一緒にいると、心が重くなるけど心強い人/心細いけど心が軽くなる人

つらいときに一緒にいてくれる人であったり、逆境に一緒に立ち向かうことになる人であったりは、本当に存在自体がありがたい。
でも、その人の存在がどうわたしに影響を及ぼして「ありがたい」のかって1つじゃないな、この2パターンに分けられるのではないかな、と。


そう思ったのは、職場の前任者がわたしの様子を見に来てくれたとき。
仕事の優先順位や、どの時期に何が終わってないといけないのかなど、こと細かに教えてくれた。
「終わらなかったら俺を呼んで」という言葉は、きっとわたしを遠慮させないために言ってくれたものだろう。
ただ、気付いてしまった。
この先輩と話した後は、気が重くなっているということに

先輩の存在も、手伝ってくれる心意気も、わたしに無理をさせたくない優しさも、全部本当にありがたい。
でも、先輩が前任の時に相当苦労していることも、この後わたしを待ち受ける仕事量が膨大であることも、透けて見えてしまう。だから不安になる。それが現実だから早めに受け入れた方が賢明だけれども、それでも不安になる。
多分、大学生の頃のわたしも後輩に「大学3年生になったら就活大変だよ!大変だからいつでも頼ってね!」と言っていたから、その先輩と本質は変わらないんだろうけど。
心強くて、でも心を重くしてくる人。心が重くなるけど心強い人


でも、わたしを勇気づけてくれる人の中には、そうじゃない人もいるなと。

わたしがレポート終わらない時に「大丈夫大丈夫。私なんて締め切りの30秒前に提出したことあるよ」と舌を出す友達。
仕事で対応が難しい事例の時に「もう、こうしてしまいましょう。それで何か言われたら僕のせいにしてもらっていいんで」と断言する上司。

「それでいいんか…?!」と思わなくはないけれど、「なんとかなる」「なんとかする」精神の彼ら彼女らがいることで、わたしも少しは「なんとかなるか」と安心することができる。あまり現実的ではないし後で困ったことになるかもしれないけれど、わたしを笑わせてくれるのはこちらの方々。
心を軽くしてくれて、でも言うことは心細い人。心細いけど心が軽くなる人


どちらの人が好きか、どちらの人がありがたいか、そういう優劣をつけるつもりはない。本当に存在自体がありがたいから。
でも、どうありがたいのかって人によって違うな~って。

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