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なぜ僕は、You be You株式会社の取締役に就任させていただくのか?

私、細野真悟は2024年4月1日よりアトリア参宮橋を運営するYou be You株式会社の取締役として経営にジョインさせていただくことになりました。
1年ほど前より、アトリアの理念に共感して株主として仲間に入れていただき、様々な共創にトライしてきましたが、もう一歩踏み込んで主体者として命を使いたいと感じて、今回のような意思決定となりました。
その意思決定の背景を皆さんに知っていただきたく、このnoteを書きます。

アトリア参宮橋を運営するYou be You株式会社とは?

You be You株式会社が運営するアトリアは

全ての人が本来の自分を生き、
自分の人生を自ら創造する

をコンセプトに

仕事をするワタシと
生活をするワタシの
人格を分けずに、

全人格的に人々が関わり合う
コミュニティを運営しています。

本来の私を生きる
アトリアの日常
アトリアの理念

事業としては以下の5つを営んでいます。

  1. アトリア参宮橋に併設された「未来に継ぎたいふだんごはん」をコンセプトにしたカフェtsugugoto cafe(つぐごとカフェ)

  2. 短期間で「私を生きる」世界にブーストをかけるブートキャンプワタシクリエイトアカデミア

  3. 主にフリーランスとして活躍するメンバー(Crew)が、お互いの成長をサポートしホールドし合う、ラーニング・コミュニティCrewコミュニティ

  4. 経営者、社員、他社の人材、外部のプロ人材など縦横斜めの関係から相互に学び合う、循環型 ラーニングコミュニティワークドライブラウンジ

  5. 子どもテーブル、参宮橋SANDOフェスなど、地域活性・地域循環を意識した「ソーシャル活動」


代表の井尾さんのこれまでの経験を源にして、
「一人一人の幸福度が高い、みんなが主役の
コミュニティカンパニー」
を目指して、日々、
葛藤、進化し続けている会社です。

1年前に井尾さんとお会いして、お話を
聞いたり、ホームページを拝見しましたが、
当時は、恐らく5%も理解できてなかった
自信があります。
※わかりやすい説明はこちらをご覧ください

では、なぜ僕が、そんなYou be You株式会社
の取締役をさせていただくことになったのか
をお話します。

僕の実家は町田で150年続いた呉服屋でした

僕は、呉服屋の3兄弟の長男として
生まれました。

実家の呉服屋でなぜか白塗りw

お店の裏に実家があり、学校から帰ると
店頭でお茶を飲みながらおしゃべりしている
威勢のいいおばちゃん(お客さん)がいます。

「よ、若旦那お帰り」って言われて、
僕は愛想笑いをしてご挨拶して、
足早に奥の家に引っ込みます。

ほぼ開けっ放しのお店の正面からは
近所の商店街の店主、お客さん、親戚、
商店会長、僕の友達、友達のお母さん、
などがひっきりなしに入ってきます。

僕はお店の従業員に背負われて育ったし、
呉服屋は女性が中心のコミュニティだし、
子供の僕にはみんな優しく温かく
接してくれました。

そう。
僕は「生きる」と「働く」
が分かれていない環境
で育ちました。

でも、「生きる」と「働く」が分かれてない
ことは、いいことばかりではありません。

七五三や成人式の時期は嫌いでした。

それまで友達だったみんなが、
お店に来てお客さんになっちゃうので。
友達なのにお客さんになっちゃうので。

僕は、その時期はお店にいるのが嫌でした。

友達が着物を試着した姿を見せられて、
親に「どう?似合う?」と聞かれます。

「似合わない」と言ったらだめなような
雰囲気を子供ながらに感じ、
愛想笑いをして「うん^^似合うね」と
言うしかなかったのです。
だって、そのお金で自分はご飯食べてるから。

コミュニティを出て、お金儲けの中心地へ

僕の父は、繋がりを大切にして、定価でも
近所の電気屋さんで家電を買う人だったし、

母は、しょっちゅうお客さんのお弁当を
作って家まで届けるような人でした。

何でもっと安い家電量販店で買わないのか?

何でお金も貰わずにお客さんのお弁当なんか
作って持って行ってるのか?

僕は、そんなよくわからない
(ビジネスとしてつかみどころがない)
実家の呉服屋を継がず、リクルートという
お金儲けのプロ集団に就職しました。

「生きる」と「働く」を分けました。

そこで味わったのは、圧倒的な男性社会。
実力主義で「助けて」と言った奴から殺される。
(僕の勝手なイメージですw)

子供の頃の優しいおばちゃんたちなんて
一人も存在しない。

何度もメンタルをやられかけ、人間不信に
なりながら、厳しくも温かい方々に恵まれて、
奇跡的に生き残り、強さを身に着け、
フリーランスになっても
生きていけるようになりました。

※鬱に始まり鬱に終わるリクルートでの
ストーリーに興味を持っていただけた方は
私の履歴書(倍速25分動画)をご覧下さい

ギリギリ生き残ったくせにカッコつけてる人

平成の終わりに実家の呉服屋は廃業し、僕は逃げました

僕がフリーランスになるちょっと前に、
そんな両親が営む実家の呉服屋が
時代の流れで廃業しました。

強くなって1人で生きていけるようになった
僕は跡を継ぎませんでした。

リクルートで何度も潰れそうになりながら、
頑張って、結果も出して、昇進して。

資本主義のど真ん中で稼ぐことの
厳しさを知らずに、ぬくぬくと
温かい環境で育った呉服屋の若旦那は、

最終的にはリクルートで実力以上に
偉くなり、そして、息が苦しくなり、
逃げ出しました。

だから、もう僕は、
誰かのために働き続けるのは
やめたいと思いました。

もっと人生をちゃんと
生きたいと思いました。

だから、何だかんだ取り繕っても、結局は
株主の利益のための活動に自分のWILLを
無理やり重ねて生きるのはやめたんです。

そして、そういう生き方
(本当の自分を生きることを諦めない)を
しようとする人を支援する方法として、

会社を辞めずに自分のやりたいことで
スモールグッドビジネスを創る人を支援する
一般社団法人「Fukusen」を
立ち上げました。

企業で頑張り続けてるビジネスパーソンに
小さくてもいいから自分らしいビジネスを
生み出すスキルやプロセスをシェアすることで
新しい生き方の選択肢を提供したかったのです。

Fukusenの行き詰まりとアトリアとの出会い

そして4年近くFukusenをやってきて、
わかったことがあります。

Fukusenのオンライン壁打ち

スモールグッドビジネスを立ち上げる仕組みを
毎週、鬼のようにPDCAを回し続けて、
僕もコスト度外視で伴走する体制を
取ってるのに

「表面的な0→1のテクニックを伝えただけで
 は何も起こらない」

「その人の本当にありたい姿に接続して
 ビジネスを創らないと進まない」

僕は途方に暮れていました。

もっと、
僕の伴走スキルを上げなきゃいけない、

もっと、
Fukusenの仕組みを磨かなきゃいけない。

と。

そんな時にYou be You代表の
井尾さんに出会いました。

アトリアは
全ての人が本来の自分を生き、
自分の人生を自ら創造する
をコンセプトに

仕事をするワタシと
生活をするワタシの
人格を分けずに、
全人格的に人々が関わり合うコミュニティ

リアルな場所を構えて運営しています。

電撃が走りました。
理由はハッキリはわからない。

どうしてこんなビジネスが生き残れてるのか?
直感的に、動物的に、違和感を感じたのです。

これまで自分が頑張って獲得した「力」。

もちろんそれは誇らしいんだけど、
その力をどう使ったら幸せになるのか
迷っていたその時に、出会いました。

それまでの僕は、リアルビジネスなんて
儲からないと思い、リクルートで
ネットビジネスを学んできました。

それまでの僕は、
一人一人、一社一社に向き合うなんて
コスパが悪いから、
クライアント群とカスタマー群を動かす力を
身に着けてきました。

それまでの僕は、
どんなに綺麗な事を言っていても、
儲からないビジネスなんて戯言で、
とにかく儲かる事が大前提で物事を
考えるようになりました。

リクルートから転職した音楽ベンチャー
「nana」だって素晴らしいコンセプトだった
のに大赤字で潰れそうになりました。

そこをお金儲けの中心地で身に着けた力で
ねじ伏せて何とか収益化しました。

だから、
必要なのは「ビジネス的な強さ」であって
足りないのは「マネタイズする能力」だと
信じ切って生きてきました。

でも、
nanaを力づくで救った手に残った違和感。
Fukusenの4年間のうまく行かない経験。
温かく気持ちのいいアトリアコミュニティに
関わらせていただいて感じる、
自分の生まれ育った環境との共通点。

それらを統合すると、

これから僕が生きたい生き方は、
アトリアが掲げる

全ての人が本来の自分を生き、
自分の人生を自ら創造する

であり、

You be You株式会社の目指す

「すべての人が本来の私を生きる」社会創造を、他社(他者)との価値共創で実現するプラットフォーム

を育むことに自分の残りの命を使いたいと
強く思いました。

この仕組みを持続可能な形で拡げたいと思いました。

この1年は自己変容の準備期間だった

アトリアのコミュニティに包まれて、
僕は本当に幸せな時間を過ごしてきました。

こんなに温かい場所があるのか

これまで仕事という側面でしか
人と関わることをしてこなかった自分が、
仕事だけじゃなくて、
目の前の人と全体性で関わるという喜びを
実感しました。

過去の僕を知る人からすると
僕の雰囲気がどんどん変わるのを
不思議そうに見てくれていたようです。

ただし、その裏ではずっと葛藤していました。

僕は最初は、アトリアにも「強さ」を
武器にして関わろうとしてしまいました。

どこからどう見ても収支が成り立っておらず、
このままいくとかなり厳しい財務状況。

せっかく愛したアトリアが無くなってしまう
焦燥感から、早期に収益事業を立ち上げるため
自ら新規事業の立ち上げを推進してきました。

この形が、自分がアトリアに直接的に
貢献できる一番の形だし、求められてると
信じ切っていました。

でも、全然うまくいかない。

生命体であるアトリアコミュニティを、
短期間で無理やりマネタイズ強化する
ことは
子供の身長を短期間で伸ばそうとするぐらい
無茶なことをしようとしていました。

普通の会社であれば、課題を特定し、
しかるべき打ち手を打って、財務状況を
回復させていけばいいのですが、

アトリアのありたい姿は
複雑な多面体なのに、
僕はありたい姿を正しく理解できずに、
僕が理解したいように理解をして、

強引に収益のための事業を立ち上げようと
したのです。

だって、そうしないと
大好きなアトリアが無くなっちゃうから。

守りたい景色

株主としてお金を投じ、
ボランティアで戦略アドバイザーとなり、

みんなの会社化で魅力的な株主の皆さんと
せっかくこれからご一緒できると思って、
何とかアトリアを存続させようとしたのに、

全然うまくいかないんです。

これまでリクルートで身に着けてきた、
収益化の力が全然通用しないんです。

焦りました。
そして更に恐怖によって身体に力が入ります。

nanaの時のことを何度も思い出しました。
無料で楽しく使ってるnanaユーザーの
大反発を食らってまで無理やり収益化した時の、
一生忘れられない虚無感。

それはもうやりたくない。

でも、早期に収益事業を立ち上げないと、
アトリアがなくなってしまう。

恐らく人生で一番葛藤しました。

そして「もうだめだ、皆さんごめんなさい」
と諦めかけた時に、気付きました。

全然本気で関わってない、って。
エゴ丸出しで頑張ってるフリしてた、って。

自分がもし、6年前とかに戻って、ゼロから
一緒に今のアトリアを創り上げるとしたら、
自分はどれだけのお金と労力を
捧げるだろうか?

人が幸せに生きるために大切なことを
孤軍奮闘でここまで守り抜いてきてくれた
井尾さんやアトリアの皆さんの努力に対して、

ぽっと出の僕が、
外部から戦略をアドバイスしたり
急に新規事業を立ち上げて成功させて、

ヒーロー気取りをしようなんて、
そんなエゴ丸出しで関わって失礼じゃないか?

やっと気付きました。

この感覚は、リクルートに入った当初に
鬱で倒れそうになり、父に「実家を継ぎたい
かも」と相談した日の感覚と同じです。

父は
「お前がそこまで言うなら大変なんだな。
うちはいつでも待ってるから安心しろよ」

と温かく包んでくれ、BARで号泣しました。
※父と二人で飲んだのはそれがはじめて

でも、その時思ったんです。
「いや。まだ俺は全力でやってない」って。

本当は継がせたいのに我慢してくれてる父に
こんなことを言わせるほど、俺はまだ
やり切ってない、って思って力が湧いてきた。
その結果、最終的には執行役員まで昇った。

その時の腹の底から力が湧く感覚と
同じ感覚を味わいました。

そうなると自分は強い。

恐れから動かず、自分の持ってるものや
存在そのものをそこに置くというあり方で
改めてアトリアに関わりたいと思いました。

そうしたら、全身の力がいい意味で抜けて、
自分というリソースを最大限に生かす
方法に気付きました。

僕という存在を統合すればいいんだ。
外から一生懸命、手を加えようとせず、
自分が循環の源になればいいんだって。

「共にある、共につくる」

それで不安は消えました。
不安から動く自分を手放せました。

恐れからじゃなくて関わりたい

正直、代表の井尾さんのあり方の純粋性と
触れ続けると、僕が、取締役という役割を
担っていいのかと不安になる時があります。

でも、
僕が実家の呉服屋を出てリクルートで
鍛えられたことはとても感謝していて、

今こうやって、素晴らしい理念を持つ
アトリアと出会い、
その中で強引な形ではなく、
自然と自分を活かす機会を貰えたことを
運命だと感じています。

You be You株式会社の経営チームの仲間に入れてもらいました

それに、今は、
恐れからエゴが立ち上がりそうになっても、
それを認識して保留することができるし、

アトリアに関わる仲間に見守られていれば、
エゴに飲み込まれることはないと感じます。

今は、力を抜いて、自分や仲間を信じて、
強引に何かを組み上げるのではなく、

そこに立ち現れるものをしっかりと捉えて、
自然な形で育んでいけたら本当に嬉しいなと
感じています。


全ての人が本来の自分を生き、
自分の人生を自ら創造する

そんな、社会の実現に向けて、
みなさんとの共創を楽しみにしています。

<お願い>

細野がここから人生をかけて取り組む、
アトリアの理念である

全ての人が本来の自分を生き、
自分の人生を自ら創造する

に共感いただき、何か一緒に活動してみたい
と感じていただける方は、まずは
以下の動画をご覧いただき井尾さんの
生き様、チャレンジを知ってください!


<こんな方に関わっていただきたい>

ぜひ一緒に仲間になってもらいたいので、
お気軽にメッセージください!!

https://www.facebook.com/shingo.hosono

For
1人では空虚感を感じるフリーランスの方

アトリアでは「コアクルー」という仕組みで
自身の専門分野を生かしながら
アトリアコミュニティで、イベントや講座、
サロン等の活動をしつつ、クルー同士、
あるいはアトリアと地域コミュニティ、
他企業等をつなげて共創するソーシャル活動
や事業活動も行います。

For
新しい経営のあり方を目指す経営者の方

アトリアでは「ワークドライブラウンジ
という循環型のラーニングコミュニティを
運営しています。
事業の課題を解決するだけではなく、
経営者自信の悩みや葛藤を共有し合い、
そのあり方を変容させていく場です。
無理やり事業を伸ばすのではなく、
自身の成長を通じて、事業をドライブ
させたい経営者のためのコミュニティです。

For
スキルの切り売りに疲れたビジネスプロフェッショナル人材

アトリアでは「ワークドライブラウンジ
という循環型のラーニングコミュニティを
運営しています。
いつもはクライアントの経営の課題、
事業の課題を抽出し、論理的に整理し、
行動計画を立てて実行していただくという
お仕事をされているプロフェッショナルな
皆さん自身の成長の機会はありますか?
書籍やセミナーに出て学ぶことは、
本当に人間的な成長の機会となってますか?
過去の僕のようにどんどん強さを身に着けて
不安を払しょくしようとしてませんか?
このコミュニティではプロフェッショナル
という立場を捨てて一人の人間として
関わっていただけます。

For
他律的な生き方から自律的な生き方に本気で変容したい方

アトリアでは外側からの評価・期待を超え
本来の自分で、自己価値を基準に生きていく!
ための集中講座「ワタシクリエイトアカデミア
を開講しています。
少人数で4ヵ月間のプログラムを通じて、
生きるための依り代となる、本来の自分の
願いを理念として言語化します。

For
会社を辞めずに自分のやりたいことでスモールグッドビジネスを創りたい方

細野が代表を務めるFukusenファーム
ぜひ覗いてみてください。
100人近くの仲間たちがお互いの存在で
刺激し合って、応援し合って、
それぞれのビジネスを創ろうと
楽しくチャンレンジしています。


最後までお読みいただきありがとうございました。

お金を稼ぐためには組織に所属して、
その組織のやりたいことの
一部にならざるを得ない中、
どうやって自分らしさを犠牲にせずに
他人と一緒に幸せに生きていくのか?

そのテーマを一緒に探求してくれる皆さんと
一緒にこれからは人生を歩んでいきたいと思います。


改めて、よろしくお願いします!

You be You株式会社 取締役 細野真悟

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