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「キャプテン翼」岬君の適応パフォーマンスは半端なかった!#140

アニメ「キャプテン翼」の岬君のことを知らない方は読んでもあまりよくわからないかもしれませんので、ご了承下さい。

スポーツ選手における戦略パフォーマンスと適応パフォーマンスを考えてみました。

スポーツにおける戦略パフォーマンスとは、チームが策定した戦略を実行し、目標を達成する能力を指します。
適応パフォーマンスとは、変化する状況や相手チームの動きに対応し、新たな価値を創造する能力を指します。

両者の関係は、戦略パフォーマンスを土台として、適応パフォーマンスが実現されるという構図になります。戦略パフォーマンスがなければ、目標を達成することができず、勝利を収めることができません。適応パフォーマンスがなければ、変化する状況や相手チームの動きに対応できず、敗北を喫することになります。

スポーツ選手は、戦略パフォーマンスと適応パフォーマンスの両方を向上させることで、成功を収めることができます。

戦略パフォーマンスを向上させるためには、以下の取り組みが必要です。

  • 明確で実行可能な目標の設定

  • 目標達成に向けた計画の策定

  • 技術の向上

  • メンタルの強さの向上

適応パフォーマンスを向上させるためには、以下の取り組みが必要です。

  • 変化を敏感に察知する能力の向上

  • 変化に対応する能力の向上

  • 柔軟な思考力と行動力の向上

スポーツ選手は、戦略パフォーマンスと適応パフォーマンスの両方をバランスよく向上させることで、変化する環境においても成功を収めることができます。

今回は、適応パフォーマンス能力が半端なく高い、キャプテン翼に登場した岬君にスポットライトをあててみます。

プロフィール
ポジションはMF。大空翼の盟友であり、通称「フィールドのアーティスト」。出生地は不詳であり、画家である父親・一郎と全国各地を転々とする生活をしていた。そのため、所属チームも転々としており、どのようなタイプの選手とでもすぐにコンビプレーができる抜群の適応能力を持っている。翼に匹敵するほどの実力の持ち主であり、小学6年の対抗戦の日に南葛小に転校してきて以来、翼と共に「ゴールデンコンビ」と呼ばれ、偶然ながらツインシュートも放っている。南葛小以前には、明和FCやふらの小に所属経験があり、日向を小次郎と呼び、松山を呼び捨てにする間柄である[1]。他人を思いやる優しい性格で、小学生時代には離婚した父親を気遣い、母親のことは父親の前では話さず「自分にはもったいない息子」と父親に言わしめた。天真爛漫な翼と比較して大人びた面を見せている(母親と再会した時は涙を流していた)。その一方で、試合での正念場などでは激しい気性を見せることもある。

出典:Wikipedia

岬君はお父さんの仕事の関係で、転校が多く、環境変化の適応能力は群を抜いています。
変化に対応する能力は、スポーツ選手にとって重要なスキルです。
変化に対応するためには、柔軟な思考力と行動力が求められます。
岬君は、変化に対応する能力をトレーニングではなく、転校することによって自然と身に付けてきました。

岬君はその適応能力の高さで、チャレンジする姿勢を持ち、固定観念にとらわれずに考えることができるようになったのです。
まさに現代でいうなら、成長マインドセットをもっ優等生と言えます。

そんな岬君は南葛小に転入して、翼君と共に南葛SCのメンバーとして全国大会に出場しました。

第6回 全国少年サッカー大会 準決勝

※当時はまだ全国少年サッカー大会でした。
なでしこジャパンのレジェンド澤穂希さんが小学生の時、少年サッカー大会だったため、全国大会の東京都予選に規定違反で出場できなかったことがありました。それがきっかけとなって、のちに全国少年少女サッカー大会に変わりました。

サッカー豆知識

南葛SC VS 武蔵FC 

岬君の適応パフォーマンスが開花しました。

心臓病を患いながら戦う、フィールドの貴公子、三杉君を擁する武蔵と、
天才キーパー若林君がいないものの、天才サッカー少年翼君を擁する南葛scとの一戦。
前半を1対2で折り返し、後半早々に三杉君に追加点を許し、
ついに1対3になります。
南葛SCピンチ!!

しかも、テクニック、統率力ともに上回る三杉君の前に、
南葛SCの翼君はひざまづき心折れます。

そんな翼に
「立て!翼!」
と観客席から激を飛ばす、怪我で出場できない天才キーパー若林。

ここで負けたら若林は決勝に出ることができません。

若林の激に鼓舞され立ち上がる翼君。

立ち直りはしましたが、三杉君がコントロールするオフサイドトラップにチームの動揺は隠せません。

オフサイドトラップとは、

守備側の選手が攻撃側の選手を意図的にオフサイドポジションに誘導し、オフサイドを誘発させる戦術です。

サッカーでは、ボールを持っている選手よりも前に、相手チームの選手がボールよりも前にいることができません。
このルールをオフサイドといいます。
オフサイドの反則があった場合、その地点から、相手側の間接フリーキックで再開となります。

オフサイドトラップは、守備側の選手がディフェンスラインを横一直線に並べ、攻撃側の選手がボールよりも前に走り出そうとする瞬間に、ディフェンスラインを少し引き上げることで行います。
これにより、攻撃側の選手はオフサイドポジションに置き去りにされ、オフサイドの反則を取られてしまうのです。

オフサイドトラップは、守備側にとっては非常に有効な戦術です。
オフサイドの反則を取られたチームは、相手チームに得点のチャンスを与えてしまうことになるからです。

しかし、オフサイドトラップは、守備側の選手の連携が非常に重要です。
ディフェンスラインのタイミングをずらしたり、一部の選手がラインを上げなかったりすると、オフサイドトラップが失敗し、逆に攻撃側に得点のチャンスを与えてしまうことになります。

オフサイドトラップは、サッカーの奥深さを表す戦術の一つと言えるでしょう。

サッカー豆知識

これをいとも簡単に小学生の三杉君は、コントロールしてやっていたのです。

当時のサッカー少年で、オフサイドトラップを理解して実践できる子どもなどはいなかったでしょう。
このオフサイドトラップから打開策が見出だせず、苦戦を強いられます。

そして、この難局を打開するのは、適応パフォーマンス力半端ない岬君です。

立ち直った翼君は、お約束の個人プレーで中央突破を図るもカットされます。
それでもあきらめずに、必死にそのこぼれ玉を翼君はひろい、味方につなげます。
それを受けたのは、南葛SCの浦辺。
浦辺はオフサイドトラップを理解してないので、翼にクロスボールを入れようとします(若林、観客席から教えてあげればいいのに…)

当然ディフェンスラインは上がっています。
このままクロスを上げたら、まんまとオフサイドトラップにかかってしまいます。

その瞬間です。
なんと!
味方の岬君がなんと、浦辺の蹴る瞬間を狙ってパスを止めたのです。

それを瞬時に、岬君の行動を感じとった翼君。
武蔵ディフェンスのラインについていきます。
そして岬君は翼君へパスをします。
ぎりぎりオフサイド網を切り抜けました。

翼君は自陣に戻りながら、反転してしてそのままボレーシュート!
ゴールネットをゆらします。
これで、2対3
チームメイトはゴールした翼君のもとに駆け寄っていきます。
ですが、
ここはやっぱり岬君でしょう~~
またアニメなので仕方ありませんが…

適応パフォーマンスなければ、このオフサイドトラップの攻略ができずに心折れて大量失点して負けるパターンです。

常に自分で考えて行動してる岬君だからできたのです。

そのまま元気を取り戻した翼君は追加点を奪います。
これで同点に追いつきます。3対3

しかし、フィールドの貴公子三杉君も心臓痛いのにプレーを続行し意地を見せ、点を決めまた逆転。3対4

これで力尽きた三杉君は自陣のゴールポストに寄りかかり休みます。
交替しないのか~~い!
監督は何やってるんだ一体!!

ここからはしばらく、
ゴールポストで休みながら指示する三杉君 対 スタンドから声かけまくる若林君になります。
両チームの監督は、ホント一体何やってるんだよ~~
それより、三杉君心臓痛いのに出場させていいのか……

そして、翼君にボールが渡るも、三杉君の指示のもと、ディフェンスに囲まれてしまいます。
動けなくなったと思いきや、突然真上に高く跳び上がり、得意のオーバーヘッドシュート。
そして、そのボールを岬君が飛び込んでジャンピングヘッドでコースを変えて
ゴーーーーーーール!!!
見事同点に追いつきます。

ロスタイムになりました。
最後は、やっぱり主役の翼君がお約束の逆転ゴールで勝ちました…

翼君が自由奔放にプレーできているのは、
やはり適応パフォーマンスが半端ない岬君のおかげです。

岬君のおかげで、フィールドの貴公子擁する武蔵FCに逆転勝利することができました。

岬君は適応パフォーマンスに必要とされる能力をすべて兼ね備えた人物だとわかります。

変化を敏感に察知する能力
②変化に対応する能力
③柔軟な思考力と行動力

こんな選手がチームに一人いたら助かりますね。

以上、キャプテン翼の岬君の紹介でした。

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