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実践コミュニティをレゴ🄬シリアスプレイ🄬メソッドで作りだす(2)結託

 上掲書で紹介されている「実践コミュニティの発展段階」に沿って、その発展ポイントとレゴ🄬シリアスプレイ🄬メソッドで支援できることを考えいる。今回は発展モデルの第2段階である「結託」である。

 <実践コミュニティの発展段階>
 1.潜在
 2.結託
 3.成熟
 4.維持・向上
 5.変容

2.結託の段階の活動ポイント

 この段階では、実践コミュニティのメンバーや参加者は生まれているが、参加した人々は、お互いのことを知らず非常につながりは弱い。
 そこでキックオフのイベントや定期的な会合の機会を創出し、そこで参加者が参加の価値を感じていくことが重要である。コミュニティのメンバーに日々の活動の中で生まれた気づきや知恵を積極的に交換させ、そのことに大きな価値があることを強調することであるという。
 このとき、知識の規格を作って文書化を急ぐことはコミュニティのメンバーとっては重すぎて、逆効果になるリスクがあるという。

レゴ🄬シリアスプレイ🄬メソッドで「結託の段階」のコミュニティをどう支援できるか

 コミュニティのメンバーが、お互いのことをより深く知ることが大事なこの時期は、まさにレゴ🄬シリアスプレイ🄬メソッドのワークがピッタリである。「自分自身が大事にしている考え方」「自分が苦手な人」「自分の変なところ」などの問いを通じて、なかなか言語化できないが大事なことをオープンに話す機会を創出することができる。

 また、「最近、気づいたこと」や成功体験、失敗体験などの小さな知識について語ることも、レゴ🄬シリアスプレイ🄬メソッドを使うことで促進される。

 会合ごとに毎回、絶対に使わなければいけないわけではないが、どのようなコミュニティでも1回は促進のために使う価値のあるメソッドではある。ここぞというときに使ってみることを勧めたい。

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