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【エッセイ】いつでも微笑みを(1500)

NHKラジオの長寿番組「子ども科学電話相談」

質問内容は失念したが、ある先生が「ストレスってね、楽しい時にもかかるのよ」と言っていた。

目から鱗とまではいかないが、なるほどって頭に電球が浮かんだ。

ちなみにこのことわざの「目から鱗」の出典をご存知?

知識として知っていなくて、私が言うんだからとピンと来た方は勘がいい。IQ110以上はかたいし、私のエッセイの熱心な読者という称号を付与しよう。

解答







「聖書」

元々敬虔なユダヤ教徒でキリスト教徒たちに激しい迫害をしていた人物。後に復活のキリストに出会いキリスト教に改宗し、その教義を論理的に盤石なものにした使徒パウロの経験が元になっている。

するとただちに、サウロの目から鱗のような物が落ちて、目が見えるようになった。そこで、彼は立ち上がってバプテスマを受け、食事をして元気になった。
 サウロは数日の間、ダマスコの弟子たちとともにいて、ただちに諸会堂で、「この方こそ神の子です」とイエスのことを宣べ伝え始めた。

(聖書 新改訳2017©2017新日本聖書刊行会 許諾番号4-2-3号)

使徒の働き 9:18-20

サウロとはパウロの元の名である。イエスに救われて名前が変えられた。そのパウロの改宗の瞬間が「目から鱗のような物が落ちて」と記述されている。キリスト教徒達を激しく迫害していたパウロは試練(神から与えられる患難)で目が見えないようにされていたのだ。

ちなみに新改訳2017聖書が無料で読めて、しかも一流俳優たちの朗読でも聴けるすばらしいアプリ「聴くドラマ聖書」が超オススメ。

一番安い電子書籍で同じ訳の聖書は3500円する。

これだけの価値のあるものを無料で提供できるのだから、この「聴くドラマ聖書」を提供する財団は大金持ちが出資して設立されたんだろうなと思っていたがせっかくの機会なのでGoogleで調べた。

クリスチャン投資家として知られているビル・ファン氏。巨額投資詐欺容疑でアメリカにて逮捕・起訴されている模様。悲しい。

財団の総資産は5億ドルだそうだ(Wikipedia)。えぐい。世の中には想像を絶する金持ちがいるものだ。

脱線してしまった。話を元に戻そう。

タイトルは同世代の方ならピンときただろうがMr.Childrenの名曲である。気になった方はYouTubeで調べて欲しい。

これはマジな話だが、歌手の公式YouTubeリンクのnote貼り付けはJASRACから膨大な著作権を請求される可能性があるので気をつけて。結構してる方が多いので。私もしていた。

歌詞の内容はこうだ。

葬式の喪服の列を見て「命は果てるもの分かってはいるけど」と切ない気分になる。そしてこの世の不条理や死について考え、やるせない気持ちになる。そんな中「君の中で僕は生き続けるだろう」と思い至る。そうだったらいいな。希望があるな。「いつでも微笑を」

我々は日々激しいストレスに晒されている。悲しみや怒りや苦しみばかりがストレスとしてピックアップされているが、喜びも強い刺激となり私たちの心を蝕むというのは多分ほとんどの人は認識すらしていない。

それに少なくとも2500年ほど前にはシッダールタという天才が既に気づいていたのだ。

彼の教えは単純明快である。

「何があっても心をニュートラルにする」

ただそれだけである。

仏教もキリスト教(イエスを救い主として受け入れる)も教えの本質は単純明快なのに、なぜこんなに経典がたくさんあり聖職者たちはこぞって難しい修行をするのだろう。

答えは簡単だ。

心をニュートラルにすることもキリストを信じることも実行不可能だからである。

じゃあどうしたらいいか。それぞれの宗教の聖職者に尋ねればいい。答えを教えてくれるだろう。

私も教えられるが、だいぶ穢れているので無理。

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