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ほろ苦いチョコレート

静かな空気で始まる朝。
駐車場の1台がまとう気配。
ほころぶ顔。
鳴る音を聞きながら待つ時間。
なつかしいお店とおみやげ話。
すっぴんの顔。
終わりにしない。
かわいいイラストに包まれたチョコレート。
ほろ苦さよりも手にとる時間。
ほころぶ笑い声。
考えて迷って引っ張られながら終わりにする。
たぶん同じ、そんな顔。
余韻の効力がどんどん薄くなっていく。
待ち時間1時間。
散歩の終わりで合流する。
目に飛び込む赤いスニーカー。


チョコレートが好きで、働くこと、毎日過ごすだけでしんどいなぁと思っていた頃から、ごほうびのようにとっておきのチョコレートを買っては一口食べていた。

冷凍庫で冷やしてカリカリにしたチョコレートを。

最近は、いつも冷凍庫に入っているわけではなくなったけど、買い物に行くたびにやっぱりチョコレートコーナーを隅から隅までチェックしてしまう。

ビターチョコレート、ピスタチオ、ホワイト、レモン、紅茶、カカオ◯◯%…。

でも、悲しいかな、高いなぁと思って買うのを躊躇してしまう。安くなってるとたまーに手に取る。

今、冷凍庫にチョコレートが入ってるので、甘いの食べたい!と思った時、ちょっとごほうびに…と食べる楽しみがある。

やっぱりごほうびチョコレートはほっと癒される。

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