文学トリマー【毎週ショートショートnote】

「芽衣、誕生日には何が欲しい？」
「ワンちゃんを飼いたい！」

「前から飼いたいって言ってたもんな」
「小学生になったら飼っていいよって言ってたよ」

「ちゃんとお世話できるかな？」
「うん。一緒にお散歩する！」

「じゃあ、飼おうか」
「ほんとに！パパだいすき！」

こどもの成長とはなんと早いものか。ついこの前、小学生になったと思っていたら、いつの間にか中学生になっていた。

家族になったのはトイプードルだった。愛くるしい目をしているが、ヤンチャな性格をしている。トイプードルは毛が抜けない性質を持っているので定期的にトリミングが必要だ。芽衣と一緒にトリミングサロンに来ていた。

「色んなカットがあるんだな」
「今日は文学カットにしようと思うの」

「なんだそれ」
「例えば、夏目漱石なら…」

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あれ？おかしい。文章が続かない。文学的な表現が思い浮かばない…

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（noteで活躍されては困るのだよ。怪盗文学トリマーさまがおまえの文学能力を刈り取らせて頂いたぜ）

（410文字）

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