々あること、お腹すいていても飲みすぎても泣く事、指は気持ちを落ち着かせるためにしゃぶる事がある事。

ただ教えたところで、お腹すいてると思う?まだ授乳時間じゃないの?次いつ授乳?と授乳した直後から聞いてくるのは変わらない。
もはや諦めた。

里帰りも終わりはくる。一人で頑張らなければいけない。今のうちに抱っこしてもらえるだけ助かるのだから甘えよう。

赤ちゃん自体抱っこしないと泣いて寝なくなったが仕方がない。助産師さんにも抱っこ癖があると大変だと言われたが、そうも言ってられない。

これからどうなることやら。前途多難だ。

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