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【家族のこと】息子とチャーハン

私の休みが家族と重なる時、お昼ご飯は高確率で私がチャーハンを作ります。冷蔵庫にあるものをなんでも入れて、お米と炒めるだけのチャーハン。
何故か息子の大好物だったりします。

毎回作るたびに具材も変わります。ウィンナーだったり魚肉ソーセージだったり。人参ピーマン玉ねぎだったり卵が入ってなかったり。塩コショウだけの味付けだったり、面倒だからと焼肉のタレで終わらせたり。最悪な時は味付けを忘れたりする。

それでも息子は「これ最高やね」と褒めながら完食します。
息子の大好物はチャーハンではなくて、親父が作ったチャーハンなのだと気付く。大好物ってのは、美味しいとか不味いとかは別問題なんだろうなぁと感じます。

私の嫁さんは調理師をしており、料理はなにを作っても美味。美味しくない料理が出てくることは、まずありません。子供達も嫁さんが作った料理が大好きだったりします。
ところが、息子の大好物は親父のチャーハン。たまに味すらないチャーハンが好きなのは、息子の味覚の問題ではないのです。そこには優しさも含まれているんだと感じます。不器用なオッサンが作ったチャーハンを不味いなんて言えないという優しさ。

子供は親の知らない所で成長する。
これが持論なんですが、まさにそうだと感じます。どこでその優しさを手に入れたのか。チャーハンを食べただけの日常に、我が子の成長を感じます。

家族ってのはチャーハンに似ている気がします。何でもかんでも混ぜ合わせて、美味しかったり不味かったり。仲良かったり悪かったり。変な具材を入れても意外と美味しくなったり。そんな事考えながら全く成長しないチャーハンを作るオッサンが一人。

まぁ娘さんは「これ美味しくない。マジ無理ーーー」って食べないですけどね。

ここまで読んでいただきありがとうございます。
私は、ザ・チャーハンが一番うまいと思います。

それでは、佐世保の隅っこからウバでした。

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