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化粧品成分の調べ方|化粧品アウトプット#48

きむっちです。

化粧品において、化粧品成分に伴って皮膚刺激などを抑えることが大切だということを伝えてきました。

そうなると、化粧品成分をどうやって調べるのか、気になりませんか。

この記事では、化粧品成分の調べ方について解説していきます。

この記事を読むことで化粧品成分の調べ方について解説していきます。

今回から第5章の内容に入っていきます。

第5章 化粧品の安定性、安全性と環境対応

化粧品成分の分離の方法

化粧品の成分を分離する方法として次の2つがあります。

● 平衡に基づく分離
● 移動速度の差に基づく分離

それぞれ、見ていきますね。

1.平衡に基づく分離

まず、ここでの「平衡」というのは、気体⇔液体もしくは液体⇔固体の変化に伴うことを指します。

この場合、蒸留で沸点の違う水やアルコールを分けることになります。

また、有機溶媒を使って溶媒に溶けやすいものとそうでないものをわけることもできるんですよ。

2.移動速度の差に基づく分離

この場合、次のような分離があります。

● 電気泳動で電荷の異なる物質を分ける
● 比重の差を利用した分離

さらに濾過(ろか)をすることで粉末と液体を分離することになります。

また、クロマトグラフィーという方法で分けることもあります。

ここで、クロマトグラフィーというのは
次のことに基づいて分けていく方法のことを指します。

● 物質の大きさ
● 吸着力
● 電荷
● 質量
● 疎水性

気体のときにはガスクロマトグラフィー、
液体のときには液体クロマトグラフィーが使われます。

ここでは細かい説明は省きますね。

詳しく知りたい方は、下の書籍からご覧くださいませ。

最後に

化粧品成分を詳しく調べるためには、化粧品から成分を分けていくことが大切なんですね。

化粧品の分離技術を大切にして成分を調べる基礎を知っていきましょう。

次回のお知らせ

次回は化粧品の構造決定について解説していきます。
かなり化学の要素が強くなりますが、化粧品の構造を知ることで化粧品自体をもっと詳しくすることができるんですよ。

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最後までお読みいただきありがとうございます。

もっと詳しく知りたい方はこちらの本を参考にしてみてください。

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