見出し画像

【閲覧者クリエイター限定!】コミッショントラブル回避術【一部有料】

個人事業主はつらいよ

日々孤軍奮闘されている皆さま、大変お疲れ様でございます。

サラリーマンと個人事業主を両方しておりますと、会社という後ろ盾がないという事がいかに大変か分かります。名刺を渡せば「ああ、この会社の人だから大丈夫だな」とすぐ疑いを晴らすことができる環境に慣れてしまいますと、個人で活動した時に非常にやり辛く感じましてございます。

まあ、サラリーマンより個人事業主より不眠不休且つ無給の主婦の方が断然大変なのでございますが、此度はそのお話は置いておきましてビジネスの方を見て参りましょう。

会社に所属しておりますと、ある程度の事が保証されております。お仕事も自分で取りに行かなくても会社が用意してくれますし、社会保険や労働保険もすでに入れてくれていますし税金もばっちり徴収。何かトラブルがあっても会社の顧問弁護士や担当部署に任せてしまえばいつの間にか何とかなっていたり致します。

しかし個人で活動しておりますとそういう訳にはいきません。お仕事は自ら営業をしないと取れませんし、保険も自分で入って備え、確定申告をして、トラブルも全て自分で対応する必要がございます。

今回はこの中でも最も面倒で大変なトラブルへの対処法をご提案させて頂きたく思っております。

人によってケースバイケースでございますが、実体験を基に出来る限り再現性のある内容をお届けするように致しました。実名や団体を予測できるような書き方は致しませんのでご了承下さい。

今回は都合上一部を有料記事としております。クリエイター以外の方に興味本位で見られたくない為でございます。対策内容を把握されてしまいますと、それに対応して悪用される危険も伴うと考えております。

有料にしますと必ず何らかのかたちで決済がされ履歴が残るため、万一悪用されましても対応ができる可能性がぐっと上がりましてございます。

トラブルの事例を無料部分でいくつか挙げまして、後半に対処法を有料部分で書くような形にしておりますので、無料部分を読まれて必要な内容かご判断下さい。

今回は有料なのもあり1万字を超えるボリュームでお送りしております。
100円なので一文字なんと0.01円以下の超コスパとなっております!(笑)

今まさにお悩みという方は是非ご購読下さいませ。


CtoCでのトラブル事例

CtoCとは、ビジネスにおいて個人間取引にあたるものでございまして、今流行りのフリマアプリでの売買取引やコミッション等はこちらに当たる事が殆どかと思われます。

昨今は誰でも気軽に他者とお金のやり取りができるシステムがたくさん構築されましたので、その分トラブルも莫大に増えましてございます。

皆さまもよく「フリマアプリで買ったら写真と違ってダメージのある商品が届いた」ですとか「イラストをtwitterで依頼したら納金後ばっくれられた」など聞いたことがないでしょうか?

個人間取引においてはこういった詐欺のようなトラブルが起こっても少額のため泣き寝入りするしかない事が殆どでございます。

そして、これは消費者側が被害に遭うこと事が多く、取り立たされるのもそちらが多いですが、実は販売する側もかなりの被害が出ております。


トラブル1「音信不通」

大変よくあるトラブルがこちらの音信不通の状態でございます。

わたくしはイラストレーターですのでイラストのご依頼に関しての内容となりますが、どの業界でも一緒のような内情かと思われますのでご自身に当て嵌めてお読み下さい。

パターン1:ご依頼ほったらかし案件

「きみおりさん!イラスト素敵です!是非描いて下さいませんか?○○という内容で〇月〇日までにお願いしたいのですが、可能でしたらご連絡下さい!」

こういった内容が届きまして

「ご連絡ありがとうございます。お引き受け可能なスケジュールですので、是非詳細をご相談させて頂けましたら幸いです。」

とお返事を致しましたところ、ご返答がないパターン。
(もちろんお見逃しの可能性を考えリマインドはしております。)

パターン2:ラフ持ち逃げ疑惑案件

パターン1の後にご返答があり、
「描いてもらえてうれしいです!資料とヒアリングの回答を送るのでラフと見積り宜しくお願いします!」

となり、ラフを制作&お見積りをして、

「ラフをご制作致しました。(中略)こちらの中からお見積りと併せてご検討頂けますと幸いです。〇日までにお返事を頂けますでしょうか。」

とご提案したら音信不通になる。

パターン3:料金未払い案件

パターン2の後に
「わあ!すごく素敵です!2番目のラフで制作をお願いできますか?」

とお返事を頂いたので、

「畏まりました。それではお手数ですが商品のご購入をお願いできますでしょうか?(商品など購入用のURL)」

とお送りしたところいつまで経ってもご購入頂けず

「お支払いの確認が取れませんが、ご購入予定がいつ頃になるかご教示頂くことは可能でございますか?」

とお送りした以降音信不通になる。

パターン4:イラスト盗難案件

制作中のやり取りは順調で、イラストが無事に完成。

「イラストを納品させて頂きます。ご確認をお願い致します。」

とイラストを送付。無事受領はされたご様子だが納品の承認がされない。

「○○様、納品物に問題がございましたでしょうか?もし何かございましたらご連絡下さいませ。問題ないようでしたらご承認をお願い致します。」

その後も承認がされず、サイトシステムで取引期限になり取引キャンセル。お金は依頼者へ返金される。


トラブル2「過剰要件の依頼」

お値段以上のサービスと作品を目指してはおりますが、それはあくまで自主的に行っていることでございます。押し付けられてしまう場合はお話が違って参ります。

「修正をお願いします。こだわりたいのでしっかり直して下さい。」と20回以上リテイクを出す。

「なんか思っていた仕上がりと違うので、ラフから再度見直しさせて下さい。」と一からやり直しをさせ、追加料金は払おうとしない。

「キャラは10人以上で背景と衣装と小物もこだわっているので詳細まで描いて下さい!」とのことでお見積りをすると「急になんでそんなに高額になるんですか?これは詐欺ですよね。」と在らぬ容疑をかけられる。

「完成イラストですけれど、レイヤー分けをちょっとお願いしたいんですが・・・」と50枚以上のレイヤー分けを要求、追加料金は商品に記載がないから払わないと言われる。

このように非常識に無茶な要求をされる方もいらっしゃいます。悪意を持ってされている場合もございますし、ただこちらを下に見ている為おっしゃる場合もございます。

概ねこのようなご要望をされる方に対応しかねる旨をご連絡致しますと「お金を払っているのにやらないなんてとんでもない人だ!」「説明に書いてないですよね?なんで対応できないんですか?」等とおっしゃってきます。

それらに屈して対応してしまいますと、その後も鴨にされてしまう可能性がございますので、こういったいわゆる地雷案件ははっきりとした態度を示す必要がございます。


トラブル3「セクハラ、誹謗中傷など」

こちらはもはやクリエイターに関係なくただの迷惑行為ですが、個人で活動している人がターゲットになりやすいというのは事実でございましょう。

差別的な意味合いはございませんが、統計上女性が被害に遭う確率が高いとされています。

「イラストがとても素敵だったのでご連絡しました。是非オリジナルの女性キャラクターを描いてもらいたいのですが・・・」

とのご依頼に対応させて頂いていると、キャラクターデザインがイメージしかないとの事。では、デザインもご一緒にいかがでしょう?とご提案したところ是非にとのお話で、

「ではイメージされているキャラクター様の容姿詳細を教えて下さい。」

とヒアリングシートを送付。返ってきたのが、

「体型はあなたと同じスタイルにして下さい。○○の大きさや××なども実際のあなたと同じでお願いします。」

ちなみに○○や××はここに記載が憚られる内容でございます。

流石に不快な思いを致しましたのでそういった事が出来かねる旨と、こういう行為は禁止されているので通報させて頂くとご連絡。その後は音信不通となりましてございます。

また、別件ではイラストとは関係のない人格否定をするような文句やわたくしではなく家族に対しての悪口などを送り付けてくる方もいらっしゃいました。

続くようでしたら開示請求をしてきちんと対応しようと思っておりましたが、SNS等で公開相談しましたら止んだので、こちらは大事には至りませんでした。

こういった行為をされる方は他にも問題を起こされている場合が多く、どこかできちんと制裁する必要はあるかと思います。


トラブル4「虚偽の申請」

個人観賞用です!とおっしゃっていたのに勝手に商品化、等がこちらにあたります。

過去に一度勝手にグッズを制作、販売されたことがございます。海外のサイトでしたので中々対応が難しく、犯人も外国の方のためコンタクトが取れませんでした。

しかし、こちらはわたくし以外にも多数の絵師や企業のイラストまで使っておりましたので、どこかから訴えられたのかいつの間にか閉鎖しておりました。

しかし、誰かがわたくしの海賊版グッズを購入されてしまっている可能性もございます。被害者はわたくし達クリエイターだけでなく、クライアント様の方にも出てしまうのです。

他にも「私のオリキャラです!」と渡された資料が全く関係のない方のイラストだったこともございます。そのキャラが見たことのあるVtuber様でしたので気が付きまして「こちらは○○様のキャラクターではございませんか?」とご返信したところブロックされましてございます。

あとは、成人向けイラストで良くあるアンチ利用のご依頼でございます。「個人観賞用で○○がひどい目に遭っている18禁イラストを描いてほしい」といったものでございます。こちらもVtuber様やアイドルの方が被害に遭われることが多く、裏の掲示板などで拡散されてしまったり、無許可で同人誌にして販売したりしているのを見かけたことがございます。

純粋に加虐的なご趣味のある方もいらっしゃるとは思いますが、そういったご依頼は受けないほうが良いと個人的には思っております。


トラブル5「悪質な低評価」

サイトに登録しておりますと、サービスについての評価がついているものが殆どでございます。

クライアント様がご購入される時にご確認になるものの中でも重要な役割がございます。低評価ばかりの商品は売れません。ご自身が購入される時を思い浮かべて下さればお分かりになるかと存じます。

販売側の弱いところと致しまして、こういった評価に左右される為に相手に悪意を持って利用されると対策がしづらいというところがございます。

わたくしも販売者側ではありませんが、購入者側で詐欺のようなものに遭ってしまい、キャンセルはできたのですが低評価と非常識なメッセージを送り付けらえた挙句ブロックされましてございます。おかげでわたくしのココナラの購入者側評価は星3だったかと思います。(他はすべて星5ですので星1から回復して参りました。)

ちなみにココナラは購入者側の都合でキャンセルとした場合、購入者は評価を付けられません。販売者が勝手に評価してブロックされてしまうと手立てがなくなります。

もちろんサイトには証拠のスクリーンショットと共に評価の撤回をお願い致しました。ですが、それはできないとの事でご対応頂けませんでした。購入者側は評価メッセージを他者に見られることがなく、販売者も星の数しか分からないのであまり重要ではない、とされております。

ですが、星4未満の購入者の依頼は受け付けないという方もいらっしゃるので、やはり面倒でもきちんとした申請であれば修正なり撤回の処置をすべきであるのでは、と今も疑問視しております。

話は逸れましたが、このように実態とは違った評価をつけられてしまうことがございます。とくに販売者側だった場合は致命的なことにもなり兼ねません。

一番最初のお客様に低評価を付けられてしまいますと、次のご依頼につなげるのが非常に難しいでしょう。新しくアカウントを作り直すべきでございますが、何個も制作できないサイトもございます。

ですので、この場合はまず低評価をつける方のご依頼をお受けしない、という大前提が必要になって参ります。こちらは非常に見極めが困難でございますが、ある程度は回避も可能です。

わたくしも購入者側ではやらかしましたが、販売者側では最高評価しか頂いておりませんので、失敗から学んでいると思います。ただ、そういった詐欺が横行するような環境にはなってほしくないという思いがありますので、複雑な心境ではございます。


自己防衛のため対策を考える!

さて、ここからが本題の対策提案の部分でございます。自分もやってみて効果のあったものを掲載致します。また、まだ実施していませんが対策として有効と思われる案も掲載しますので、是非ご意見を頂けましたら幸いです。

無料部分をご覧になって「必要なさそうだ」と感じられましたらこれ以降の記事は購読される必要はございません。ここまでご覧頂きまして、誠にありがとうございました。心より感謝申し上げます。

ご購読頂けた方は引き続き宜しくお願い申し上げます。


ここから先は

7,086字

¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?