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鴨川ホルモーワンスモア【観劇】

『鴨川ホルモーワンスモア』を観劇するために、先日、池袋のサンシャイン劇場に行ってきました。

ヨーロッパ企画と原作の万城目学さんとのコラボが楽しみ!



万城目学さんの小説で一番初めに読んだのは『プリンセストヨトミ』だったと思います。映画がテレビで放映されたのを見て、原作を読んでみたいと思ったからです。歴史小説と思いきや、会計検査院の調査官が出てきたり、お好み焼き屋の中学生と幼馴染が出てきたり、大阪が完全停止してしまうらしいなど、奇想天外な展開でぐいぐい引き込まれたのを覚えています。

他の小説も読んでみたいと思い手に取ったのが『ホルモー六景』でしたが、さっぱり内容がわかりませんでした。それもそのはずで『鴨川ホルモー』の続編だったからです。よくわからないまま『鴨川ホルモー』は読まずじまいでした。

今回、ヨーロッパ企画の上田さんによる『鴨川ホルモーワンスモア』が演劇として復活する情報を得て、改めて小説を読みました。『プリンセストヨトミ』よりもぶっ飛んだ青春群像小説でした。映画も観ました。小説を忠実に再現していて、よく奇想天外な内容を映像化できたなと思いました。

果たして、演劇ではどのように表現するのか?期待は膨らみます。



サンシャイン劇場に入ると『京大青竜会』の勧誘チラシがありました。このチラシを主人公の安倍が受け取ったところから、物語が動き出します。



『ホルモンではなくホルモー』

18名全員が河川敷の土手に集まって、なにやら回顧している場面から演劇は始まりました。自分は小説を読んでいたので理解できましたが、初見の方はさっぱりだったと思います。でも、最後には理解できるようになっていて、さすが上田さんだなと思いました。



内容は京都の大学生たちによる青春群像劇です。千年の昔から脈々と続く謎の競技『ホルモー』をするサークルに主人公の安倍が勧誘されて、大学対抗戦が始まります。『京大青竜会』内での恋愛や友情が折り重なって、分裂の危機も?

ちなみに『ホルモー』とは10人同士で対決で、1人100匹のオニを操り、相手のオニを全滅させた方が勝ちになります。演劇ならではの小ネタも満載でとても面白い演劇でした!(地元ネタがわからなかったのがちょっとくやしかったです。地元ネタらしきところが何か所かあって、観客の皆さんがポカンとしてました)

演劇でどのように表現されたのか気になる方はこちらのライブ動画配信をどうぞ。



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