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映画#80『ノースマン 導かれし復讐者』

『ノースマン 導かれし復讐者』
(”The Northman”)


監督:ロバート・エガース
原作:サクソ・グラマティクス『アムレートの伝説』
出演:アレクサンダー・スカルスガルド、ニコール・キッドマン、クレス・バング、アニャ・テイラー=ジョイ、イーサン・ホーク、ビョーク、ウィレム・デフォー、他
配給:ユニバーサル・ピクチャーズ
公開:2022年4月22日(米国)2023年1月20日(日本)
上映時間:137分
製作国:アメリカ合衆国

Wikipediaより引用

【あらすじ】
若き王子アムレート(スカルスガルド)は、父であり国王オーヴァンディル(イーサン・ホーク)を叔父フィヨルニル(クレス・バング)に殺害され、母であるグートルン王妃(ニコール・キッドマン)も誘拐された。アムレートは、父の復讐と母の救出を誓い、たった一人ボートで島を脱出する。数年後、怒りに燃えるアムレートは、東ヨーロッパ各地で略奪を繰り返す獰猛なヴァイキング戦士の一員となっていた。ある日、預言者(ビョーク)と出会い己の運命と使命を思い出す。奴隷に変装したアムレートは、親しくなった白樺の森のオルガ(アニャ・テイラー=ジョイ)たちと共にフィヨルニルが経営している農場があるアイスランドを目指すー。

Filmarksより抜粋

今年一発目の劇場映画。

私を始め、ダークファンタジー好きには間違いなくブッ刺さる映画。

その暗く重い世界観は、かの有名な『スカイ◯ム』のよう……


親父の仇を討つという使命を抱き、復讐に身を焦がす王子・アムレートが主人公。

(かの有名なシェイクスピアの悲劇『ハムレット』の元ネタであるらしい)

王国の崩壊後は、略奪を繰り返すヴァイキングとして生きていたアムレート。

ヴァイキングとしての彼の戦い方は、まさに鬼神のごとき気迫。

雄叫びを上げながら、斧や剣を振り下ろす巨躯の姿は非常に重々しく、荒々しい。


世界観は北欧をベースとしているが、そこかしこに北欧神話の設定も盛り込まれているのが特徴だ。

作中では北欧神話の最高神・オーディンや、勇猛な戦士が死後に訪れることができるヴァルハラ、など多くの単語が登場。

だが今作は復讐劇がメインテーマとなっており、神話の設定はあくまでもスパイス程度に抑えている。

これにより本来の重厚な世界観は失われておらず、いい塩梅なテイストを醸し出している。

(さすがは『ライトハウス』を手がけたロバート・エガースと言うべきか)


他にもアレクサンダー・スカルスガルドのナイスバディや、アニャ・テイラー=ジョイの美貌を拝みたい人には、是非とも今作をオススメしたい。

心の底から「綺麗……」と思った。『アムステルダム』での悪女感はどこへやら。

少々物語が説明不足で置いていかれてしまう部分があったり、PG12の癖してバイオレンスな描写もあったりと、若干観る人を選ぶかもしれないが……

(私としては『スカイ◯ム』が好きな人には強く勧めたい一本。「いやこれまるっきりスカイ○ムやんけ!!」となるシーンもいくつか。笑)


それではまた、次の映画にて。

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