360°の私を生きる

「私は何者だろう…?」

この問いは、ずっと私の心のなかにあった。
それは最大の好奇心。

「私」
それは、他者と区別するための依りどころ

それを明確にすることで、
生きる力が生まれる

それを明確にすることで、
アクセルを踏み込み、私を前進させてきた。

◯◯になりたい
◯◯のために
そんな修飾をまといながら。

そして時に、
その拠りどころを否定してきた。

こんなはずじゃない
これは思い描いていたのと違う

心のなかの「私」のイメージと
外に求めた拠りどころにズレが生まれた瞬間、
勢いを失う。

そしてまた、振り出しに戻る。

「私は何者だろう」

この問いかけの奥にあるのは
恐れなのか、
純粋な興味なのか、

それとも
大脳が生み出した妄想なのか。

この問いと
何十年と向き合いながら、

時に答えを得た喜びを味わい、
時に支えを失って失望に打ちひしがれてきた。

そして、
うすうすと気づいたことがある。

「私は何者なのか」

この命題に
決まり切ったひとつの答えはない。

「私は何者なのか」

腑に落ちるものがあるとしたら、
それはひとりひとりに「解釈」があるだけなのだろうと。

その解釈を決めるのは、私。

好奇心の赴くままに

私は何者でもないし、
私は何者にもなれる。

360°の私を生きる

そう決めることで、
「私」にさえ縛られずに
もっと自由でいられるんだ。

physical, mental, spiritual and social well-beingに生きるお手伝いをしています。2020.3に独立開業しました。家族を大切にし、一人ひとりが生き生きと人生を楽しめる社会が訪れるといいなと思いながら綴っています。