上野の文化財

画像1 今回は、再び上野の町中に戻ります。この建物(今は看板はありませんが・・)「上野文化センター」と呼ばれ、伊賀市上野中町の本町通り沿いにあります。大正11年(1922年)に木造3階建てとして造られ、当初は倉庫だったそうですが、その後事務所として、今はお店も入っています。
画像2 上野文化センターは、平成15年(2003年)に国の登録有形文化財に指定されました。大正時代の上野の町の繁栄を表す建物として、今も活躍しています。
画像3 こちらは、上野丸之内にある「北泉家住宅(きたいずみけじゅうたく)」です。明治21年(1888年)に建てられた切妻屋根の入り口、寄棟造りの建物です。こちらも登録有形文化財(平成9年:1997年指定)で、旧上野警察署の庁舎だったそうです。当時の三重県内の警察署庁舎のモデル的存在。もともとは、伊賀上野城内の東大手にありましたが、昭和13年(1938年)に現地に移築されました。こちらは、一般住宅でもあるので、内覧は出来ません。
画像4 伊賀上野城の西大手門があったところ。今も町名、駅名として、その名が残っています。伊賀上野城には東西の門があり、お城と城下町をつなぐ役割を担っていました。ここからしばらく進むと藤堂藩の藩校「崇高堂」があります。また改めてご紹介しますが、文政4年(1821年)伊賀・大和・山城の各領地に住む藩士の子弟の教育の場として、また、津市にある「有造館」の支校として建てられました。筆者の子ども時分は図書館だったのですが、よくこそっと奥の「立ち入り禁止」のところに行き、文献?を漁っていましたね。

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