西加奈子さん「ふる」を読んで
西加奈子さんの文章は、とてもしっくりときて、するすると読めてしまう。早く続きが読みたくてうずうずしてしまう。
淡々とした印象で進んでいった終盤、小説の中と同じように、ふわふわと白い雪が周り一面に降り注いできてるような気持ちになった。
この小説を読んでいて出てきた言葉2つ。
「奇跡」と「祝福」
たまたまこの前、話していて出てきた言葉と、
少し前に聞いた曲の歌詞で印象に残ってた言葉。
きらりと光るように重なって、いろいろなことが奇跡だなぁと思えたし、祝福されてることなんだなぁと思った。
うまく言葉に出来ないけど、その「奇跡」と「祝福」が、今の私にもとてもしっくりときて印象に残った。
誰もが母から生まれてきて、それだけで祝福されてるんだというようなことが書かれていたのかなぁと思う。
今日は母の日。
義実家での予定があるので、実家の母へは昨日花のアレンジとメッセージカードを添えて渡してきた。
伝えたいなという思いは、その時に言葉で伝えるという今年の私のテーマ。
少しずつ出来るようになっているのだけど、距離が近ければ近いほど、それはむずかしくなってしまって「いつもありがとう」ぐらいは言えるけど、その他言えないことはメッセージカードに込めて、言葉ではどうにも照れてしまうので。
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