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私の公式記事-About My Official note

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私が書いてきた記事のうち「今日の注目記事」「note公式マガジン」に選んでいただいたオフィシャルハッピー記事をまとめています(最終更新日:2024年2月26日)
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19歳で私を出産したお母さんが書いてくれた作文。

19歳で私を出産したお母さんが書いてくれた作文。

母は18歳で私を妊娠し、19歳の秋に私を出産した。父は6歳年上だから当時24歳で、どんな出会いからそうなったのか、私は聞いたことがない。

私は長男で、下には2人の妹、1人の弟がいる。全部で4人の兄妹。歳も近くて毎日楽しかった。

その代わり、父は寝ないで働いていた。日中は家にいる母も、夜になると「お掃除の仕事があるから」と言って仕事に行っていた。私を中心に兄妹4人みんなで「行かないで」と泣きなが

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映画「天使にラブ・ソングを2」を見たことがある人だけがニヤつく7つのポイント。

映画「天使にラブ・ソングを2」を見たことがある人だけがニヤつく7つのポイント。

『天使にラブソングを』といったら映画だ。特に第2作となる『天使にラブソングを2』に関してはもう金曜ロードショーでこすりにこすられまくってる映画だろう。

この映画はこすられすぎて摩耗しているように見えるけれども、逆にダイヤモンドのきらめきのように、磨かれれば磨かれるほど光り輝く系の映画であると思う。

『天使にラブソングを2』という映画をご覧になったことがない食わず嫌いな方のために、ざっくりあらす

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アニメ『ONE PIECE』の作画は、なぜレベルアップしたのかを勝手に考えてみる。

アニメ『ONE PIECE』の作画は、なぜレベルアップしたのかを勝手に考えてみる。

少年時代、バトルアニメは『ドラゴンボールZ』や『ドラゴンボールGT』、それから『幽☆遊☆白書』を見て育った。ジャンプ。

当時のバトルアニメは、いま見てもおもしろいんだど、現代アニメの映像美に慣れてしまうと、少し物足りない。

いわゆる作画技術の向上である。

アニメ制作の裏側、制作会社の苦労を私はよくわからない。素人ながらテレビアニメの「作画」の転換点になったのは、アニメ『鬼滅の刃』なのではない

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好きだと言いたいけど言いづらい映画。

好きだと言いたいけど言いづらい映画。

好きな映画を語るのは難しい。

なぜなら「好きな映画」にはその人の個性が出るからだ。どんなものを良いと思うのか、どんなものに感動するのかが如実に出る。それが、映画。

20代前半のときの「好きな映画はなんですか?」という質問。だれかからこの質問をされたとき、心の中には警報音が鳴ったもので。Jアラートだ。警報級の質問。あれ? Jアラートの「J」って"J"apanの「J」ですか?

これを書いていて思

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窓にかじりついて広島。

窓にかじりついて広島。

札幌から福岡に向かう飛行機内で、非常口席の右側、窓際の席に陣取った。

非常口席はほかの普通席より少し足元が広くなっているから、私はいつもこの席を取ることにしている。

ほかの席に目を向けると、ほとんどが満席なのに、私が座る非常口席には私以外のだれもいない。ラッキーだぜ、なんて思いながらフライト中には本を読んでいた。

飛行機が北海道を飛び立ち、1時間ほどが経過すると「ポーン」という音のあとに機内

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いつか実家になる場所。

いつか実家になる場所。

と、書くといかにもキャッチコピーっぽい。

住宅メーカーにありそうなおセンチな訴求をしてくるキャッチコピーだ。親の心理を巧みについたキャッチコピーだが……うん、悪くないね。

ちょっと広告画像を貼ってみよう。はい、どん。

何度も書くが、我が家にはまだ子どもがいない。いつか私と妻を選んで生まれてきてくれる命を待っている状態である。

我が家はぜったいに楽しいゾ。

この記事のタイトルは、妻と会話を

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札幌の空き地に映画が流れる。

札幌の空き地に映画が流れる。

札幌には狸小路商店街がある。

古くからあるアーケード街で、東西にまっすぐ、狸小路1丁目から7丁目まであり、もうすこし足を伸ばすと狸小路8丁目、9丁目という幻の場所も存在する。

たしか北日本でもっとも大きなアーケード街だと、どこかで聞いた。

狸小路には居酒屋、お土産屋、ゲームセンター、ラーメン屋、雑貨屋などが並び、まぁ、よくある商店街という、イメージ通りの商店街。



この狸小路には「空き

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駒大苫小牧の思い出。

駒大苫小牧の思い出。

私にとっての夏の甲子園は、KKコンビのPL学園ではないし、松坂の横浜高校でもない。当然、やまびこでも、がばいでも、秋田の農業高校でもない。

駒大苫小牧だ。

夏の甲子園のこの季節、北海道民として駒大苫小牧について書かないわけにはいかない。みんなご存知、駒大苫小牧。

駒大苫小牧高校は2004年、北海道勢として初の全国制覇を成し遂げ、翌2005年も2年連続で夏の甲子園を制覇。

三連覇を目指した2

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地方都市であることを自覚する瞬間。

地方都市であることを自覚する瞬間。

街中から山が見えたときに「あ、私は地方都市に住んでいるのだな」と強く感じる。

札幌は人口がおよそ200万人。
北海道の県庁所在地であり政令指定都市。

札幌の中心街には札幌駅がドドンとそびえ立ち、この街は大通公園とすすきのを中心に、碁盤の目に整備されている。

都会っちゃ都会。

地方っちゃ地方。

ど田舎に住んでいた私だから、これでも十分に都会に住んでいるなぁと思うには思うのだけれど、関東、関

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列車は海底をひた走る。

列車は海底をひた走る。

北海道生まれ北海道育ちの私が、はじめて北海道を出たのは、中学の修学旅行のときであった。

私が通っていた中学校は、ほかの多くの北海道内の中学校がそうであるように、修学旅行で東北を巡った。

青森、秋田、岩手である。

秋田はただ素通りするだけだったが、青森県の巨大ねぶたの前では記念撮影をしたし、岩手は猊鼻渓にいき、川下りをやった。

同級生の成田という男の子が、岩手でわんこそばを食べすぎて限界突破

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君たちはどう生きるか? を観たときに。

君たちはどう生きるか? を観たときに。

この記事ではスタジオジブリ最新作『君たちはどう生きるか?』の解説は一切しない。代わりに我らがSuperflyについて解説する記事にする。

なぜSuperflyについて解説するのか。

予告編である。

先日私が映画館で『君たちはどう生きるか?』を観たとき、いや、正確には観る直前。上映開始前の10分ほどで、この夏に解禁になる各映画の予告編が上映されていた。

次々と流される予告編では、トム・クルー

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5秒間だけ四国と沖縄。

5秒間だけ四国と沖縄。

沖縄に行ったことがある。
それから四国にも行ったことがある。
九州には行ったことがない。

沖縄でも四国でも、レンタカーを借りて運転したことがある。いつもは北海道の道を走っているから、当然景色が異なる。

旅行に行くと、知らない街に来た感じがする。感じがするというか、実際に知らない街を走っている。

札幌の大動脈である国道36号線を南に向かって、車を運転していた。札幌から約30キロ離れた千歳で仕事

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大富豪が北海道に遊びに来るとしたら、私はどんなツアーを組むか?

大富豪が北海道に遊びに来るとしたら、私はどんなツアーを組むか?

ひょんなことから不思議なマダムに会った。

50代の女性で、やけに品がいい。

口調はゆったりしていて、英語が喋れるかのような日本語をお話しになる。「英語が喋れるかのような日本語」という時点で、もう何かが違う。

身につけているものからも、
生き方のこだわりが垣間見える。

数十億円単位の資産があるような、そういうバッググラウンドがある方らしい。あとからそれを知って、妙な納得感があった。

田舎者

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札幌ラーメンは、なぜちぢれているのか?

札幌ラーメンは、なぜちぢれているのか?

ラーメン。

札幌のラーメンといえば、
味噌ラーメンを思い浮かべる方が多そうだ。

小さなころから味噌ラーメンに親しんできた生粋の道産子の私であるから、これが比較的特別なものだと知ったのは、大人になってからであった。

どういうことかというと、それぞれの地域で食べられるラーメンの種類は異なるということである。味噌ラーメンは全国では当たり前ではないらしいのだ。

福岡ならとんこつ? 麺はストレート?

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