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夫が救急車で運ばれた

4月28日日曜日の朝、単身赴任中の夫から電話。


「目を開けると景色が二重に見える。明らかに視神経がおかしい。」

寝ぼけ眼の私は、ふ~んと話しながらスマホで
「ものが二重に見える」
と検索。

急にものが二重に見える時は脳神経障害、脳卒中が疑われる、とある。
え、そうなの?目が覚めた。

「今すぐ救急車を呼んだ方がいい。」
と私は言った。

しかし運ばれたら即入院かも。
私は単身赴任先へ行かねばならないのか?
面倒くさいな。車で5時間かかるぞ。

電話を切ったあと、いつでも出られるように身なりを整えた。
どうなった?とLINEすると、
「今から家に帰る。」
と言う。

いやいやいや、危ないでしょう?
私が迎えに行くよと言ったが言うことを聞かない。

連休ど真ん中だったが思ったほど高速道路は混んでいないようだった。
夕方、夫は車で家に帰ってきた。
さて、連休のど真ん中の日曜日だ。
救急外来を探すが、これは内科?よくわからない。

救急車を呼ぼう。

119番に電話をして10分内でやってきた。早いよ救急車。
家の前で救急車が停まる。
ご近所の方が何事?と出てくる。
とりあえず夫と私は救急車の中に入り、バイタルチェック。
病院が決まらない。

本当にたらい回しってあるんだな。

何ヶ所か救急隊員が電話をして、病院が決まった。
私は救急車で付き添わずに降り、自分の車でその病院へ行くことにした。
よろしくお願いします。
と頭を下げ、救急車を見送り、すぐ車で病院へ

はて。遅れてきた患者の家族は一体どこに行けばいいのだろう。

受付で
先ほど救急車で運ばれた〇〇ですが
と言ったら
ああ、救急外来の受付があちらです
と指を指す。

足早に受付に行くと、私の前に2家族が受付の前で看護師と話していた。
1人は自力で救急外来の受付をしている模様。
もう1家族は私と同じく救急車で運ばれた人の付き添いのようだった。

「すみません、さきほど救急車で運ばれた○○です。」
と名乗るとPCで検索してくれ、
「ああ、下のお名前いいですか。そしてあなた様は?」
と聞かれたので夫の名前と妻です、と答えた。

検査があるのでしばらく待つよう指示され、そうだ、note書いとこ、と思いつきこのnoteを書いている。

そうこうしていると看護師に呼ばれ、処置室に入った。
夫は点滴を受けている。

画像から脳梗塞ではなさそう、と聞いて安堵。
じゃあ何が原因なのか。

目の焦点が合ってないので何らかの異常が出ている模様。
それが脳神経なのか何なのか、調べるので入院しませんか、と先生に言われた。

入院を誘うの?

よくわかんないな。
でもまあ、入院してもらったほうが安心なので
はい、
と答えると部屋を探してくれた。

最初6人部屋に通された。
しかし、ここではいろいろしゃべられない。筒抜けすぎる。

「個室、空いてますよ。」
と看護師が言うので個室に変えてもらった。

部屋探すとき、大部屋と個室どちらがいいかなんて聞かれなかったよな・・・。聞いてよ。

シャワーとトイレ付きの個室。1日プラス6000円だ。
夫はいいのか?と聞く。
「あのねえ、こういうときのためにお金運用してるんだからいいの。」
今使わずして、いつ使うんだ?
その代わり、私がいつか入院したときも個室にしてね。

入院手続きの用紙を何枚も書いた。
限度額認定証を準備しろと書いてあるが、夫の赴任先に聞かないと。
しかし、オンラインで資格確認同意書があれば限度額認定証はいらないとある。しかし夫の保険証は、オンラインで資格情報が見ることができるのだろうか。

とりあえず、部屋が決まったので一度家に帰ってタオルなど取りに戻った。
夜7時前だ。

帰ってバタバタと用意していると
ご近所のかたがピンポンしてきた。
「夕方、救急車来てたけど・・・。」

ほっとけよ!!と言いたいが仕方ない。
軽く説明し、帰ってもらった。
心配という名の好奇心だろう。

おなか空いたなあ。

息子に何か作っておいてと言い残し、再び病院へ。
荷物を置いてさっさと出てきた。
もうおなか空いたし、光る君へが終わっちゃう。

ちょうど夜9時前に家に着いた。
日曜劇場のアンチヒーローを見ながらご飯を食べたが、ストーリーが何も入ってこない。疲れてるのか。

怒濤の1日が終わった。
つづく。




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