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引越しされた「仲間たち」

2021年5月1日

嵐のような引越し作業が終わり、ようやく自室が整いました。ベッドの上も荷物に溢れて、床も段ボールが積み上がり物置き部屋と化しましたが、徐々にカタチになってきました。

しかしいつもと違うのは、10数年連れ添った家具たちがいない。愛用していた革ソファー、日にヤケた本棚、ダニやホコリがいたであろうマット。大量の水を毎回飲み込んでくれた洗濯機。さらに言えば下手くそな調理に付き合ってくれたフライパンに小鍋。青春の青の字もなかった部屋をずっと見つめていたキャラぬいぐるみなど…。

この引越しを機に大量の「仲間」たちを手放しました。

当たり前のように側にいた愛用品を手放すときいつも思うのです。「これからこの子たちはどうなるのかなぁ…」

洗濯機は購入して4年以内じゃないと、中古品として引き取ってもらえないそうです。まだ使えるのにな…。

オークションサイトでなるべく売ったりしたのですが、手垢が激しい上記の物々は無理でした。

捨てるのは簡単ですが、よく考えるとひとつひとつに「思い出」はあります。

自作やエッチな本をひたすら詰め込んだ本棚でしょ?繋ぎ方が分からなくて深夜に友だちを呼んで格闘した洗濯機と…塩を入れなくてはいけないのに砂糖を入れたキンピラゴボウを炒めたフライパンに…あと僕の部屋に遊びに来たおばあちゃんが座った革ソファー!꒰ ´͈ω`͈꒱

うん。あるある(´・ω・`)
コンビニで粗大ゴミの処理券を購入して総額で3000円くらい…「彼ら」の価値はこれくらいなのかと、思ったり。いや安いに越したことはないが…汗

棚やフライパンは違うカタチで生まれ変わるけど、プラスチックの塊である洗濯機はどうなるんだろう。いつまで経っても自然には還れない。カタチがいつまでも残る虚しさ、寂寥感。先端技術の皮肉さを感じてしまいます。

学生時代を跨いで10数年…僕の生活を彩ってくれた「仲間たち」よ!僕に引越しされるけど、君たちのことは忘れない꒰#'ω`#꒱੭

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