【本とお酒の日記①】 これが「就活」か、と遠い目になった日 (三浦しをん『格闘する者に○』)
私の中で不動の一位に輝く小説はこれ、三浦しをんさんの『格闘する者に○』。
今やベストセラーをバンバン生み出し、直木賞選考委員もされている、言わずと知れた超人気作家の三浦しをんさんですが、なんとこの作品、大学を卒業したてほやほやの時代に書かれたデビュー作なんです!!
文章の上手さや個性豊かなキャラクター造形など、今に通ずる三浦しをん作品の魅力が既に爆発しており、脱帽です。私とそれほど年が離れていない時期に書かれた作品だなんて、信じられない……。圧倒的な才能……。
三浦しをん