ろくでなしのK

映画すき。小説すき。栄光ナインすき。蒙古タンメンすき。新宿すき。服好き。ブレードランナ…

ろくでなしのK

映画すき。小説すき。栄光ナインすき。蒙古タンメンすき。新宿すき。服好き。ブレードランナーすき。ポテトフライすき。ゴリラすき。ひとりがすき。漫画すき。そんな人間です。

記事一覧

本音の日曜日

 朝も早くから草も、枝も、刈りたくない。  しかし、やらなければならない。仕方なく、まとめ買いした軍手をはめて、作業用の洗ってないティンバーランドのシャツ、ブッ…

noteとビールの狭間で

 これほどまでに「書くこと」が浮かばぬというのに、視界に入らぬというのに、何故、書くのか。  それは、もう、連続投稿400日を軽く超えてしまって、止めるに止めら…

ろくでなしのK
22時間前

南北糞便大合戦

 金正恩率いる北朝鮮が、韓国に向けて放った大量の「汚物風船」。北朝鮮の国防当局が国営メディアを通じて発表した談話によれば、これまでに放たれた汚物風船の総数は約35…

鈴木行方不明

 物理的に、というより、概念的に形を成さずに、成せずに行方をくらましてしまった。いくらドアをノックしても、一切反応を示さず、私は痺れをきらし合鍵を使用、ドアチェ…

砂袋黙ってうどん喰っとけ

 『奴』がなんの商売をしているかは知りようがないが、金払いはいい。  凍てつく夜風に煙草の煙が揺れ、朧月とくすんだ街灯では心もとない夜道をヤマダは歩いている。  …

 小惑星に激突して以来、この宇宙船はコントロールを失っていた。当然のように搭乗員は全滅し、男は単なる一般人だった。  ロボットは若干、火花を散らしながら言った。 …

週刊「我がヂレンマ」<6月3日号>

 夏が視界に入り、大雨降りしきる季節。春と夏の幕間。カタツムリとナメクジがよく発生し、踏みつぶさないよう視線を落とすと、蚯蚓も顔をだす。 ジメジメであって、しっ…

夕暮れ時雨、ハートはオフビート

 5時のチャイムが鳴った。  降っていた雨が止んで、その幾らか前に電気が一瞬、消えて直ぐ復活した。これは瞬停だろうか。急激な大雨だったので、何らかのトラブルが原…

爽やか土曜と散財サタデー

 二連休の前編にあたるサタデー、明日、天気が不安定であるらしく念のため、草枝刈りを済ます。我ながらしっかりしている。  そんなところは母親似である。朝は曇ってい…

来世も辛い

 タイトルはふと浮かんだ言葉を書いただけで、それで、何ができるのかを、実験してみようと思い立った。気持ちだけは核融合炉に飛び込んで、向こう側にいるつもりで、最早…

鈴木胸騒ぎ

 通勤、通学客がひしめき合う駅のホーム。  鈴木は眠気まなこで、欠伸までたてやがって、目も口も半開きである。電車がやってきたと同時に、ふと一つの思いが頭に出現し…

君の揺りかご

 父は灼熱の砂漠、宇宙船で、メッセージをデバイスに吹き込んでいた。それは地球語ではなく、この惑星のものだった。  煙をあげ、機能が停止した宇宙船の内部で、半径100…

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叫び

 仕事帰り。  駅前のロータリーでネクタイを緩めたところで、目覚めた。  そこはどうやら水中で、口と鼻に管が挿管されているようで、呼吸はできる。性器と肛門にも管が…

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週刊「我がヂレンマ」<5月27日号>

 マンネリを打破したい。そんな思いを携えながら、もうすぐ六月。その壁をちょっとづつ、毎日、突っつく。そして風穴をあけて、そこを潜り抜けて次の段階に移行する。それ…

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日曜日、魔の時間帯

 日曜日、毎回、同じような内容になっている、よーな気がする。  そうは言っても仕方ない。と、開き直るのはどうなのか。もっと筆が走って楽しくて仕方ないトピックはな…

ただではころばぬ

 休日出勤。  と、いっても軽作業と点検があるだけの、かたちだけの、零細の決まりごと。あっさり、だが、確かな責任感をもって終わらす。汗による不快指数は許容の範囲…

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本音の日曜日

 朝も早くから草も、枝も、刈りたくない。
 しかし、やらなければならない。仕方なく、まとめ買いした軍手をはめて、作業用の洗ってないティンバーランドのシャツ、ブッシュパンツを履いて庭へでる。曇り空。天気予報によれば降水確率は10%~20%だが、今にも降りそうな雰囲気。しかし、やることは変わらない。私の家の土地は旗竿地で、私道と接続する道は、両側に植栽がある。ただの、品種不明の雑草であるが、生垣という

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noteとビールの狭間で

 これほどまでに「書くこと」が浮かばぬというのに、視界に入らぬというのに、何故、書くのか。
 それは、もう、連続投稿400日を軽く超えてしまって、止めるに止められないからだ。
 無論、進歩したいとの向上心は雨後の筍であり、ドクダミでもあって、飽足りないこと中坊のセンズリが如くである。
 とは言え、毎日、中身のある文章が書けるほど狂っていないのだ。もう少し、いや思い切り「頭のネジ」を外して、明日に向

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南北糞便大合戦

 金正恩率いる北朝鮮が、韓国に向けて放った大量の「汚物風船」。北朝鮮の国防当局が国営メディアを通じて発表した談話によれば、これまでに放たれた汚物風船の総数は約3500個、韓国国内に投下された汚物の総量は15トンで、一連の汚物風船攻撃は、韓国の脱北者団体が北朝鮮に向けて散布した「体制批判ビラ」に対する報復措置だという。
 汚物風船が韓国国内で最初に確認されたのは5月28日。
 韓国軍の爆発物処理班や

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鈴木行方不明

 物理的に、というより、概念的に形を成さずに、成せずに行方をくらましてしまった。いくらドアをノックしても、一切反応を示さず、私は痺れをきらし合鍵を使用、ドアチェーンをボルトクリッパーで切断した。
 彼のアパートに侵入したが、もぬけの殻だった。カーテンが、ゆらゆら揺れている。風にそよぐ布地に触れ、外をみると、どうやら二階から飛んだらしい。
 逃げたな。
 何故だ。
 あれだけ、私は、鈴木について考え

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砂袋黙ってうどん喰っとけ

 『奴』がなんの商売をしているかは知りようがないが、金払いはいい。
 凍てつく夜風に煙草の煙が揺れ、朧月とくすんだ街灯では心もとない夜道をヤマダは歩いている。
 ”薬”のせいか、倍に腫れあがっていたグズグズの桃のような顔面は、何の変哲もない貧乏面に戻りつつあった。しかし、口腔は血の味と香りで充満していた。血と煙草が混ざり合った、遣るせない香りが脳を刺激する。
 疲れと、困惑で頭グラグラでけちょんけ

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 小惑星に激突して以来、この宇宙船はコントロールを失っていた。当然のように搭乗員は全滅し、男は単なる一般人だった。
 ロボットは若干、火花を散らしながら言った。
「火星行きというより、地獄行きという様相ですね」
 ドアはひび割れ、天井は波打ち、パイプや配線が寝起きの髪のように吐き出されている。
 激突がおこった瞬間、男は食堂で食事をとっていたため、スープとコップのコーラが床にぶちまけられて混ざり、

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週刊「我がヂレンマ」<6月3日号>

 夏が視界に入り、大雨降りしきる季節。春と夏の幕間。カタツムリとナメクジがよく発生し、踏みつぶさないよう視線を落とすと、蚯蚓も顔をだす。
ジメジメであって、しっとりではなく、何なら蒸し暑くもある。早く夏になれと言えたのも昔の話。湿度と気温の高い日本の夏に、今から気が滅入る。
 夏の予定といえば、お盆の掃苔(墓参り)ぐらい。
 後は冷房のきいた部屋で読書とか、酒とか、そんなところ。キラキラしたいが眩

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夕暮れ時雨、ハートはオフビート

 5時のチャイムが鳴った。
 降っていた雨が止んで、その幾らか前に電気が一瞬、消えて直ぐ復活した。これは瞬停だろうか。急激な大雨だったので、何らかのトラブルが原因だろう。今のところ全く問題はない。
 にしても不穏で、不安を煽り、曇り空と同じく気分はオフビートである。
 今朝は昨日のうちに草枝刈りを終えたため、適当に雑草を抜いて、燃えるゴミに詰める。ダストボックスに昨日の分も放り込む。布団を干そうか

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爽やか土曜と散財サタデー

 二連休の前編にあたるサタデー、明日、天気が不安定であるらしく念のため、草枝刈りを済ます。我ながらしっかりしている。
 そんなところは母親似である。朝は曇っていたが、徐々に晴れて、気温も上がり、総武線はそこそこに混んでいた。途中、ハイティーンらしき男女が隣りの席にやってきて、楽しそうに戯れていた。おそらくダンスをやっていて、「連絡がこない」「こなかったらキャンセル料もらう」との会話から、ダンススタ

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来世も辛い

 タイトルはふと浮かんだ言葉を書いただけで、それで、何ができるのかを、実験してみようと思い立った。気持ちだけは核融合炉に飛び込んで、向こう側にいるつもりで、最早、早くも何を書いているか分からない。
 テーマも、何もあったものじゃない。
 思考の吐瀉物数珠つなぎし、草生えたし。いと哀しきかな。我思う故に我あると思うたら甘い。単なるデータかもしれんし、この世界自体が単なるシミュレーションに過ぎない。か

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鈴木胸騒ぎ

 通勤、通学客がひしめき合う駅のホーム。
 鈴木は眠気まなこで、欠伸までたてやがって、目も口も半開きである。電車がやってきたと同時に、ふと一つの思いが頭に出現した。
(家の鍵、閉めたっけ。アレ、アレ? 閉めたかな)
 記憶を一気に辿る。
 満員のバス。歩道。玄関。いつもよりなぜか急いでいたような。思い出せないまま、鈴木は電車に乗り込むほかなかった。人が雪崩れ込んでくるが、出入口付近を確保する。
 

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君の揺りかご

 父は灼熱の砂漠、宇宙船で、メッセージをデバイスに吹き込んでいた。それは地球語ではなく、この惑星のものだった。
 煙をあげ、機能が停止した宇宙船の内部で、半径100㎞以内の会話を盗聴し、分析、未知の言語を操ったのだ。
 だが、父の内臓は激しく損傷し、大量出血による血圧の低下および、播種性血管内凝固が始まり、多臓器不全は目に見えた状態だった。ロボットドクターはそう診断し、活動を停止した。
 父は体を

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叫び

 仕事帰り。
 駅前のロータリーでネクタイを緩めたところで、目覚めた。
 そこはどうやら水中で、口と鼻に管が挿管されているようで、呼吸はできる。性器と肛門にも管が挿入されている。
 青年はそれぞれの管を引き抜いていく。痛みよりも、気の動転が上回っている。すぐに呼吸困難に陥り、透明な壁を押してみるがびくともしない。
 意識を失う寸前で、奇跡的に、それは開いた。
 と、いうより、青年の頭上方向に収まっ

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週刊「我がヂレンマ」<5月27日号>

 マンネリを打破したい。そんな思いを携えながら、もうすぐ六月。その壁をちょっとづつ、毎日、突っつく。そして風穴をあけて、そこを潜り抜けて次の段階に移行する。それが叶わなければ、奈落に真っ逆さま。地獄行き。
 幾ばくかの危機感、目を反らさず、恐れおののきながら。
 ともかく前進しよう。そう言い聞かせている昨今。なんとも重苦しいですが、今が耐え時。忍耐、忍耐で。
 月曜日から暗すぎるので、気分を上げて

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日曜日、魔の時間帯

 日曜日、毎回、同じような内容になっている、よーな気がする。
 そうは言っても仕方ない。と、開き直るのはどうなのか。もっと筆が走って楽しくて仕方ないトピックはないのか。
 責任者をだせ。私です。申し訳ございませんです。
 そしてひりだしたのは、
「日曜日、魔の時間帯」
 午後三時から午後五時。無論、他者と楽しく、または仕事のひとつでもやっつけていれば、関係のない話だ。私のように一人、一人のための時

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ただではころばぬ

 休日出勤。
 と、いっても軽作業と点検があるだけの、かたちだけの、零細の決まりごと。あっさり、だが、確かな責任感をもって終わらす。汗による不快指数は許容の範囲。
 職場へ向かういつもの歩道。コンビニの横にトラック。入荷作業をしている男性に気づかなかったのか、スポーティースタイルの妙齢の男女が急停止した。衝突とはいかないまでも、不用意である。前をむいて走っていたはずだが、どういうつもりですか。
 

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