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みぃ物語(動物病院編)

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動物病院で生活するようになった猫、みぃちゃん。みぃちゃんの目線から見た動物病院の生活を物語風に綴っています。
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記事一覧

「動物病院四方山話」01(段ボール箱のおうち)

「動物病院四方山話」と題して、動物病院で体験したお話しをさせていただきます。「みぃ物語」…

里塚一平
10か月前
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「みぃ物語」#11(入院室 #03終)

前回はこちら  しばらくすると、ガラスの向こうの処置室に人が集まってきた。水色の服を着た…

里塚一平
10か月前
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「みぃ物語」#10(入院室 #02)

前回はこちら  私たちがここへ来た日は日曜日。  着いたのは午後3時頃。  日曜日は病院…

里塚一平
10か月前
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「みぃ物語」#09(入院室 #01)

前回はこちら  看護師さんは、私たちのケージを持って入院室へ連れて行ってくれた。入院室に…

里塚一平
10か月前
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「みぃ物語」#08(動物病院での新生活 #03終)

前回はこちら  看護師さんが私のケージをのぞき込み、そっとケージを開けた。私はできるだけ…

里塚一平
10か月前
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「みぃ物語」#07(動物病院での新生活 #02)

前回はこちら  入院室でもピンクの服を着た人が何かをしていた。しばらくすると、その人は入…

里塚一平
10か月前
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「みぃ物語」#06(動物病院での新生活 #01)

前回はこちら  お母さんもお父さんも行ってしまった・・・。  私とケンタは、待合室のベンチの上のケージの中でじっとしていた。院長先生はまだ電話で話している。相変わらず、嫌なにおいがする。消毒液の匂いやいろいろなにおいが混ざって、独特のにおいがする。  これから私たちどうなるのかしら、と改めて不安に襲われてきた。そんな時、 「それでは、明日お待ちしてますね。」  と言って、院長先生が受話器を置いた。  足音が近づいてきて、院長先生がケンタと私を交互にのぞき込んできた。

「みぃ物語」#05(プロローグ #05終)

前回はこちら  そこには、一人の男の人が立っていた。その人がお父さんに、 「達ちゃん、久…

里塚一平
10か月前
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「みぃ物語」#04(プロローグ #04)

前回はこちら  ちょっと、この匂い、まさかあの時行った動物病院に似ているわ。うそっ⁉、ま…

里塚一平
10か月前
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「みぃ物語」#03(プロローグ #03)

前回はこちら  でも、今回は少し違うみたい。隣に別のケージに入ったケンタも一緒に乗ってい…

里塚一平
10か月前
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「みぃ物語」#02(プロローグ #02)

前回はこちら  それから2ヶ月くらい経った頃かしら、何故か朝からご飯もお水ももらえなかっ…

里塚一平
10か月前
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「みぃ物語」#01(プロローグ #01)

 時は2003年3月  小さなケージに入れられて、もう長い間車に揺られている。  前にも同じこ…

里塚一平
11か月前
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猫の親子との出会い

 町の小さな動物病院を開院しています。  開院前、勤務医をしている時、勤めていた動物病院…

里塚一平
11か月前
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