kikuzirou

日本史関連の物語を書いております。いろんな方に読んでもらいたいと思い、投稿してみました。

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マガジン

  • JW579〜 第三部 第三章 垂仁経綸編

    章ごとに分けてみました。

  • ジャパンウォーズ(JW) 第三部

    内容が多くなってきたので、垂仁天皇から第三部と致します。ジャパンのウォーズについて語って参ります。

  • 私のお気に入り楽曲

    お気に入り楽曲です。

  • JW542~578 第三部 第二章 伊勢遷宮編

    章ごとに分けました。

  • 光る君へ 感想

    大河ドラマ、光る君への感想です。

最近の記事

JW586 倭彦薨去

【垂仁経綸編】エピソード8 倭彦薨去 第十一代天皇、垂仁天皇の御世。 紀元前2年、皇紀659年(垂仁天皇28)秋。 ここは、伊勢国の五十鈴宮。 二千年後の三重県伊勢市に鎮座する、伊勢神宮の内宮である。 天照大神(以下、アマ)の御杖代、倭姫(以下、ワッコ)は、ある男を呼びよせていた。 その男の名は、竹の連の吉彦と言った。 ここで、采女の忍比売(以下、おしん)が尋ねてきた。  おしん「ワッコ様? 吉彦って、誰だべ?」  ワッコ「覚えておらぬか? エピソード523

    • JW585 ふたたびの真鶴

      【垂仁経綸編】エピソード7 ふたたびの真鶴 第十一代天皇、垂仁天皇の御世。 年が明け、紀元前2年、皇紀659年(垂仁天皇28)となり、あっという間に、秋の季節を迎えてしまった。 そんなある日の正午頃・・・。 ここは、伊勢国の五十鈴宮。 二千年後の三重県伊勢市に鎮座する、伊勢神宮の内宮である。 天照大神(以下、アマ)の御杖代、倭姫(以下、ワッコ)は、ある男を呼びよせていた。 その男とは、足速男(以下、はやお)と言った。  はやお「お初にお目にかかりまする。我が『

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        私のお気に入り楽曲 Vol.142 No Hope For Me

        The Fifth Estate(フィフス・エステート)の楽曲。 1964年の作品。 フィフス・エステートの名前になったのは、1966年なので、この頃のバンド名は「D-Men」でした。 こう来るだろうという予測を外し、最後に音が下がるメロディ構成が好きです。

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          私のお気に入り楽曲 Vol.141 Palace Memories

          S.E.N.S.(センス)の楽曲。 1996年の作品。 作曲は、センス。 センスは二人組のインストゥルメンタルユニット。 勝木ゆかりさんと、深浦昭彦さんです。 NHKスペシャル「故宮」のテーマとして使用されました。 中国って感じがします。

        JW586 倭彦薨去

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        • JW579〜 第三部 第三章 垂仁経綸編
          8本
        • ジャパンウォーズ(JW) 第三部
          115本
        • 私のお気に入り楽曲
          142本
        • JW542~578 第三部 第二章 伊勢遷宮編
          37本
        • 光る君へ 感想
          15本
        • 日本傾国中
          11本

        記事

          JW584 創建と遷座と

          【垂仁経綸編】エピソード6 創建と遷座と 第十一代天皇、垂仁天皇の御世。 紀元前3年、皇紀658年(垂仁天皇27)のある日・・・。 ここは、伊勢国の五十鈴宮。 二千年後の三重県伊勢市に鎮座する、伊勢神宮の内宮である。 前回、真鶴を祀った、天照大神(以下、アマ)の御杖代、倭姫(以下、ワッコ)たちの元に、猿田彦大神が出現したのであった。 猿田彦「今年、神託を下したぜ。ついでに、紹介しろ!」  ワッコ「えっ? 神託にござりまするか?」  ねな「どんな内容なの?」 

          JW584 創建と遷座と

          JW583 神になった真鶴

          【垂仁経綸編】エピソード5 神になった真鶴 第十一代天皇、垂仁天皇の御世。 紀元前3年、皇紀658年(垂仁天皇27)9月。 ここは、伊勢国の五十鈴宮。 二千年後の三重県伊勢市に鎮座する、伊勢神宮の内宮である。 稲を捧げようとする真鶴のため、天照大神(以下、アマ)の御杖代、倭姫(以下、ワッコ)は、アマ様の御前に稲を懸けて、これを捧げ奉ったのであった。 ワッコ「これで、あの鳥も、喜んでおろう。」  そこに従者たちが、やって来た。  カット「皇女様・・・。米といえば

          JW583 神になった真鶴

          JW582 稲を咥えて

          【垂仁経綸編】エピソード4 稲を咥えて 第十一代天皇、垂仁天皇の御世。 紀元前3年、皇紀658年(垂仁天皇27)9月。 ここは、伊勢国。 二千年後の三重県伊勢市。 伊勢神宮から、ほど近い場所で、大若子(以下、ワクワク)と、乙若子(以下、乙若)、そして、紀麻良(以下、キーマ)の三人は、歩き回っていた。 倭姫(以下、ワッコ)の命を受け、昼夜を問わず、騒ぎ鳴いていた、鳥を探していたのである。 そして・・・。 キーマ「あっ! あちらに、鳥が居りますぞ! 真っ白な真鶴に

          JW582 稲を咥えて

          JW581 物具を捧げよ

          【垂仁経綸編】エピソード3 物具を捧げよ 第十一代天皇、垂仁天皇の御世。 紀元前3年、皇紀658年(垂仁天皇27)8月7日。 ここは、纏向珠城宮。 垂仁天皇こと、活目入彦五十狭茅尊(以下、イク)は、祭祀官の中臣大鹿島(以下、オーカ)を呼び出していた。  オーカ「大王? 如何なされました?」  イク「うん。ちょっと占って欲しいんだよね。」  オーカ「占う?」  するとここで、大連の物部大新河(以下、ニック)が口を開いた。  ニック「物具を神々への幣としても、え

          JW581 物具を捧げよ

          JW580 屯倉誕生

          【垂仁経綸編】エピソード2 屯倉誕生 第十一代天皇、垂仁天皇の御世。 紀元前3年、皇紀658年(垂仁天皇27)。 ある日のこと・・・。 ここは、纏向珠城宮。 垂仁天皇こと、活目入彦五十狭茅尊(以下、イク)は、兄弟たちに、直轄地を設置したいと打ち明ける。 その時、久米押志岐毘古(以下、オシキ)が乱入してきたのであった。 オシキ「こういう時だからこそ、忠義の一族、久米の出番なんすよ!」  のまお「聞いておったのか?!」  イク「オシキ? 出番って、どういうこと?

          JW580 屯倉誕生

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          私のお気に入り楽曲 Vol.140 Twist And Shout

          ビートルズの楽曲。 1963年の作品。 リードボーカルは、ジョン・レノン。 レコーディング時、ジョンは風邪を引いていたので、ガラガラ声になっているんだとか。ジョン自身も、紙やすりにようにザラザラで、情けない気分になったと回想しています。 ちなみに、元々は、トップ・ノーツというアメリカのグループが、1961年に発表した楽曲です。 作詞・作曲は、フィル・メドレーさん、バート・バーンズさん。

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          私のお気に入り楽曲 Vol.139 ホーリー&ブライト

          ゴダイゴの楽曲。 1979年の作品。 作詞は、山上路夫さん、奈良橋陽子さん。 作曲は、タケカワユキヒデさん。 編曲は、ミッキー吉野さん。 テレビドラマ「西遊記Ⅱ」のエンディングに使用された楽曲です。 「ガンダーラ」も、いい曲なのですが、こっちもいいんですよね。

          私のお気に入り楽曲 Vol.139 ホーリー&ブライト

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          JW579 直轄したい

          【垂仁経綸編】エピソード1 直轄したい 第十一代天皇、垂仁天皇の御世。 伊勢神宮創建の翌年、紀元前3年、皇紀658年(垂仁天皇27)。 ある日のこと・・・。 ここは、纏向珠城宮。 垂仁天皇こと、活目入彦五十狭茅尊(以下、イク)の面前には、兄弟たちが坐っている。 すなわち、彦五十狭茅(以下、のまお)。 国方姫(以下、ニカ)。 千千衝倭姫(以下、チック)。 五十日鶴彦(以下、イカッピ)。 倭彦。 腹違いの兄、八坂入彦(以下、ヤサク)である。  のまお「大王

          JW579 直轄したい

          JW578 津長の原

          【伊勢遷宮編】エピソード37 津長の原 第十一代天皇、垂仁天皇の御世。 紀元前4年、皇紀657年(垂仁天皇26)。 天照大神(以下、アマ)の御杖代、倭姫(以下、ワッコ)は、御膳御贄の処を定め、伊勢神宮への帰路に就いた。 垂仁天皇こと、活目入彦五十狭茅尊(以下、イク)たち家族が同行し、大神主の大若子(以下、ワクワク)と、舎人の乙若子(以下、乙若)が付き従う中、一行は、一柱の女神と遭遇。 女神の名は、須佐乃乎命御玉道主命。 女神は、御饗、すなわち、食事を提供すると申し

          JW578 津長の原

          JW577 淡い塩

          【伊勢遷宮編】エピソード36 淡い塩 第十一代天皇、垂仁天皇の御世。 紀元前4年、皇紀657年(垂仁天皇26)。 天照大神(以下、アマ)の御杖代、倭姫(以下、ワッコ)は、御膳御贄の処を定め、伊勢神宮への帰路に就いた。 垂仁天皇こと、活目入彦五十狭茅尊(以下、イク)たち家族が同行し、大神主の大若子(以下、ワクワク)と、舎人の乙若子(以下、乙若)が付き従う中、伊波戸という場所に差し掛かった時、ワッコは、唐突に宣言するのであった。  ワッコ「よし! 決めたぞ! 戸嶋、志波

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          JW576 伝説の海女

          【伊勢遷宮編】エピソード35 伝説の海女 第十一代天皇、垂仁天皇の御世。 紀元前4年、皇紀657年(垂仁天皇26)。 天照大神(以下、アマ)の御杖代、倭姫(以下、ワッコ)は、垂仁天皇こと、活目入彦五十狭茅尊(以下、イク)たち家族と共に、御膳御贄の処を定める船旅に出た。 大神主の大若子(以下、ワクワク)と、舎人の乙若子(以下、乙若)が付き従う中、一行は、潜き女の「お弁」と遭遇したのであった。  ワッコ「弁よ・・・。私は、この地の潜き女たちを、湯貴の潜き女に定めたいと思

          JW576 伝説の海女

          JW575 坐ってみよう

          【伊勢遷宮編】エピソード34 坐ってみよう 第十一代天皇、垂仁天皇の御世。 紀元前4年、皇紀657年(垂仁天皇26)。 天照大神(以下、アマ)の御杖代、倭姫(以下、ワッコ)は、アマ様を祀るため、様々な準備をおこなう。 そして、垂仁天皇こと、活目入彦五十狭茅尊(以下、イク)たち家族と共に、御膳御贄の処を定める船旅に出た。 アマ様に捧げる食べ物を探す旅に出たのである。 付き従うのは、大神主の大若子(以下、ワクワク)と、舎人の乙若子(以下、乙若)であった。  ワッコ「

          JW575 坐ってみよう