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最近のフランス🇫🇷家庭の食費節約術は携帯アプリ:①地球にもお財布にもやさしい1/3価格の秘密

最近のフランス🇫🇷家庭の食費節約術:続々と誕生している携帯アプリ

たとえば、これ。全部で4€99!(=約650円:元値は3倍以上)

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賞味期限ギリギリなので、このままだと廃棄処分にするしかないけれど、今日食べれば、もしくは調理してしまえば、全部美味しくいただける。

週末旅行して戻った月曜の朝、廃棄食材救済と謳う『賞味期限ギリギリの食材を1/3価格にして日替わり掲示』しているアプリを開いたら4,7/5と評価のついている八百屋さんが16時-18時受け取りで5セット提示していたので、すぐに1セット購入してカード決済。

この状態で用意されているので、安いだけでなく、時間も手間もかからないのが嬉しい。

数年前から食材廃棄に厳しい罰金のあるフランス

スーパーマーケットなどではダンピングした値段をつけたりいろいろ工夫してはいたけれど、一方で強力な助っ人アプリがどんどん発達している。

賞味期限ギリギリの食材、ランチで売り切れなかったテイクアウト用調理品やお惣菜を、3分の1の価格で提供。何が入っているのかはわからない。

購入者は、指定された時間に受け取りに行くだけ。嬉しい驚き、あるいは落胆が待っている。

野菜の購入をしたのは2度目。前回は2ヶ月ぐらい前に別の店で。でも、やっぱりある月曜日。ヴァカンスから戻って、冷蔵庫は空っぽ、カードも引き締めないと物入りな新年早々だったから、はずれて元々、ものは試し、と。

野菜は週末に1週間分まとめ買いすることにしていて、だから、週の後半留守にしていた時は、玉ねぎとかジャガイモとか日持ちのするものしかなくなっていたりするけど、月曜早々にマルシェや八百屋さんで大きな買い出し(量り売りなので、1週間のメニューを考えながら、選んでカゴに入れて並んで量ってもらって割と時間がかかる)に時間をかけるのも面倒で、その週はスーパーマーケットで買えるパック入りのミックスサラダだったり、ミニトマトだけで済ませてしまったりしがちで、何でもいいから適当に野菜が揃えばいいと思った…ら、意外にもすごく充実した楽しい結果になった。

普段自分なら選ばない野菜が入っていたり、すぐに調理しないとダメになってしまいそうな状態なので背中を押されるようにキッチンに立てるのもメリットかも。

そして、食材を使い切るのって、なんだかちょっとした達成感(でしょう?)。

…というわけで、温野菜にしたり、オーブン焼きにしたり、お弁当、晩ごはん…と使いでたっぷり。

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アーティチョークは塩茹でして、1人1つずつ前菜(30分かかってワインが進んだ)に。

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エンダイヴはひとつだけだったので、胡桃とブルーチーズのサラダに、ミニトマトも枝から外れてしまったものが10粒ぐらいで、2人で食べきりサイズでちょうどいい。

売れすぎていたりんごはキャラメリゼして、バナナはケーキにして…オレンジとレモンはいい状態のものをサービスで加えてくれた。

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水曜日現在、まだ半分残っている。

(パニエに入っていなくて足しているのは、サラダとラディッシュとなつめ、胡桃、そして、肉ハム、ブルーチーズだけ)

地球とお財布、そして、心と胃袋にもにやさしい暮らし。


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