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女子だから自宅から大学に通学してほしいを考える。



令和6年5月5日朝日新聞「時時刻刻」
女性の進学、消えない壁 弟は浪人していいの?


この記事を読んで
今でも進学に際して
男子だから…女子だから…と言うのかと
親世代の頃の変わらない現実に少し驚きました。

我が家では
私、シングルマザーですが
地元の滑り止めだけ受かった長女は
内定していた企業給付奨学金を頂くチャンスが
一浪までだからと母娘話し合いの上で浪人。
翌年晴れて合格し奨学生となりました。
二女は遠方の公立大に進学。
もしかしたら
我が家は時代の最先端なのか?(笑)

そんな進学をした娘のことを
amebloに書いていたので再掲します。
私は娘を遠方に進学させて良かった派です。


受験生の皆さんは
受験校を確定していく時期ですね。
もう決まってる!という方は
この大学を受験するんだ!合格するんだ!
という気持ちで勉強されている事かと思います。

女子の皆さん
保護者の方に女の子だから自宅通学で…
なんて言われていたりしませんか?

今は男女雇用機会均等法があります。
大学進学だって機会均等でいいのではないかしらと私は思うのです。

その昔、大学生の保護者の方々が
大学受験を目指している頃には
よく言われました。

女の子だから自宅通学で
女の子だから短大で
女の子だからレベル高くなくていいよ
(気分を害されたらごめんなさい)

そういう時代だったのです。
私も自宅から通える短大に進学しました。
母子家庭で妹がいる我が家では
お金のかかる進学は難しい。
色々な情報がある現在と違い、
無知なまま世間に流されるように
進路を決めた私。

でも今は情報は探せばいくらでも見つけられる。この手の中のスマホ一つで何でも調べられる。

シングルマザーの私は
娘達が進路を決めるにあたって
自宅通学でないとダメとは言わなかった。

うちは当時市町村税非課税世帯だけど、
国公立大学なら、授業料免除申請して
奨学金で生活費を出せば大丈夫!
と計算していたから、
二人とも私立だったらつらいかなー
と思ったくらい。
それでも何とかして老後の蓄えを使い切っても
進学させる気持ちはあった。

逆に「何とか国公立大学でお願いします」
と言っていたかもしれません。
その方がつらかったかな。娘、ごめん。

長女は一浪の間に精神的な自立を促し、
隣の県の国立大学に進学。
通学には遠いので学生寮で生活。
二女は、
「自宅通学にして、
一人暮らしの場合かかるお金の差額を
現金でもらう 」と意気込んでいたけど、
遠隔地の公立大学に進学。
一人暮らしをすることになった。

二人ともこの大学で勉強したいという
強い気持ちがあり、
うちから遠いから反対しようと思わなかった。
我が家にとって「遠くの国公立大学」は
「近くの私立大学」より実はリーズナブル。
女の子だからとは一言も言わなかった。
逆にそこで無ければ進学は厳しかったかも。

それぞれの家庭には方針があるから
自宅通学しか許したくない保護者も
おられるのは承知しています。
でも敢えて言わせてください。

行きたい大学を
受験させてあげて!

女の子も男の子も、受験の結果の前に
遠いからという理由で
受験出来ないなんて悲しいです。

自宅通学は
保護者のそばにいてくれるから安心だけど、
大学進学きっかけの一人暮らしは、
子供をすごく成長させてくれます。
親の目が離れて遊んでしまうかどうか?は、
大学に通う意義やお金がかかっていることを
ちゃんと説明してあげる事で
クリア出来ると思います。

遠くに出すのが心配なのは
男の子も女の子も同じ!

それでも遠くへ進学させてみて、
まだ学生なのでケアや援助は必要ですが、
親離れ子離れの第一歩
になっていると思いました。

就職や結婚で離れて暮らす日はいつか来る。
早いか遅いかだけ。

普段はLINEで連絡を取っていますが
困った時はちゃんと連絡してきます。
大学生になると同時に
身の回りの事を自分で出来るようになる
社会勉強でもあります。
大学生の一人暮らしは
みんなが出来ることではないけれど、
何かのきっかけで考えることがあれば
経験者としてオススメします。


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