数字を重ねるということ
今日は誕生日。
夫が亡くなってから、3回目の誕生日だ。
今日でとうとう、私は彼の年齢を超えてしまった。
「年齢なんてただの数字だ」
確かにそうだけど、それは一生に一度しか背負うことのできない数字。
生きているからこそ更新することのできる、貴重な数字だ。
私は今日からずっと、あの人が背負うことのできなかった数字を背負って生きていく。
そう思ったら、身の引き締まる思いがした。
背負う数字は、若ければいいものでも、重ねればいいものでもない。
その時その時、自分が背負っている数字に恥ずかしくない生き方をすればいい。
一年一年、一瞬一瞬の積み重ねが人生なのだから、全ての数字の積み重ねが今の私であり、未来の私なのだ。
いつまで続くかわからないこの数字の連続を、悔いなく生きていこうと思う。
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