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対戦ゲームのエンジョイ勢という偽物

皆さんゲームは好きですか?
僕は3度の飯より好きです。
言葉が過ぎました。学校の勉強より遥かに好きって程度です。

今日はその中でも、対戦ゲームと名の付く代物について思う所があり、
筆を取ります。


そも対戦ゲームの魅力とは勝負である

勝ち負けとは原始時代から連綿と紡いだ狩猟等から始まる本能です。
言い換えれば生きる気力の根底であり何ら否定する謂れはありません。
それが同族をアホみたいに殺戮する事になる戦争みたいな事になるから忌み嫌われるのです。
本能なんです。人間である以上争うんです。ならばそれを制御可能なルール下で安全に行う手段は無いかと人は考え、やがてスポーツが誕生します。

スポーツは運動だけに留まりません。格闘ゲーム等はより直接的に暴力を画面越しに顕現させますし、ボードゲームでも熾烈な争いを盤上で行います。
結果はどちらかが敗れ、どちらかが勝利し、充実感や悔しさを得るのです。
つまり、自分や他人の命を脅かす事無く、勝負ができる事自体が、人間の本能を満たすという意味で素晴らしいのだと、まず理解してください。

喧嘩するガチ勢とエンジョイ勢の誤解

ガチ勢とエンジョイ勢を以下のような対戦ゲームの人物と定義します。

ガチ勢
大会等に積極参加し、賞品や入賞を真剣に狙う。トップtireを積極使用
エンジョイ勢
大会にも出るが環境キャラや環境テーマという見られ方が嫌い。自分の好きなキャラ・テーマで活躍させたい。

そして喧嘩している双方からよ~く聞こえてくる普段の口汚い言い分は以下のようなものです。

ガチ勢
「なんでそんな弱いキャラ使うの?舐めプ?勝ちたくないの?」
「弱いやつ使ってるのになんで文句言ってんの?嫌なら強いの使うか辞めればいいのに」
エンジョイ勢
「はいはい〇〇ゲー〇〇ゲー、チート乙」
「俺の好きなキャラ使って何が悪いん?」
「ガチ勢ってそんな自分(の好み)を捨ててまで勝ちに拘って何が楽しいん?やっててつまらんくない?」

え~、実はこれですね論旨から言えばエンジョイ勢が全面的に悪いんですが、実際はこういう事言っちゃう奴って、エンジョイ勢の皮を被っただけの偽物です。
このエンジョイ勢の面をしてウ〇コを漏らしまくってる連中が、ガチ勢の神経を逆なでし、他のエンジョイ勢の評判を落とし、強いてはゲームタイトルそのものの評判を落としているだけです。
真にガチ勢なら上記のような台詞は初手でいきなり出ることはまずありえません。
台詞の前後には必ず、この偽物どものウ〇コプレイとウ〇コ発言付きです。


クソゲーになるのは、勝負を捨てているから

私がクソゲーになると考えるウ〇コプレイを如何に並べてみます。

・格闘ゲームで自分の身に着けた強い動きを全部咎められ、分からんままにラウンド取られて、残り2本をやる気無くして棒立ちするor屈伸連打して煽りながら捨てゲーして去るか、去り際に「強キャラ乙」とか言って自分が弱い事を棚にあげる。

・カードゲームで先行有利タイトルにも関わらず、先行取っても弱いテーマを特に環境対策もせず当然のように負けて、「は~先行制圧つまんね~」とか、「はいはい〇〇が強いだけね~」とか、さも自分がそのテーマを使ってたら別に負けてないし~??みたいな負け惜しみを込めたウ〇コ漏らす。

こういった例の共通点は一つだけです。
敗者が勝ちを目指して本気じゃないんですよね。
本気じゃないから、「え、何たかがゲームにそんなマジになってんの?」
とかのたまう輩だったりするわけです。

対戦なんだから一番大事なルールは勝ち負けを競う事

別にゲームじゃなくてスポーツでもこれは同じなのですが
徹底的に絞り込んで臨んだ大会で他の出場者が「別に勝てなくてもいいんすよ記念なんで~」とか言ってたらはぁ?ってなります。
例えばそれが陸上競技で、低身長のデブみたいなのが来て言ったらまあ普通に腹立つけど、それが身体能力が優れるとされ比較的有利な高身長の南の国からやってきた黒めのお肌がナイスなガイだったとしても一気にシラける。

逆に平均から見ても低身長で不利なアジア人のガイが参戦してて、低身長なりに勝つ為の肉体作りやストライドの研究、体幹の使い方を工夫するとか、そういう事をやり切ったうえで勝てばギャラリーも見応えあるし勝ったら超嬉しい、負けた奴もリスペクト、三方よしの感動ですよ。勝てないまでも接戦だったのなら、これまたいい話ですよ。

充実した内容だから感動できます。充実させるためには、プレイヤー同士が勝ちに行くためにそれぞれが本気であると伝わらないと駄目なんです。
勝負を諦めない事、自我を出していても絶対に勝ちに行くんだという意志を持ってプレイしている人を、本当の意味でエンジョイ勢だと言えるでしょう。

私も、格闘ゲームは自分の好みを選びますし、カードゲームでは必ずオシャレポイントとなるカードをチョイスしています。所謂エンジョイ勢と言えるのですが、それでも相手の唸るシナジーやルートがあって、しっかり言語化した根拠のあるチョイスをします。勝ちに行く為の合理的な搦め手感があった方が納得させやすいですし、シンプルにデキる奴感が出てカッコイイからです。
単純に人と違う事をしているからというだけで悦に浸っているようでは、上述のウ〇コプレイヤーと変わりませんし、人と被りたくないという一心だけで選んで、その車自体のデザインと全然マッチしてないキモカラーの車乗ってる人達と変わらないと思っています。
・・・失礼、流石に言葉が過ぎました。キモカラーの人達はそれで別に誰かを言葉で傷つけたりはしないので、偽物エンジョイ勢はキモカラ車オーナー以下という事です。

エンジョイ勢だから簡単という訳では無いからこそ

実はガチプレイというのは目指すのが簡単なんです。
環境を学び、練習し、研究し、練習し、学び、本番を迎え、反省し、研究し・・・
繰り返しです。
エンジョイ勢とは勝ち負けを競うのは大前提として、自分を通す為の工夫もしたうえで、勝ちに行く為の辻褄を合わせるセンスを磨いていく必要もあるわけです。
非常に難しいから諦めて、偽物のエンジョイッポイナ~が多いんだろうと思います。が、己のセンスが足りないからといって真剣にやってる人達を白けさせて言い訳がありません。
対戦した相手にボコボコにされたなら、己の至らなさと、まだまだ伸びしろがある事を気付かせてくれた事に感謝です。
「対戦ありがとうございました。」
「ナイスファイトでした」
「また練習してきますので対戦お願いします」
リスペクトの心と感謝の言葉を忘れずにいましょう。
それだけで、少なくともダサいエンジョイ勢の偽物では無くなります。
カッコイイ偽物で居ましょう。そのうち本物になる。

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