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Yoga 770(AMD)でSolidworksのグラフィック性能が改善された

以前、Lenovo Yoga770(AMD)でSolidworksを使うには、描画速度が非常に遅く、仕事で使うには、ほぼ不可能という判断をしました。
今回、AMDのソフトウエアとドライバをインストールすることにより、描画速度がかなり改善されました。
Solidworks のベンチマークテストでも、同様にかなり改善されました。

今回インストールしたAMDのソフトウエアとドライバは、
AMD Software: PRO Edition 22.Q2」というAMDから提供されているソフトウエアです。

https://www.amd.com/en/support/kb/release-notes/rn-pro-win-22-q2

For Workstationの下で、PCが使用しているOSを選択して、クリックすると、インストーラーがダウンロードされます。
ダウンロードされたインストーラーでインストールします。
インストール中に、CPUやGPUの適合性がチェックされますが、問題はなくインストールできました。
"AMD Software: PRO Edition"というソフトウエアがインストールされ、いろいろな設定ができるようになっています。
このインストールと同時に、おそらく、ドライバーもインストールされたのだと思います。

ソフトウエアを発見した動議

そもそも、このソフトウエアを発見した動機は、Ryzen 7 PRO 6850UのCPUに、AMD Radeon  680Mの内蔵GPUを搭載しているLenovoのワークステーションが、ISV認証を受けているのが、ずーっと気になっていました。

そこで、”ISV Certificatrion”でGoogle検索すると、LenovoやDell, HPなどの各メーカーがISV Certificationの専用サイトを提供していました。
Lenovoのサイトで、例えば、同じGPUを搭載している"ThinkPad P14s AMD Gen3"で検索すると、適用できるDriverのリンクが表示され、そのリンクをクリックして、「AMD Software: PRO Edition 22.Q2」のダウンロードサイトにたどり着きました。

右下のDownloadをクリック

Solidworkのパフォーマンスが上がった

インストール後、Soldiworksのベンチマークテストで確認したら、スコアがかなり改善されていました。
さらに、現在仕事で使用しているアセンブリモデルで操作をしたところ、描画速度も同様にかなり改善されていました。
現在メインとしてつかっているDell Precision 5560と比較すると、若干パフォーマンスは落ちますが、実務レベルで使えるくらいにはなったのではないかと感じています。
実際には、実務で使ってみないとわかりませんが、少なくともグラフィック性能は改善されているのを確認しました。

AMD Softwareをインストール前後のSolidworksのベンチマークテスト結果は以下の通りです。

インストール前
インストール後

他機種でも使えるのでは

同様のAMDのCPUと内蔵GPU(APU)を搭載しているPCであれば、"AMD Software: PRO Edition"をインストールすることにより、Solidworksなどの3DCADを使えるのではないかと推測できますね。
そうなると、もはや、ワークステーションでなく、普通のPCで3DCADを操作できる時代が到来ということでしょうか。
嬉しくなりますね。


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