木屑問屋

業務中こっそり読むのに適したテキスト群

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  • VTuber

    何故かやたらVTuber関連が読まれるのでとりあえずまとめました。

最近の記事

霜降り明星はこのまま「爆笑問題ルート」を辿ってしまうのか?③

前回 ↓   学生時代は本当によくラジオを聞いた。  「JUNK」を中心にTBSラジオの番組のみを聞いた。TBSラジオにハマりすぎて妙な忠誠心が芽生えていたせいか、他の局は一切聞かなかった(今から思えば実にもったいないことをした)。  一番ハマったのは「爆笑問題カーボーイ」。毎日ネタを考えてはバリバリメールを打って投稿した。火曜が来るのが毎週待ち遠しかった。  社会人になって十数年が経った現在、私が聞いている番組は一つだけ。  それが「霜降り明星のオールナイトニッポン」であ

    • この世はVTuberの記事を求めている

       趣味の一つがVTuberさんの配信を見るということもあり、私は時おりVTuberについての記事を書いています。  noteというプラットフォームが思ったよりも巨大かつユーザーが多いせいか、まったくの無名の書き手である私の記事もたまに閲覧いただけているようです。本当にありがたい限りです。  今のところの傾向としては、私の記事の中ではVTuberに関するものが比較的ご好評をいただいています。  本日はそのことについての雑感を記します。  VTuberの記事が「好評」と書きまし

      • なぜ「ホロライブはあったけぇ」のか?

         ホロライブ所属のVTuberさんの配信や切り抜き動画を見ていてよく聞くのが「ホロライブはあったけぇ」「ホロメンは優しい」旨の発言です。  先日の大空スバルの配信「スバルの小屋(ゲスト:戌神ころね)」においても下記のようなやり取りがありました。  「ホロライブ(ホロメン)は優しい」発言の際には必ずと言っていいほどセットで「嘘だと思うかもしれないけど」という補足も付いてきますが、女の園がギスギスしていない状態というのはそれだけ超レアであるということの証左なのでしょうか。やはり

        • 昔の自分からお小遣いをもらった話

           その昔、私は自分の生み出す笑いに自信があった。  いわゆる「ハガキ職人」というのをやっていて、「爆笑問題カーボーイ」(TBSラジオ)では毎週ネタが採用されている時期があった。  勢いそのままに『週刊ファミ通』の読者投稿コーナー「ファミ通町内会」にも投稿を開始した。  そこでもいつしか毎週ネタが採用されるようになった。 「やっぱり自分は面白い」  学生に特有の全能感も手伝い、すっかり私は有頂天だった。  就職を機にラジオとファミ通町内会への投稿をやめた。  慣れない業務に時

        霜降り明星はこのまま「爆笑問題ルート」を辿ってしまうのか?③

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        • VTuber
          9本

        記事

          霜降り明星はこのまま「爆笑問題ルート」を辿ってしまうのか?②

          前回 ↓ 霜降り明星と爆笑問題の共通点 そもそもなぜ私が「霜降り明星はこのまま『爆笑問題ルート』を辿ってしまうのか?」と杞憂しているのかというと、2組にいくつかの共通点を見出しているからである。  以下、ガバガバなものからそこそこ芯を食っていると思われるものまで各種挙げてみる。 ■身長差が似ている  ガリガリのノッポとふくよかな小男。たたずまいのフォルムが似ている。  右がノッポ、左が小男の立ち位置も同じである(ボケ・ツッコミの役割は反対であるが)。 ■MCを務めた番組

          霜降り明星はこのまま「爆笑問題ルート」を辿ってしまうのか?②

          ヤフートピックス 字数制限の美学

           平日は(業務中に)ヤフーニュースを見るのが日課である。  今日も今日とて特に何の感慨も無いままトップページのトピックス一覧をボーッと眺めていると、鮮烈な見出しが目に飛び込んできた。 「動物園でエミュー脱走 その後死ぬ」  なんたる切れ味だろうか。  「動物園でエミュー脱走」で初手からクライマックスを迎えたと思いきや、息をつくヒマも無く「その後死ぬ」と続く。  動物がどこかの施設から脱走するニュースはよくある。そして大抵はこの手のニュースの見出しは「無事に保護」で締めくく

          ヤフートピックス 字数制限の美学

          他人の誕生日、マジでどうでもいいかも

           YouTubeでチャンネル登録をしているVTuberさんが生配信をやっているということで見に行くと本編はもうすでに終わった後であり、スーパーチャットのお礼雑談タイムに出くわすことがよくある。  せっかくの推しに想いを届けられる機会だ。さぞかし頑張って推敲したんだろうなぁという文章だったり、もしくは高額スパチャでもあっさりと一言だけのコメントだったり、心にサムライでも飼ってるのか「無言」の人さえいたり内容は様々である。  そんな中で毎回見かけるのが「今日は私の誕生日なのでお祝

          他人の誕生日、マジでどうでもいいかも

          日記 ゴールデンウィーク2024

           某月某日。  ゴールデンウィークスタート。  葛西臨海水族園に初めて行く(“水族館”じゃないのね)。  入口のガラスドームからエスカレーターで下に潜っていくのはワクワクした。  水槽がきれいに手入れされている印象。心なしか魚たちものびのび寛いでいるように見えた。  名物のマグロ回遊の大型水槽は壮観。  老朽化による展示場の補修工事のため「ペンギンの生態」エリアの展示は休止しているとのことだったが、めっちゃ遠くの方にペンギンたちがいるハウスみたいなのがテラスから見え、飼育員さ

          日記 ゴールデンウィーク2024

          初期クレしん映画における「オカマ」の役割

           昔は当たり前だったもので、今では無くなってしまったものをふと思い出す瞬間がある。  それと同じ文脈で「そういえば昔の『クレヨンしんちゃん』の映画にはオカマキャラが印象的な役で出ていたなぁ」と思い至った。  今回はそのことについて書こうと思う。 ◆  当時の作品内で使用された言葉を扱う関係により、差別的なニュアンスを伴った用語「オカマ」が本稿で頻出すると予想されますが、その点ご了承ください。また、差別や侮蔑の助長を意図するものではありません。  そして、初期クレしん映画の

          初期クレしん映画における「オカマ」の役割

          ここ最近の思わず笑ってしまいました

           テレビでたまに「ハッ」と声を上げて笑ってしまう瞬間がある。  以前はそのままそれっきりで忘却するのみだったが、最近はnoteを書いていることもあり、せっかくなので記録に留めることにした。 ■フジテレビ 4/19 (金)放送「全力!脱力タイムズ」  ネプチューン・堀内健ゲスト回。  ホリケンの持ちネタでジャングルパニック(不意討ちで相手の後方から股間を鷲掴みにする)というギャグがある。  そのジャングルパニックをやったり、逆にやられたりの手に汗握る攻防が続く展開に。  最終

          ここ最近の思わず笑ってしまいました

          霜降り明星はこのまま「爆笑問題ルート」を辿ってしまうのか?①

           芸人さんの売れ方には何段階かのグラデーションがあって、ひとまずは「バイトせずに芸だけで食えるか」が大きな目標として立ちはだかる。  バイトせずに食えるようになったら芸人として一人前。このハードルは相当高いと聞く。  少しずれてしまうけれど「一人前」で思い出すのは、とある落語家さんが言っていた話で、落語家には「前座」「二ツ目」「真打ち」と階級があるが、「二ツ目 → 真打ち」より「前座 → 二ツ目」の昇進の方がとてつもなく嬉しかったという。  前座時代はとにかく師匠はもちろんあ

          霜降り明星はこのまま「爆笑問題ルート」を辿ってしまうのか?①

          【ショートショート】桃太郎 2.0

           むかしむかし、あるところにおじいさんとおばあさんが住んでおりました。  おじいさんは山へ柴刈りに、おばあさんは川へ洗濯に行きました。 [略]  桃から生まれた男の子を、おじいさんとおばあさんは「桃太郎」と名付けました。  おじいさんとおばあさんに大切に育てられた桃太郎はみるみる内に小さくなっていき、やがてみずみずしい、とても美味しそうな桃の実になりました。 「昔はこいつも泣いたり笑ったりしてたんだがなぁ……」  すっかり老け込んだおじいさんは寂しそうに、指の腹で桃を優

          【ショートショート】桃太郎 2.0

          VTuber の引退が何故ショックなのか、3年経ってようやく分かった

           VTuberの引退で直撃を食らったのはやはり桐生ココが最初だろうか。  ゆるやかながらもホロライブを追っていた身にとっては実に衝撃的な出来事だった。  その当時、何の気なしに「なんか面白いことやってないかな~」とYouTubeを覗いてみたら「桐生ココからみなさんへ大切なお知らせ」という配信がちょうど始まるところだった。  白バックに厳粛なテロップ、かしこまった態度。  これはアレだ、大手企業の製品回収のお詫びCMと雰囲気がソックリだ。  良くない気配がプンプンしていた。  

          VTuber の引退が何故ショックなのか、3年経ってようやく分かった

          バカリズムの問いの立て方~「バカリズム案⑨」感想~

           先日、バカリズムライブ番外編「バカリズム案⑨」の千秋楽を見てきました。  「バカリズム案」に限らず、バカリズムさんのライブ自体が今回初めてでした。  舞台にバカリズムさんが出てきた時はミーハー心が刺激されて「キャ~升野さ~~ん本物だ~~~!」ってなりました。  会場にあったチラシによると、公演内容は以下の通り。  そうそう、コントライブではないんですよね。  「○○に関する案」という形で独自の「案」をどんどん発表していくという、大喜利とはまたちょっと違う、大喜利から更に一

          バカリズムの問いの立て方~「バカリズム案⑨」感想~

          【悲報】あんまん解凍失敗

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          「サブカルトンデモ本」カテゴリだったのか……

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