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待たされると怒る人、ルールが守れない人。

先日のリベンジを果たすべく、入念な計画を立てようと思ったけど、まぁ何とかなるやろ精神でイベントへ。

時間は早めがいいだろうということで、普段は朝寝および離乳食のためほぼ出掛けない午前中に出かけた。
車で朝寝したらいいな作戦。


成功。


そして、混む前に駐車場入るぞ作戦。


成功。



ここまで順調。
こんなうまくいくなんて、なんなら感動すら覚える。



次はイベント開催の広場への入場。


これはチケット購入のためにたくさんの人が並んでいた。


チケットブース前の混雑を和らげるため、少し手前で交通整理を行い、チケットブース前が空いたらどさっと人を送る作戦。

チケット事前購入者は横のレーンで先に進めるようになっている。


交通整理のおじちゃん達が、拡声器で色々と言っている。

「みなさんの協力でスムーズな入園をお願いします」とかなんとか。

はい、任せてください。頑張りますよ。



多くの人は、「任せて」とまではいかないまでも、「分かりましたよ」くらいの気持ちにはなっているはず。


私は、スムーズに進まなくて待たされたときに、パッと状況を飲みのんで受け入れて、急に発生した待ち時間を楽しむ人達が好きだ。

特に今から楽しいことが待っているときのそれは、この待ち時間さえもイベントの一つと言ってるかのようで、とてもステキな人だなー満たされているんだなーって思っちゃう。



今日もそんな人達がチラホラいた。


私達も、息子が思いの外ご機嫌だったのも手伝って、待ち時間さえイベントって空気を醸し出した、



「事前購入チケットありますか?」
『向こうで待っておく』
「事前購入チケットがないとだめです。
みんな絡んでます。」 
『…………』そのまま子どもを乗せた台車とともにおとうさんは制止を無視して進んでいった。



こんなにみんな待ってるのに?
小さい子どももみんなちゃんと待ち時間もイベントとして待ってるのに。



制止されているのに。



急に悲しい気持ちになる。




「もっとちゃんと話せよ。二人同時で喋るなよ。ったく。」




少し前で待っていた家族のおとうさんと思われる人が、お子さん(もうすぐ成人くらい?)に向かって言ったと思われてもおかしくないくらいのボリュームでそう言った。


誰もなにも返さない。


良かった、負の意見が続かなくて。



小さい子どももみんな中に入るのを楽しみにしながら並んでる。

別に交通整理側に不手際があるようにも思わない。

分かりやすいシステムで流れている。



こういう人は自分の思った流れではないときに、何か言わないと気がすまないんだろうか。

そして、同意を求めるが同意が得られず、気まずい気持ちになるんだろうか。


家族がうんざりするのは、気の毒ではあるけど、仕方ない。
嫌なら注意したらいいし、注意するほどではないから、無視しているんだろう。



でも、周りの人を巻き込んだらいけない。


少なくとも私は嫌な気持ちになった。



交通整理のおじさん達は、一年でも一番混むといっても過言ではないGWに、一番嫌がられるといっても過言ではない人を並んで待たせるという仕事をきている。

それだけであたまが下がる。


何度も同じ事を説明しなければならない、個人的に説明しなければ分かってもらえない、そんなことは覚悟の上だろう。


それでも、みんなが安全に気持ちよく過ごせるようにお仕事してくれている。



それだけで私は最敬礼。



それなのに、直接言うわけではないけど文句を言われる。

割りに合わんやろって思う。




でも、おじさん達はそれも覚悟の上なのかも。


すべて妄想ではあるけど、そう思ったら、私たちが安全に気持ちよく過ごせるようにしてくれているんだから、おじさん達も気持ちよく交通整理ができるようなそんな客でいたいって思った。



私はどうしても、こういうポイントに反応してしまって、自分の中で処理しきれなくなって、結局はうわーって口から気持ちが漏れてしまう。


「あんなに大変な仕事してるのに、なにも悪くないのに、いやそりゃもっと分かりやすい言い方があったとしても、それでも陰で文句言われるなんてひどい!」


とかなんとか言いながら歩く。



きっとこれを聞いている夫は、「そうやね」って同意をするけど、無視できるならしたいんだろうな。

  
そう考えてたら、私もあのおとうさんと一緒やん!




誰かの良くないなと思うところをその人以外に言うのは誰も気分よくないし、そこから改善は生まれない。


息子も聞いている。



もうやめよう。


 そんな風に思いながらイベントを短時間楽しんで帰宅した、そんなこどもの日。



では、また。

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