【ぼっち旅行記】出雲大社
6年前の記憶を、精一杯掘り起こしながら書いています。
2017年9月、思い立って鳥取に住んでいる大学時代の知人に会いに行くことにしました。
実際に会って遊ぶのは1日だけなので、旅程の大半は、ぼっち旅となります。
ちなみに島根・鳥取ともに人生初訪問となります。
▷旅の始まりは出雲市駅
名古屋駅の太閤口を23時過ぎに出発した夜行バスは、米子駅、松江駅を経由して、7時過ぎに目的地に到着しました。
夜行バスでは、やはり熟睡できず、ほぼ徹夜カラオケ明けのコンディションで今日1日放浪することになります。
こればかりは、何度やっても一向に学習しません。
次は必ず東京からサンライズ出雲で来てやるからな!!
どこに到着しても同じですが、夜行バスを降りて困るのが、朝飯を食べれる店が少ないこと。
いつも行くのは大抵牛丼屋ですが、今回は駅前にモスバーガーがあったので、ここにします。
半目でバーガーを食したら、目的地へ向かいます。
目的地へは電車で行けたはずですが、電車で行けることを後で知ったので、バスを使いました。
この地方の住宅の屋根瓦は、いわゆる石州瓦で、鮮やかなオレンジ色をした屋根の民家が立ち並んでいます。
この民家全てオレンジ色の屋根瓦な風景は、4年後に毎月のように見ることになるのですが、それはまた別のお話。
▷出雲大社
バスに20分ほど揺られ、バスは大きな鳥居をくぐり、おしゃれなスタバの前で停車しました。
参拝するのは、タイトルの通り出雲大社。
人生初参拝になります。
天気はあいにく、雨が降ってきそうな曇り空。
雨の出雲大社は縁起がいいらしいし、雨でもいいか。
(この4年後に父母が訪れた時は、土砂降りとなった。)
9時前という時間帯もあって、参拝客は少なめ。
他の参拝客に倣って、2礼4拍手1礼。(直前まで知らなかった)
御本殿の屋根にある「千木」が、出雲大社は男性神なので
しっかり「男千木」であることを確認。
伊勢神宮は、主祭神が女性神(天照大御神)なので、女千木でしたね。
毎年行っている伊勢神宮とは、また違った神聖さを感じられました。
▷古代出雲歴史博物館
大学では一応考古学を専攻していた、ぼっち旅行客。
旅先の博物館には行かざるを得ません。
出雲大社クラスの神社の敷地内で、発掘調査できるって凄いですよね。
東大寺大仏殿より巨大だったとか。
それにしても階段が長すぎる。
荒神谷遺跡出土青銅器、加茂岩倉遺跡出土青銅器とも国宝。
こんな近くでじっくり見ていいんですか国宝。
この銅鐸たち、入れ子式に収納された状態で、横倒しにまとまって埋められていたのだから、面白いですよね。
食器棚にしまうティファールの鍋と同じ感覚でしょうか?
東博や京博の国宝展は何回か訪れてますが、元の展示博物館、いわば国宝たちのホームで鑑賞する方がいいですね。
親壺の肩部に無数に子壺が付いた変な須恵器。
まったく実用的じゃないので、おそらく祭祀用。
今回会いに来た鳥取の知人は、この子持壺を卒論のテーマにしていました。
少し疲れたので、館内のカフェに立ち寄りました。
本当は古墳ゼリーが食べたかったのですが、売ってなかったので、銅鐸ラテアートのカフェラテを注文。
(あまり銅鐸に見えない・・・)
▷出雲そば
博物館に2時間ほど滞在した後、せっかくなのでご当地グルメを食べたいと思い、出雲そばが食べれるお店を探しました。
すこし本通りから路地に入った所の、カフェバーみたいなお店に入ることに。
食後は、またぶらぶら歩いてみることにしました。
▷国鉄旧大社駅
国鉄という響きは、ギリギリ馴染みのない世代ですが、なんかいいですよね「国鉄」。
重要文化財に指定されている駅舎は、ここ大社駅・門司港駅・東京駅だけなのだとか。
歩き疲れたので、しばらく駅舎内のベンチに腰掛けて、ぼーっとする。
のちに、自分の結婚式を、こういったレトロモダンな雰囲気の所で挙げることになるのですが、これも出雲大社さんのご縁なのでしょうか?
▷一畑電車に乗車
一畑電車というローカル線で、松江市の松江しんじ湖温泉駅まで向かいます。
一畑と聞くと、東海地方民は岡崎市にある「一畑山薬師寺」のCMを思い浮かべるのですが、一畑山の総本山に近づいていることに、乗車前のぼっち旅行者は、まだ気が付いていません。
ご当地キャラしまねっこが前面にラッピングされたピンク色の電車。
しまねっこって島根県のマスコットキャラクターなんですね。
(うちのミナモと交換してくれ…)
ぼっち旅行客を乗せたしまねっこ号は、宍道湖の北側を各駅停車で松江に向かうのでした。
次回 【ぼっち旅行記】松江城 に続きます。
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