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菊池亮太 ピアノ・リサイタル2023  I'll be back 〜凱旋記念公演〜in大阪

2023.12.8
大阪城公園のほど近くにある“いずみホール“へ聴きに行って参りました! 

開場前の様子
全国から菊リストさんが結集!
フラスタ💐
♬♪のオーナメントがかわいい🎄
豪奢な内装とシャンデリア💎
パイプオルガンも✨
ピアノはスタインウェイ🎹

⚠️ネタバレがありますので見たくない方はスルーお願いします
⚠️セトリに間違いがあれば教えてくださると嬉しいです
⚠️素人の個人の感想、備忘録です🔰
⚠️語彙も知識もないですが音楽愛と菊池愛はあります

セトリはこちら💁🏻‍♀️
メドレーの曲順は不明です



紀尾井ホールとは少しセトリも変わりました!
今回はラフマニノフメドレーがピアノ協奏曲メドレーに☺️
そして2部では、新曲入荷!!嬉しい♡
バレエ『くるみ割り人形』より「金平糖の精の踊り」(チャイコフスキー)
そして、ユニバが近いということで『映画音楽メドレー』がありました。

この曲数!!
普通のクラシックのコンサートでは考えられないですもんね。(メドレーは1曲ずつが短いとはいえ)
改めて、菊池さんの膨大なレパートリーとマルチなジャンルに対応できるテクニック、即興力のスキルの高さに脱帽です🥹
(メモなしでこれだけ思い出しただけでも頑張った方だと思う😂協力してくださった皆様ありがとうございます!でもメドレーは抜けてる曲がまだありそう💦)

では、ざっくり振り返ってゆきます❣️
ここから長いです🙏😂

菊池さんが舞台に登場して初めの第一音にいくまで、ゆっくりと30秒ほどかけて全集中。
会場の全員が息を潜め、ぴんと張り詰めた空気に。「無音」とは、こんな音なんだなと。
耳の中で“無い“音が鳴る。
音に溢れた現代の生活の中で、ホール内の全員で協力して作るこの瞬間の緊張感がすき。
(咳やくしゃみの生理現象は仕方ないですが)

大好きな菊池さんのノクターン2番〜ピアノトラベラーズ♪
まぁるく柔らかく温かい、菊池さんそのものみたいな音色。
優しく語りかけるようにコンサートの幕が開けました。

菊池さんにとっても、ファンにとっても思い入れの強いこの曲は、スタートに相応しく、菊池さんの音楽人生を象徴するような題名も素敵ですよね✨
本当に素晴らしい作品なので、どうか、単品で動画にするかCDに納めて欲しいです🥹🙏
youtubeライブの中を探さないと見つけられないというのが悲しすぎるんです😭

今回のいずみホールも紀尾井同様、天井が高く残響も良いので、一部の方からはペダルを踏みすぎると音が濁って聴こえたとのご意見もありましたが、それで思い出したのが、2021年のショパンコンクールでの牛田さんの当時のTwitterのコメントでした。

「ホールの音響がつかめず、自分の音量が足りていないのではと錯覚してしまい、不自然な力で芸術的ではない飽和した響きを引き出してしまった瞬間があった」

⬇️参考文献はこちら

2階で聴いていたこの本の著者も
ペダルが多く和音に濁りを感じる時があったと述べていた

このコンクールで2位となった反田さんも、
「ステージで(自分の)音が聴こえない」
と、二階席でサウンドをチェックされていたとか。
数々のホールで演奏されてきたクラシックピアニストさんが苦戦するホールだったのですね🥺

これを受けてかどうかはわからないけど、菊池さんも「課題も見たかった」と前向きに捉えられているし、プロだから次回以降修正してこられるのではないかなと☺️
まだ伸び代があるだなんて最高!期待しています✨
それに、よく考えたら菊池さんのクラシックのお仕事が増えたのはこの2〜3年だもの。

ソロ以外にも、バンドやサポート、作編曲のお仕事もされていて、とにかく仕事の幅が尋常じゃない。
その上でクラシックもさらに追求していくのは並大抵のことではないはず…🥹
でも、菊池さんならできると信じています🫶
しかも、フリーだから事務や広報も全て自分。
(サポートされてる方がいらっしゃってこそ🙏)
来年はガーシュウィンマラソンもあるので、これからの進化も楽しみです🥰

も、戻りまーす!!💦

今回はラフマニノフメドレーではなくピアノ協奏曲メドレーだったのも嬉しかったです!
YouTubeライブでは何度か聴いていたけど、生で聴いたのは初めてという方も多かったと思うので☺️
超絶技巧を駆使して一人オーケストラできてしまう菊池さんならではの素晴らしいメドレーですよね!こんなことできる方、そうそういないですから!!

⬇️過去の動画はこちら

その後、拍手を断ち切るように弾き始めた
Paganini variations 
は、紀尾井でも感じましたが、聴くたびに進化していて、抑揚をつけたり、その日の気分で第7変奏に入る前をアドリブされてますね☺️この日もキレッキレの演奏でした!

⬇️2021年 サントリーホールでの演奏

次は『指が疲れたので小指を休ませたい』と
ドビュッシーのエチュード(激ムズ)を余裕たっぷりユーモラスに!(客席をチラ見してドヤ顔😂)

⬇️本番の映像 なんて素敵な表現🥹✨

音の絵を説明するために、今回も冬ソナを弾いてくれたんですけど、遂にあのポーズをしてくれました‪‪‪‪𐤔𐤔‬‪

大阪ならやってくれる気がしてた‪‪‪‪𐤔𐤔‬‪

ざわめく会場😂
そこからの音の絵33-8は、気持ちを切り替え素晴らしい演奏でした!
冬のメランコリックな美しさを丁寧に紡ぎ、33-9もいつもながら圧巻!非の打ち所がない。
そして、ラフマニノフと同時期に活躍したガーシュウィンの3つの前奏曲より2番 を。いつもよりは色香成分は抑え気味だったけど、(格式高いホールだし)菊池さんのブルース強めのアレンジはほんとにかっこよくて大好き🫠💜

リクエストコーナー は、ジャズ、ポップス、ゲーム音楽、クラシックとバリエーション豊かなラインナップで、いつものBLACK BOXのクジを10枚引いた後、「菊池さん、ひよってるんじゃない?って思う人は拍手してください」と、煽ってこられたので私は全力で拍手しました😂👏👏👏
その流れで最後に引いたのがまさかのショパンエチュード10-4!!!

ポップスが多かった紀尾井と比べ、ジャンルがバラバラな分、難しかったと思うんですが、原曲のリズムを巧みに変えて繋いでいき、凝ったアレンジが多かったです!(私感)
10-4はラストに持ってきて、久々に弾かれたであろうにも関わらず、しっかり指が回っていてめちゃくちゃかっこよかったです😭ブラボー👏👏👏

休憩

(´-`).。oO(まだまだ続くよー)

2部の一曲目は金平糖の精の踊り🩰

クリスマスシーズンにぴったりな一曲🎄
バレエ好きの私には嬉しすぎるプレゼントでした🎁
ホールの豪華な雰囲気にも良くマッチして、とても愛らしく繊細で、煌びやかなのに棘のない菊池さんの高音の音色が大好き🥰
後半の左手で半音階で駆け上がっていくところも好きです✨
くるみ割り人形はどのシーンも名曲ばかりなので、いつか組曲で聴きたいです🥰
間奏曲が特に好き🥹
🦔さんも演奏されてる眠りの森のアダージオに少し似てるのは編曲が同じプレトニョフだからかな?
⬇️黒岩航紀さんの素晴らしい演奏

金平糖の後は、ハリポタの ヘドウィグのテーマ🪄︎︎✨
まぁ、弾きたくなりますよね‪‪‪‪𐤔𐤔‬‪
その流れで映画音楽メドレーに。
(ユニバが近いからとのこと😂)

このメドレーの中で、菊池さんがたくおんさんのために編曲されたムーンリバーが入って、セルフカバーを生で聴くことができて感動でした😭✨✨

ドラマティックで、愛くるしくて、本当に素晴らしい編曲で大大大好きなので、菊池さんが弾くとどうなるかな?と、ずっと生で聴いてみたかったんです😭
激ムズなのにとても滑らかで、情感たっぷりで素晴らしかったです✨🥹ありがとうございました😭
またフルでも聴きたいです…😭

そして松田怜さんの編曲の白鳥
菊池さんの大切な一曲。
言葉は要らないですね。
いつも一緒に弾かれてる気がします。
とても優雅で儚げで、孤高な美しさでした✨

そして、今回の目玉のひとつである
沈める寺からの四季メドレー
夏にイギリス、ドイツの公演を大成功に終え、その後、フランス、スイス、イタリアも旅された菊池さん。
たくさんの風光明媚な景色、歴史、文化に触れ、改めて日本の四季の美しさに気付かされた、と。

菊池さんが帰国されて、日本の曲を弾かれた時に(さくらさくらだったかな?)、以前より輪郭がくっきりとしたような気がしたんです。
今回もお琴奏法で、雅な和テイストに🌸

※最初に沈める寺を弾くのは、“寺という建造物は、季節が移ろう中でも不動であるから“とのこと🛕

そしてなんと言っても花火🎆がすごく良かったです😭👏👏👏
紀尾井よりも更にシャープな音が増えていたり、濃淡もついて立体感も増し、ゾクゾクしました🥹
花火って、空に咲いた瞬間は綺麗だけど、暗闇とか、打ち上げる時の大きな音が怖かったりするじゃないですか。そういうのも含めて表現されてるのかなと。菊池さんの花火、私は大好きです!!

菊池さんのオリジナル曲の秋の無言歌は内声も際立たせてより深みが増していました🍁🍂
戦メリは、アレンジ控えめでオリジナルに近いけど、和声に工夫があったり、バッキングのアクセントの位置が菊池さん独自の解釈で好きです☺️
控えめなのに、少し音を足すだけでここまで美しさを極致に持っていけるのが菊池さんの凄いところだなと😭天才✨
このメドレーを通して侘び寂びを感じます。

⬇️イギリスでのコンサートで弾かれた戦場のメリークリスマス ファツィオリの🎹


好きな音ベスト5で作る即興曲
は ミ ラ シ シ♭ ソ というまたなんとも不穏な結果に。(嬉しそうなりょーたん😂)
クリスマス風アレンジということで、アップテンポにして赤鼻のトナカイ(だったと思う)も混ぜつつ見事に仕上げられました👏👏👏

そしてラストは ラプソディーインブルー💙
カデンツァに🐈、六甲おろしや、やっぱ好きやねんも入れてくれるサービス精神😆
カデンツァの手拍子のところで、みんなノリが良くて、どんどん手拍子が大きくなって、菊池さんも呼応してアドリブ続けて、最後は🤫のポーズで締めたのがやばかったです🫠


いつもながら素晴らしい演奏だったけど、
あれ?なんか様子がおかしい…

目瞑ってる??

中間部あたりの静かな叙情的なところだったので、
“ああ、音を感じて世界に浸ってはるんやなぁ…”
と、思ってたんですけど、ずっと瞑ってる!!! 
結局最後までそのままで、
かなり長い間ノールックだったかと思われます🤣
菊池さんは遂に仙人になられたのかな😇
ノールックで、あの演奏はヤバすぎる!!!

目に汗が入ったと仰っていたけど…
途中から違う液体に変わっていましたよね🥹
きっと、この夏のことや、今までの音楽人生を走馬灯の様に思い出されてたのではないかなと…😭
凄まじい熱量でした🔥Bravo~❣️❣️
会場はスタオベ👏👏👏

そしてアンコールはYouTubeライブでもお馴染みのHey jude。みんなでナーナー歌えて嬉しかった☺️
菊池さんも会場に向かって👍してくれたり、もっともっとって煽ったり、その後のA列車では、観客席から「スペイン乗せて〜」「いとしのエリー乗せて」とリクエストが飛び交い乗車🚃
(遠い席の方が不利になるので次回からは菊池さんが決めたものを弾かれることに)
再びスタオベ、万雷の拍手の中、コンサートの幕が閉じました👏👏👏

歌っちゃったり、声出ししたりするのは格式あるクラシックのホールとしてはNGなのかもしれないけど、でも音楽って観客と対話して出来上がるものだと思うんです。

そして、最後は紀尾井ではブラボーという声が多かったけど、大阪では
『菊池さん、ありがとー😭』
『菊池さん、かっこいいー❤️』という声が😆

そしてなぜか『き く ち!』『 き く ち!』
菊池コールが😂

え?菊池さん、引退するの?
っていうくらいの熱い関西の民でした😂
(タモさんかひき肉です!かよくわらない謎ポーズで〆てました😂)

菊池さん、素晴らしい演奏をありがとうございました🥹✨✨またぜひ関西にいらしてくださいね☺️

これを見て号泣😭
頭ではなく心で音を聴く。素敵な言葉😭
菊池さんの優しさは深くて広い、海のようです。

 
ああ、今回も長くなってしまいました…
もっと書きたいことあるんですけどね😂
もういい加減終わります😂

ここまで読んでくださった方がもしいらっしゃったら、ありがとうございました🙏

#菊池亮太 さん
#菊池亮太リサイタル

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