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たくさん聞いた話

子育て中はどうしたらいいかわからないことが多かったけれど、思いがけずいいこともしていたという話です。子育て中の方に参考になったら嬉しいです。

話を聞くって難しい


上の子が小学校に入学した当時、帰宅後、何となく黙り込んでいます。
とても心配でした。
声をかけてもどうにも口が重いのです。
あれやこれや話しかけること20分くらいでようやく話し始めるのでした。

そうこうしているうちに小学校にも慣れ、ムリに聞き出さなくてもしゃべるようになりました。
よそのお母さんに学校の事情を聞かれるくらいでした。(子供経由でよく知っていたので)

少し年齢が上がると、悪口が増えてきましたが、逆に心配なので話しを聞くようにしていました。

今思うと、このころコーチングの話術を体得できていたらよかったのにと思ってしまいます。

傾聴やアイ・メッセージで話すなど、知ってはいましたが、うまくできませんでした。

どうしても感情的に聞いてしまっていたものでした。
感情的に聞くというのはつまり一緒になって怒っていたということです。

私は家にいる主婦で、時間を持て余していたのかもしれません。
悪口を聞くのは嫌だなと思いつつ、毎日の楽しみだったのかも。

悪口は心配だから聞く、エスカレートするという悪循環でした。
一緒になって怒っていて未熟でした。

あのころ、話を聞くのは好きだと思っていましたが、
今思うと熱意はあったかなあ、とは思うものの、振り回されて私も大変でしたし、聞いてあげていても満足はしてなかったのではないか、と後悔が残っています。


昔話をするようにしている


それでも今でもよく話す親子です。
(上の子23歳)
相変わらずトラブルについてよく話してくるので気持ちが静まるまで聞いています。
あまりよくないんじゃないかなあと思いつつも、話すことがストレス解消になるようなのです。
時間を取られてイライラするので時々けんかします。

でも、中高のときのこともよく話すので、当時どんな気持ちだったのか聞いたりします。

当時の上の子自身の気持ちを聞いたり、私の気持ちを伝えたりします。

これは案外いいです。
怒ってケンカした時の正直な気持ち、何年も経ってからでも伝えると違うのです。若かった、できなかった、などということも正直に伝えています。

アウトプットで記憶力アップ


そんな毎日の中、今日いきなり上の子が言ってきたのです。

「アウトプットが一番記憶力アップになるんだって。」

始めのうち私は「そうだねえ」などと聞き流していましたが、

どうも小さいころから積極的に話を聞いてきてあげてきたことを言っているようでした。

どうも私に感謝の気持ちを伝えているらしいです。記憶力アップの話だけではないでしょう。(と思いたい)

こんな日が来るとは思ったことがありませんでした。



子育てはわからないままで失敗が多かったと思っていましたが、それでも何かが伝わっていたみたいだと思えた日でした。
アウトプットが記憶力アップになるかは本当かはわからないので、追い詰めない程度のモチベーションになさってください。