上野の名所、名刹

画像1 今回は、伊賀市小田町にある2つの名所、名刹をご紹介します。まず、こちら「小六坂(ころくざか)」です。旧小田村から伊賀上野城西の丸にあった藤堂藩の鉄砲練習場に行く、この坂を開削した田村小六の名を取って、小六坂と呼ばれています。かつて和傘の産地だったとする伊賀を支えた竹林が並ぶこの坂が、「伊賀の嵯峨野」と言われる由縁のようです。
画像2 この付近にかつて「丸山城」という伊賀の守護職であったとする「仁木義視(にきよしみ)」の館があり、初代藩主「筒井定次」も一時居住したとされています。
画像3 続いて名刹です。こちらは「開化寺(かいかじ)」。伊賀は安政の大地震で地盤沈下し、以後水害に悩まされました。小田地区にあった2つの寺を守り、合寺したのがこの開化寺です。明治11年(1878年)に開基され、明治の文明開化に合わせ、開化寺と名付けられたそうです。写真左のあるのが、日本で一番小さな三重塔です。
画像4 開化寺のご本尊「阿弥陀如来」です。阿弥陀如来は、無限の寿命を持つとされ、限りない命を持って人々を救い続けると言われています。ご利益は「極楽往生」「現世安穏」、そして筆者もそうですが、戌・亥年の方の守り本尊でもあります。

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