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HUNTER×HUNTER THE STAGE2見て、昔のミュージカルも懐かしくなってきた。

よくあの時間であの尺収めたな。本当に。

多分これが一番率直な感想です。

2024年4月13日に大阪でやっていた「HUNTER×HUNTER THE STAGE2」を見て来たので感想など書いて行こうと思います。


「HUNTER×HUNTER THE STAGE2」は名前の通り、人気漫画「HUNTER×HUNTER」の2.5次元舞台の第2弾です。

2023年に上演された「HUNTER×HUNTER」では、「ハンター試験編~ゾルディック家編」を上演していたみたいです。
この時はキルアののミルキ役の人がはまり役過ぎて、ネットニュースが「本人連れてきちゃだめだろwww」と盛り上がっていたのだけ横目で見てスルーしていたのですが、今回は「ヨークシン編」ということで、クラピカを激推ししている知人に誘われて現地に見に行くことにしました。

ちなみに自分は「HUNTER×HUNTER」の原作履修率は蟻編までは全部見ているのですが、そのあとで止まっちゃってる感じです。
(悲しいことに)そんなに読んでない巻数溜まってないと思うので、どこかで一気読みして追いつきたいですね。

流石「HUNTER×HUNTER」だからなのか、ヨークシン編がメインメンバー4人勢ぞろい+人気の高い旅団をメインにした人気エピソードだからなのかわかりませんが、チケットはほぼ完売していて、「サイドシート席」しか買えませんでした。

※サイドシートとは
舞台・映像・演出が見えづらいお席となります。
お席によりましては、スピーカーが近く、かなり音量が大きい場合がございます。
当日の座席位置の変更、返金対応など一切行えませんので、予めご了承いただいたお客様のみご購入ください

参考:「HUNTER×HUNTER THE STAGE2」公式サイト

公式サイトを見ると、わざわざチケットを別にしてこんな注意書きが書いてあったので、、行ったら目の前に機材がドーンと置いてあって、舞台の半分ぐらいは見えない席かもしれない……。と結構覚悟していったのですが、ついてみたらただ席の左右端2列が「サイドシート席」にしていされているだけでした。
もしかしたら、座ってる側の舞台の奥の方は見えてない所があったのかもしれないのですが、どこが見えないとされているのかもよくわからない……、と思うぐらいで、全然問題ありませんでした。

両端の席ってだけならしれっと周囲と同じランクの席として売る舞台も普通だと思っているので、「良心的だな」と少し感心してしましまいた。

客層は9割5分女性、本当にちらほらと男性客もいるなという印象でした。
この辺は2.5次元の舞台ならこんなものなのかもしれないですね。

舞台の感想

肝心の舞台の感想ですが、とても良かったです。
「HUNTER×HUNTER」、しかもヨークシン編の舞台化なので、ストーリーが面白いことはもう保証されているので今回は語りませんが、
それにしても運営の原作を感じました。

まず、ヨークシン編。
「ゴン達メインメンバー(4名)」+「旅団(13名)」+「クラピカの同僚+ノストラードファミリー(8人ぐらい?)」+「キルアのじいちゃん、父さん」+「ゼパイル」+他、マフィアの皆さま。
と、登場人が無茶苦茶多いんですが、上に書いた人で、全員で誰か判別できるぐらいの活躍をした人はほぼ全員いました。

陰獣と声だけ出演になっていたイルミぐらいじゃないですかね。
カットされてしまったの。
「恐ろしく速い手套……、俺じゃなきゃ見逃しちゃうね」さんもちゃんといましたよ(笑)

センリツ以外のクラピカの同僚など、アンサンブル扱いになっていたキャラもいましたが、役としてはほぼ全員いました。

上演時間3時間と、舞台としては長めだとはいえ、ヨークシン編自体が長いので、尺に収めるために「ゼパイル」あたりはカットされるんじゃないかと思ってましたが、誰一人カットしないところに運営の愛を感じました。

それどころか、3時間の舞台の中に実はヨークシン編だけじゃなくてその前の天空闘技場編もダイジェストで入れ込んでしたので、ウィングさんまで出てきました。
ダイジェストとはいえ、ゴンVSヒソカの戦いとか、水見式のシーンとか、ファンが見たいところはばっちり入れ込んでいたので、本当によくこれで3時間で収めたなと……。今考えても何で入ってたかわからないぐらいです。
運営の舞台構成力が凄すぎる。

一応補足しておくと、ストーリー的には詰めに詰め込んでいるはずですが、展開が早すぎて残念、とか。何が何だかわからないとは全く思わなかったので、本当に舞台作家の人が上手い具合に主要イベント以外をカットして舞台用にシナリオを作っていたんだと思います。

ミュージカルでした

あまり事前情報を調べずに行ったので、舞台を見始めてからミュージカルだったということを知りました。

何曲あったのかまで詳しく覚えてなくて申し訳ないのですが、
「クラピカVSウボォーギン」「天空闘技場編のヒソカ」「最後のED」あたりの曲が印象的でした。

特にヒソカ。

……いや、多分曲として一番盛り上がったのは「クラピカVSウボォーギン」だと思うのですが、ヒソカの歌はヒソカ過ぎて色んな意味で忘れられないものになってしまいましたね。。
役者さんがはまり役と言うか、頑張ってくれた。

お巡りさんこちらです。(お巡りさんじゃこいつどうにもできねぇ……)と思わず叫びたくなるようなヒソカをありがとうございました!!


STAGE1の時も言われていましたが、各キャラがみんなはまり役で、各シーン、各シーンが漫画をそのまま3次元に持ち出してきたみたいなクォリティの舞台でした。
特に旅団メンバー活躍シーンはどこもカッコよかったので(襲撃シーンとか)、ヨークシン編に出てているキャラが好きな人は是非見て欲しいです。

カッコいいだけじゃなくて、所々でギャグを入れ込んでくれたりもするのでそれもなかなか面白かったですw(バンジーガムの所とか、娘馬鹿ノストラードとか…)

舞台は残念ながら終わってしまいましたが、DVDの発売が決定しているみたいなので、良ければこっちで履修してみてくださいー!


2000年のミュージカルも懐かしくなった。

「HUNTER×HUNTER」の舞台は実は2023年が最初ではなく、2000年頃にもやっていました。

これは見に行ったわけではないのですが、一緒に舞台を見に行った知人がDVDを買っていたので、それで見てました。

当時の公式記事が見つからなかったのでここには張れないのですが。。気になる方はYoutubeなどで探してみてください。

この時もミュージカルで、かつゴン達メインメンバーはアニメの声優さんが本人役をやっていました。
既に20年も前の舞台になってしまうので、今の舞台に比べると演出で出来ることが少ない、ビジュアルも今に比べると少しコスプレ感があるといえばそうなのですが声がとにかく本人、かつ熟練の声優さんばかりなのでセリフの聞きやすさと感情表現が抜群だったのを覚えています。
当時何度もDVDを見返していて、覚えてしまったのかもしれませんが。特に歌は2000年版の方が印象深いものが多かった気がします。

2000年の舞台はゾルディック編と、完全オリジナルのシナリオの2つを実施していました。

オリジナルのシナリオはうろ覚えなのですが、
とある町のお祭りにハンターの仕事として呼ばれたゴン、キルア、クラピカ、レオリオ。
そのお祭りのメインイベントとして演劇をすることになっていたが、その主要メンバー4名が浚われてしまったので、それを助けてほしいと言う依頼をゴン達は受ける。
ゴン達はそれぞれ分かれて4名の役者を助け出しに行くが、実はその演劇とは、ゴンが助けに行った少女を町の反映の為に生贄に捧げる儀式だった。
逃げ出した生贄を捕まえるために町は自分達に依頼を出した事を知ったゴンは……。
というような話でした。

この助けに行った主要メンバー4名は、ゴン、キルア、クラピカ、レオリオ役の人がそれぞれ兼ね役でやっており、メインヒロインの少女がキルア役の人だったので、キルアは序盤と終盤以外はずっと助けた役者(メインヒロインとは別の人、ゴン役の人の兼ね役)に結婚を迫られて逃げ回ってることになっていました(笑)

完全に原作にはないオリジナルの話でしたが、これもなかなか面白く。
歌も印象的なものが多かったように思います。

DVDで見ていたので、20年とは言わないまでも大分昔に見たせいで記憶が曖昧なのですが。。。
「HUNTER×HUNTER THE STAGE2」を見て古い方も懐かしくなったので、アマプラかネットフリックス辺りで公開されてないかなと思う今日頃です。


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