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物忘れひどめの49歳

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記事一覧

【フランキーさんとわたし】No.20

【前編】 フランキーさんは骨董品がダイスキ 「みーちゃん明日弘法さんえ―、 一緒に参りましょ」 京都の方ならご存知な 毎月21日東寺で開催される 弘法市(骨董市) マ…

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10日前
18

【フランキーさんとわたし】No.19

フランキーさん夜の世界では ちょっとした有名人 祇園街には数々のお店があるが 大半は華やかなお店ばかり 華やかさとはかけ離れた お店 ゲイバーミッキー 2坪ほどの小さ…

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2週間前
13

【フランキーさんとわたし】No.18

フランキーさんはさみしがりや 「みーちゃん明日病院なの、ついてきてくれる?」 マサミちゃんが言ってきた 総合病院 待ち時間も長く いつもなら取り巻きのオバサマ達が …

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3週間前
10

【フランキーさんとわたし】No.17

フランキーさんは満腹中枢がない 東京からの帰り 「横浜の中華街でごはんを食べてかえりましょホホホー」 と 上野から乗車した新幹線 早々に下車(笑) 中華街で中華料…

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1か月前
10

【フランキーさんとわたし】No.16

フランキーさんルボタンしかツカエナイ マサミちゃんコスメにも こだわりがいっぱい アイライナーはルボタンしかツカエナイ ルボタンは舞台用として売られている アイラ…

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1か月前
11

【フランキーさんとわたし】No.15

【後編】 フランキーさんは美意識が高い マサミちゃんのトンボめがね レンズあり、レンズなしを いくつも作ったもんだから ラウンジ、自宅 マサミちゃんの手が届く範囲に…

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1か月前
9

【フランキーさんとわたし】No.14

【前編】 フランキーさんは美意識が高い マサミちゃんのお顔 もちろんフル整形 「わたくし、どこの先生が手術したのか わかるのよホホホー」 (なんの自慢よ) 今でこそ…

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1か月前
6

【フランキーさんとわたし】No.13

フランキーさんはカケヒキがお得意  まだ寒い日の ある日 ラウンジ終わり おイヌさま達のお散歩タイムも終わり そろそろ帰るーって マサミちゃんに言うと 「みーちゃん…

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1か月前
8

【フランキーさんとわたし】No.12

フランキーさんは目新しいモノがダイスキ ラウンジにたまに来る マサミちゃんのお客様(男性です) 本業でもないのに やたらに美容用品をセールス そのたび 「あーらーそ…

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1か月前
21

【フランキーさんとわたし】No.11

【後編】 フランキーさんは大の動物好き 未明のおさんぽ マサミちゃんの両手に マリコ、ぺぺ、出戻り2匹 ともちゃんは 巨漢のノンノンとジュリちゃん担当 「リードはか…

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1か月前
23

【フランキーさんとわたし】No.10

【前編】 フランキーさんは大の動物好き マサミちゃんの1番の愛娘 トイプードルの 長老ジュリちゃん マルチーズが巨大化し 中型犬になった 愛息子ノンノン ノンノンのお…

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2か月前
30

【フランキーさんとわたし】No.9

フランキーさん 気持ちのアップダウン やや激しめ ラウンジは通常営業 マサミちゃんの気持ちは 日々アップダウンの繰り返し 気持ちダウン中は お店の営業中にお着物に着…

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2か月前
18

【フランキーさんとわたし】No.8

フランキーさんは華やかなことが ダイスキ マサミちゃんとわたし とっても田舎の大きな温泉旅館に泊まった日 わたしをトリコにする出会いが まさみちゃんに誘われ 旅館…

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2か月前
13

【フランキーさんとわたし】No.7

フランキーさんが幼いころ この国は他国との争い、まっただ中 「みいちゃん、わたし小学校もろくに行ってないから、字か読めないのよ」 マサミちゃんが言ってきた 確かに…

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2か月前
8

【フランキーさんとわたし】No.6

フランキーさんのラウンジ 女の子も揃い 日々忙しくなってきました 自由人なマサミちゃん お客様がカウンターを埋めつくしはじめてやっとお着替え(笑) 「ではお着物に…

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2か月前
9

【フランキーさんとわたし】No.5

フランキーさんのお客様 なかなかキャラがこい マサミちゃんのお客様 愛称「まっちゃん」 お店がヒマな時は マサミちゃんからラブコール 「もう寝とったわ、タワケガ」 と…

美麗
2か月前
11
【フランキーさんとわたし】No.20

【フランキーさんとわたし】No.20

【前編】
フランキーさんは骨董品がダイスキ

「みーちゃん明日弘法さんえ―、
一緒に参りましょ」

京都の方ならご存知な
毎月21日東寺で開催される
弘法市(骨董市)
マサミちゃん骨董品を見ることが
ダイスキ
時間さえあれば
21日は弘法さんへ

その月は珍しく
前日に、わたしをお誘いに(笑)
もちろん、ひまーなわたし
行く
と、すぐにお返事

「あらーでもみーちゃん朝起きないでしょ、今日はわたく

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【フランキーさんとわたし】No.19

【フランキーさんとわたし】No.19

フランキーさん夜の世界では
ちょっとした有名人

祇園街には数々のお店があるが
大半は華やかなお店ばかり
華やかさとはかけ離れた
お店
ゲイバーミッキー
2坪ほどの小さなお店
ボブヘアーのカツラがお似合いな
元男性のママ

マサミちゃんとたまに飲みに行った

「フランキー元気だったの」

「ママ、ビールカウンターに並べてちょーだい」

(えーっ、今日わたしとマサミちゃんの
2人ですけど)

「フラ

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【フランキーさんとわたし】No.18

【フランキーさんとわたし】No.18

フランキーさんはさみしがりや

「みーちゃん明日病院なの、ついてきてくれる?」
マサミちゃんが言ってきた

総合病院
待ち時間も長く
いつもなら取り巻きのオバサマ達が
ついていってるようで
(えーっ取り巻き誰も来ない日とか、あるん)

もちろん
ひまーなわたし
いいよって言っちゃうし(笑)

朝の総合病院は
ダダ混み
マサミちゃんの診察券だし終わり
座りましょって
なったところで

「あらーフラン

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【フランキーさんとわたし】No.17

【フランキーさんとわたし】No.17

フランキーさんは満腹中枢がない

東京からの帰り

「横浜の中華街でごはんを食べてかえりましょホホホー」

上野から乗車した新幹線
早々に下車(笑)

中華街で中華料理を満喫
お店をでる直前

「わたくしザーサイ買いに行きたいの」

マサミちゃん
わたしはわたしで
中華街からさほど遠くない場所にある
インテリア雑貨のお店に行きたく
とりあえず1時間後に待ちあわせで
別行動することに

マサミち

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【フランキーさんとわたし】No.16

【フランキーさんとわたし】No.16

フランキーさんルボタンしかツカエナイ

マサミちゃんコスメにも
こだわりがいっぱい
アイライナーはルボタンしかツカエナイ

ルボタンは舞台用として売られている
アイライナー
一見マニキュアボトルかと思いきや
ほそーいハケ、いやいや、
ほそーいお筆がキャップの先についている

マサミちゃんボディはホッソリなのに
手は男性並みに大きい

(あっ、マサミちゃん元は男性、忘れるわ)

それでも熟練した書き

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【フランキーさんとわたし】No.15

【フランキーさんとわたし】No.15

【後編】
フランキーさんは美意識が高い

マサミちゃんのトンボめがね
レンズあり、レンズなしを
いくつも作ったもんだから
ラウンジ、自宅
マサミちゃんの手が届く範囲に必ずある

かけるかけないは
マサミちゃんの気分しだい

紳士なお客様たちはトンボめがねに
ふれることはない
若いお客様はかならず
言う

「ママ、そのめがねなに? かけさせて」


「ええ、よく見えますのよホホホー」

マサミちゃ

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【フランキーさんとわたし】No.14

【フランキーさんとわたし】No.14

【前編】
フランキーさんは美意識が高い

マサミちゃんのお顔
もちろんフル整形

「わたくし、どこの先生が手術したのか
わかるのよホホホー」

(なんの自慢よ)

今でこそ、整形することが日常化している世間さま
マサミちゃんの時代は
そうではなかったそう

整形手術したその日は
病院にお泊り
同室だったマサミちゃんのお友達
ニューハーフのナミちゃんが言っていた

「フランキーさん鼻の手術した日の夜

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【フランキーさんとわたし】No.13

【フランキーさんとわたし】No.13

フランキーさんはカケヒキがお得意 

まだ寒い日の
ある日
ラウンジ終わり
おイヌさま達のお散歩タイムも終わり
そろそろ帰るーって
マサミちゃんに言うと

「みーちゃん今から市場にいきましょ」

マサミちゃん

まぁいいかってな感じで
マサミちゃんのラウンジから
車で10分ほどの
京都の大きな市場へ

まだ薄暗い明け方
市場の中は働く人だらけ

マサミちゃん、目をつけたお店の大将に
欲しいお品指

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【フランキーさんとわたし】No.12

【フランキーさんとわたし】No.12

フランキーさんは目新しいモノがダイスキ

ラウンジにたまに来る
マサミちゃんのお客様(男性です)
本業でもないのに
やたらに美容用品をセールス
そのたび

「あーらーそうなのね
では買いますわホホホー」

万からする商品でも数台お買いあげ
わたしも一緒にお買いあげ
もちろん1台だけ(笑)

マサミちゃんは 1週間
わたし1ヶ月
美顔器たち、いづこへ(笑)

そんなある日のお昼間
マサミちゃんから電

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【フランキーさんとわたし】No.11

【フランキーさんとわたし】No.11

【後編】
フランキーさんは大の動物好き

未明のおさんぽ
マサミちゃんの両手に
マリコ、ぺぺ、出戻り2匹

ともちゃんは
巨漢のノンノンとジュリちゃん担当

「リードはかわいそうよ」

マサミちゃん
へこおびらしき
柔らかい帯をハーネスがわりに
おイヌさま達に装着

巨漢のノンノンだけ
ハーネスからするっと
たまに、抜ける(笑)

そんな時でもマサミちゃん
男性には戻ることはなく

「ノンちゃん

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【フランキーさんとわたし】No.10

【フランキーさんとわたし】No.10

【前編】
フランキーさんは大の動物好き

マサミちゃんの1番の愛娘
トイプードルの
長老ジュリちゃん

マルチーズが巨大化し
中型犬になった
愛息子ノンノン

ノンノンのお母さん
マルチーズの
マリコ

ジュリちゃんの息子
トイプードルの
ぺぺ

4匹一緒に過ごすことは
できない
巨漢のノンノンとぺぺがケンカするから

ジュリちゃん、ノンノンは
1Fラウンジ
マリコとぺぺは
2Fの住居

そんなあ

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【フランキーさんとわたし】No.9

【フランキーさんとわたし】No.9

フランキーさん
気持ちのアップダウン
やや激しめ

ラウンジは通常営業
マサミちゃんの気持ちは
日々アップダウンの繰り返し

気持ちダウン中は
お店の営業中にお着物に着替えない日も
多々ある
そんな日でも接客は必ず
ひとり、ひとりのお客様に
ご挨拶だけはかかさない

でも気持ちのアップスイッチ
ONにはならない

一度だけ
ラウンジ閉店時間まで
あと数分と言うときに
お客様から

「ママ、お店終わ

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【フランキーさんとわたし】No.8

【フランキーさんとわたし】No.8

フランキーさんは華やかなことが
ダイスキ

マサミちゃんとわたし
とっても田舎の大きな温泉旅館に泊まった日

わたしをトリコにする出会いが

まさみちゃんに誘われ
旅館内で大衆演劇を見ることに 
第一部は観劇

「みいちゃん見て、あの着物素晴らしいわね」
「ちょっと見てちょうだい、豪華な帯ね」「あの着物は◯◯って言うのよ」
「みいちゃん、あの役者さんステキね」
ときおり、役者さんの口まねをしたり

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【フランキーさんとわたし】No.7

【フランキーさんとわたし】No.7

フランキーさんが幼いころ
この国は他国との争い、まっただ中

「みいちゃん、わたし小学校もろくに行ってないから、字か読めないのよ」
マサミちゃんが言ってきた
確かに伝票に字を書くことは
ほとんどせずで
書いてもカタカナと
変わっているなと思っていた

そんなある日
マサミちゃんと旅行会社へ行くことに

カウンターの女性が
ちょっともたついたら
「ちょっとアナタ後ろにあるじゃない!!」

行き先フ

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【フランキーさんとわたし】No.6

【フランキーさんとわたし】No.6

フランキーさんのラウンジ
女の子も揃い
日々忙しくなってきました

自由人なマサミちゃん
お客様がカウンターを埋めつくしはじめてやっとお着替え(笑)

「ではお着物に着替えてまいります
ホホホー」

お店オープン時間、ずいぶん前から
大きな赤のネオン看板は大通りまで
だしにいくのに
お着替えは、かなりマイペース

マサミちゃんの普段着
アニマル柄なだけに
ローカルラウンジなら
そのままお店もありか

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【フランキーさんとわたし】No.5

【フランキーさんとわたし】No.5

フランキーさんのお客様
なかなかキャラがこい

マサミちゃんのお客様
愛称「まっちゃん」
お店がヒマな時は
マサミちゃんからラブコール
「もう寝とったわ、タワケガ」
と電話の向こうでちょっとお怒りな
まっちゃん
でも、おきまりのように
お店のドアが開き
まっちゃん登場(笑)
「オウ、マサミのくさいオソソかぎにきてやったぞー」
「もーう、まっちゃん、そんなこと言わない」
マサミちゃんがプリプリお怒り

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