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さなコン3が面白かったと思えるチャンスは残り無限大……

どうも、甘衣 君彩(あまい きみどり)です(・∀・)「第3回日本SFクラブの小さな小説コンテスト」(以下さなコン3)に参加したので、執筆中の話や感想、反省点を並べていきます。なお、他作品の感想に関してはこのnoteには載せてません。

とりあえずこちらが私の作品「世界が続く、その前に ~創作グループ活動記録~」です。最初の課題文に続く、SF(?)の物語を書きました。表現は稚拙ですがストーリーは超絶面白いのでぜひ読んでください。尚、ここからはこの作品に関してのネタバレ全開で書いていきます。

今回の話に入る、その前に。一年前のさなコン2に纏わる二つの話からはじめましょう。
一つ目。私の作品は、編集ミスで選考対象外になりました。表紙の誤字に気づいて訂正しようとした後で、応募終了後に編集してはいけないことに気づきました。いつもやってる致命的なケアレスミスです。落ち込みました。本当に悔しかったです。
二つ目。Yahoo!リアルタイム検索でTwitterを眺めていました。当時私は受験生。そして、親にTwitterは大学生になってからと約束した身分。しかし、小説を投稿された方々が作品について感想を言いあいどんちゃん騒いでいるのに感動していました。私の作品にも欲しいな……と思っていたら、ある方に私の作品を評価して貰えました。ああ、その時の嬉しさたるや。私もあの騒ぎに加われたら……
三つ目。嘘です。二つです。この二つの出来事により、私はさなコン3への参加とTwitterへの参入を決めました。
つまりさなコンが無かったら私は文学フリマにもいなかったし「大学生になったからもっと踏み出そう」とも思っていなかったということです。さなコンの主催者の皆さん、参加していた皆さん、本当にありがとうございました。

それではここからは項目別にさなコン執筆中の体験談と自作品に関する反省点と良かったことを書いていきます。

〇執筆中の体験談
・課題文発表前に冒頭だけ書いて、「お、これ面白いぞ?」と思い始める。この時点で世界を続ける話にするのは確定していた。
・さなコンの課題文の発表をTwitterで確認し、テンションが爆上がりする。書きかけの冒頭に課題文を加える。前回のさなコン2の審査(?)で「課題文をどう捉えるかが重要」という話があったので、私は世界を続けることとチャンスを結びつけようと心の中で決める。この時点で頭の中で終盤までの展開を決める。プロット書けや!と思った人よ、それな。
・全員のキャラデザと設定をきちんと考える。
・中盤まで書いて「これ多視点やめとくべきじゃね?」と考える。そもそも多視点には「誰が何してるか分からなくなる」「感情移入しづらい」というデメリットがある。サカちゃんの一視点に統一して書いてみるがしっくりこなかった。いやー、多視点にして内面描写書きたいわ!!ということで、再び原案の続きから書き始める。
・5月31日に書き終えることをTwitterで宣言。
・5月20日、旅行二日目。湯河原。PartBまでを5000字書き終え、読み返して修正をかける。あと5000字で世界ですったもんだする気だったけど無理じゃね?と思い始める。いやまあ書いてから考えるか。
・5月21日、文学フリマに参加。pixiv編集部さんがいてさなコン3のチラシを貰えた。感激して一回休み。
・11000字書き終える。1000字オーバーという事実にショックを受ける。読み直したら論理の破綻や矛盾があったため、さらにショックを受ける。でもまあなんとかなるやろ!!まだ時間はたっぷりあるぞ!!
・細かい修正作業が始まる。削除と書き直しとセリフ直しの繰り返しをするうちに、なんて駄作を書いたんだと思い始める。前回の手法と同じ、映像の脳内再生を試すも上手くいかず。
・そもそも世界の続きってなんなの?チャンスがあって四人はどうしたいの?それぞれ何を抱えてたっけ?どうしてあの子は……あれ、考えることが多すぎるな。思考回路をぐちゃぐちゃにしながら修正を続ける。
・大学の講義で「この小説家は五感を使って書いた」というフレーズを耳にした。私にはエモい表現が書けない。今更どうにかはできないが、五感表現を加えようと考える。
・操作を間違えて推敲中の小説を公開してしまう。このッ、WiFiの……悪い場所で……!!慌てて取り消すも10分ほど公開されてしまっていた。あの間に審査されてたらどうしよう。
・夕方のある瞬間、急に小説が良くなったように思える。思考回路をかき分けて改めて考え直す。机の上から下に降りれば、同じ立場で本音をぶつけていることを間接的に表現できるのでは……?そこからぽんぽんとエモい表現や情景が思いつく。なんてこったいと驚きながら執筆。そして気がつくと2時間が経過していた。課題終わってねえ。
・5月31日朝、ここまでにしようと考え、プレビューとの見比べと誤字脱字チェックに留めようとする。そしてひとつセリフを逆にする。
・投稿。
・Twitterに宣伝文とともに載せる。
・そしてようやく今年のさなコンの作品を読み始めるちょっと待って皆様クオリティ高すぎるクオリティがクオリティでクオリテ(今ここ)

〇自分の作品の反省点、課題点
・衣装の設定書き忘れた……(展示会の日ではPiro君のイラストに合わせた衣装に着替えている設定だった)
・表現がまだまだ稚拙。叙情的な表現が苦手なのが全面的に出てしまっている。これでも高校の時よりは成長しているが。また感情表現の技術向上も必要。
・わちゃわちゃし過ぎてごちゃごちゃ(反省はしている、後悔はしていない)
・文字数のために地の文を削りすぎてやや分かりにくい部分がある。自分の中で分かっている設定と読者が知らない設定が分離してしまっていた。
・場所の設定がunknownの時よりは分かりやすくなったが、もっと分かりやすくできる。
・サカちゃんの小説家設定や宇宙人設定があまり活かせていない。
・観客の他にも、ステージに関わった他の人達などの他人との関わりの描写がもっと必要だったかもしれない。

〇良かった点、自慢していい点
・駄作ではない。
・創作者達の内面を自分の表現でしっかり書けた。伝えたいことがやや曖昧ながらも伝わるのではないだろうか。
・登場人物への愛は強かった。サカちゃん、ツノカさん、Piro君、まぐろさんそれぞれの良さや個性を上手く描写できたと思う。
・今回はモブキャラにも軽く設定を加え、それが上手く噛み合っていた。
・あらすじを最後まで書いた!偉い!!
・全力で作品を仕上げたため、至らない点があったことを悔しいと思えている。書いていて苦しかったけど楽しかった。
・ストーリーは自信を持って面白いと言える。「世界を続けるのが怖い」という設定は今までになかったはず。
・「」の最後の!の後は空白を空けないという知識を獲得した。
・万が一上記全部ダメでもサカちゃんの驚き声を「ぴぽ!?」にした点は褒めて!!!!


はい、書きたいことはもっとありますがここまでにしておきます。最後に総括だけ。
手応えとして「一次選考には届かないかもな」とはぼんやり思っていますが、今回は前回と違って私の実力が審査されるので、ダメだったら落ち込まずに精進するまでです。でも一次選考通りたいな!審査員さんの!コメントが!!欲しい!!!そして最後にさなコン4への参加表明をしておきます!!!!

長々と読んでいただきありがとうございました。ここまで読んだあなたはかなりの猛者です。さなコン3の他の方の作品も読んでください。さなコン3の面白さが分かるチャンスは残り無限大ですから。

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