シニア、パートで働き始めました。
英会話編その①
定年退職しました〜retire
あーーやれやれ、、、
もう朝早く起きなくていいし、、。
なんて良い暮らし!
そう思えるのは辞めて一週間やで、、、と
会社の同僚男性が言った言葉が思い出される。
家族以外の誰とも喋ることなく、当たり前だけど
お金も入ってこない。
わかってはいたけど、辛い。
鏡を見れば一年で10歳老けてるじゃん。
もう一度、輝きたいのだ!
だが、なんと言っても61歳。
(長年働いた会社は60歳定年だった。)
輝けるのか。
学歴もない。
免許もない。
PCスキルは
メールとワードとエクセル、、、といっても
基本操作のみ。
なんにもない。
あるわけもない。
でもめげない。
毎日、探しまくった結果、
ハローワークで見つけたのがコレ。
↓
募集内容
大学の外国人留学生の宿舎での受付、案内など。
日常英会話が出来ればなお良い。
掃除も少しあり。
勤務時間17:00-21:00
週3日から。
いいね。自宅から近い。やりたい。
あっ、でも日常英会話か〜できない。
海外旅行歴5回のカタコト英語。
あ〜〜と声なき声がハローワークのおじさんに
伝わったみたいで、、
<まっ、ねっ、ダメもとじゃないですかっ!
電話してみましょうよ。
ダメだったらまた他を探せば
いいじゃないですかっ。>と、
めちゃポジティブおじさんが電話をして下さったのでした。
なんと、なんとその日に面接までこぎつけまして。
ハローワークの担当者のおじさん、
本当にありがとうございます。
と、何度も頭を下げ、その足で大学の請負をしている会社に向かったのでした。
面接→採用決定〜employment🎉
<あー英語ね、大丈夫っすよ。
他のスタッフもね、
海外旅行経験しかない人もいますしね、
みんなたいしたことないですから。
あ、は、は、、>
と、明るく迎えてくれた若い男性社員さん。
<でですね、
留学生宿舎はいろんな国の18歳から30歳くらいの学生がですね、80人ほどいますよ。>
<あーあとね、学生はみんな英語です。
日本語、、う〜ん、どうだろう、、
喋れるかな、、う〜ん、ね、、
少しくらいですかね。>
<スタッフは今ね、3人でシフト組んでましてね、
えーっと、基本ね、
勤務は一人でやってもらってますね。
まっ、大丈夫っす。気楽にね>
<じゃあね、早速明日から。>
勤務はじまる〜start in
最初の3日間だけはということで、
年配の先輩スタッフさんに、教えていただくことから始まりました。
<ぼかぁねぇ〜元々、船員をしてましてねぇ、
いろんな国に行きましたよ。
今はね、悠々自適っうやつですかねぇ。
家もね、
マンションを2つ持っててね、ゴホッ>
とお茶をすすりながら。
<あっ、まずパソコン立ち上げてね>
<次、館内一回りしましょう>
<庭と屋上もね>
<宅配を受け取って>
<あっ、学生きましたね>
<Okay, I will put invoice of rent fo…………,>
<という感じでね、学生が来たら対応ね>
<あっ、はいはい I ‘ m coming>
<ちょっと失礼>
元船員先輩は慌ただしく学生と出て行き、、。
戻ると、
<あとね、学生たちがいるのは1-2年でね、
その入居と退居がそこそこ大変なんですわ>
<で、さっきみたいにね、
学生対応、これ大事。
21:00になったら、もう一度見回りしてね、
事務室の鍵をかけて、帰って下さいね>
英語自主特訓〜try
そりゃあね、やらなきゃダメでしょ。
笑わないでくださいね。
This is a pen、、、、からです、、、。
ってこともないですがね。
まず
•ノートを準備しました。
書くことが大事。
•味園真紀さんの書籍を買いました。↓
読むことが大事。
•オンライン英会話。
週1回イギリス人講師と会う。
会うことが大事。
•ポッドキャストで英語聴き流しリスニング。
聴くことが大事。
•家の中にあるもの。テプラで英語表示。
見ることが大事。
努力と根性と継続。
頑張るぞ!
現状の把握と解決策の検討〜thinking
初めて日本に来ているんです。
言葉はもちろん生活習慣も違う。
説明は
<In Japan………>から始めなければならない。
•トイレの使い方
•ゴミの分別
•IHクッキングヒーターの使い方
•自転車の登録
•コインランドリーのやり方
•郵便受けの鍵の開け方
•インターネット関連
大変だわ。こりゃ。
難しいことは英語で。
簡単なことは日本語で。
<なぜなら、彼らは日本語を勉強したくて
来ているのだからね。
私たちが英語ばかり話すのもよくないのよ。>
と、ベテランのスタッフさんのお言葉。
なるほど。
そういう訳で、
難しいことと大切なことは、
ラミネート加工を施した紙やテプラに英語を
打ち込んで解決です。
聞きとれないことは書いてもらう。
返事もメモ書きして部屋のドアに貼る。
なんとかなるものよ。
要はハート❤️なの。
まだまだある〜走りまくるよ💦
<あのね、バナナの皮をトイレに流したらね、
詰まって流れない。どうしたらいい?>
<釣竿を買って魚釣りに行きたい。どこに売ってるの?>
<ピーラーでね、手を切っちゃて、病院はどこ?
早く、早く>
<今度ね、両親が遊びに来るの。ここに泊めていいよね?>
はあ〜〜〜ため息をこっそり。
ひとつひとつ、落ち着いて対処しましょう。
そして退居〜I miss you.
東南アジアのある国からの留学生。
マリーさん(仮名)
彼女だけは
<おはよう>と声かけても、
<Good morning>と言っても無視。
でも構わず挨拶し続けた。
その彼女が退居の日。
タクシーまで見送った際、
彼女に一枚の紙を渡された。
タクシーが走り去って、なんだろうと紙を見た。
そこには、
あなたはいつもいそがしい。
あなたはいつもはたらいていた。
わたしはあなたをけっしてわすれない。
ありがとう。
マリー
と、書かれてあった。
涙がこぼれた。
あのマリーさん(仮名)の手紙は
今も大切に持っている。
I miss you.
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