芹澤優と私とASH DA HEROと(1/3)

■芹澤優と私とASH DA HEROと

■はじめに
 これは2013年~2019年12月までにかけて
 私が観測してきた私目線の芹澤優とASH DA HEROの約6年間の記録の一部である。
 この2つの声優/ロックバンドの音楽が2019年の芹澤優 1stソロライブツアー
 「Yu Serizawa 1st Live Tour 2019 ~ViVidコンタクト!~」
 で混じり合った。
 その過程と軌跡はまさに奇妙な縁があるように感じており、その星のめぐり合わせを観測した私が記録しておく意味があるように思えた。
 また、自分の中の記憶を整理するための記録だったり、本編を記載するために調べたインターネット上から得た情報の記録だったりします。
 さらに記憶のアウトプットも目的となっているため、本編とは関係ない補足情報が多くなりますがご了承ください。
 
 加えて、私の記憶や記録以上にそれぞれのファンの人達の目線や補足知識もあるかと思います。私より熱心に様々なものを追いかけていた人たちはこの世の中に存在すると思います。そこはあなただけの人生の物語として、心に留めていただければと思います。
 これは私の脳内の整理と記録という扱いとさせていただければと思います。
 
■ASH DA HEROとの出会い
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◆第一章 ASH DA HERO概略
 ▼ASH DA HERO
 (出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)
 『
  ASH DA HERO(あっしゅ だ ひーろー)は、
  VAMPROSE所属の日本のロックシンガー。
  ASH DA HEROは活動時の名称であり、彼自身の名前はASHと言う。
  三重県久居市生まれ、愛知県弥富市育ち。
  現在の活動拠点は東京。 誕生日は9月21日。身長は163cm。
  2015年12月2日発売のミニアルバム『THIS IS A HERO』を皮切りにメジャーデビュー。
  収録曲の「反抗声明」は日本テレビの「MIDNIGHTテレビシリーズ」
  のエンディングテーマに使われ、ASH DA HEROメジャーデビュー初の楽曲提供となった。
  』
 
 注目するべきは所属事務所がVAMPROSE所属である点。
 VAMPROSEはL'Arc~en~Cielのボーカルhydeが結成したロックユニット/VAMPSの専属レーベルとして立ち上げられた音楽芸能事務所である。つまりASH DA HEROはVAMPS/hydeの後輩/弟分という位置づけである。その情報が今後のASH DA HEROとの出会いに繋がっていくことになる。
 
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◆第二章 ASH DA HEROとの出会い
 私とASH DA HEROとの出会いはWikipediaの記載にもある通り、日本テレビの「MIDNIGHTテレビシリーズ」のEDテーマの「反抗声明」である。
 
当時の私は海外ドラマシリーズを放送していた日本テレビの「MIDNIGHTテレビシリーズ」を観ていた。
 具体的には、
  ・マーベル エージェント・オブ・シールド シーズン1(2015年4月~8月まで)
  ・西海岸捜査ファイル グレイスランド シーズン1(2015年9月~11月まで)
 などを視聴していた。
 その枠で放送が始まったのが2015年11月10日から放送が開始された「THE BLACKLIST/ブラックリスト」のシーズン1(2015年11月~2016年4月まで)である。
 ===(補足情報:THE BLACKLIST/ブラックリストのあらすじ)===
 元海軍軍人で国際的な犯罪者のレイモンド・“レッド”・レディントンが自らFBIに出頭し、免責と引き換えに情報提供を申し出る。自分の知る凶悪犯罪者の"ブラックリスト"に基づき、FBIに協力し様々な事件解決をしていく。当初からレッドはエリザベス・キーン捜査官に特別な好意を寄せ、やがてエリザベスの出生の秘密や国際的な陰謀が明らかになっていく。
 このブラックリストのレッド(cv.大塚芳忠)とエリザベスキーン(cv.甲斐田裕子)の犯罪スリラー特有のハラハラとさせる芝居は絶品だった。 ==================================================
 
 「THE BLACKLIST/ブラックリスト」のEDでは必ずMV付きで「反抗声明」が流れた。
 いわゆる主題歌効果というのは絶大で毎週流れているのを聴いているうちにだんだんと興味を持ちはじめて、緊張感ある犯罪者との駆け引きのドラマの後の開放感と次回エピソードへの期待感。
そこに流れてくる「反抗声明」のキャッチーなサビとそのフレーズ。 
 ””””””””””””
 くそっくらえ
 この溢れ出した衝動
 じれったいぜ
 曇天 曖昧な 暗い世も
 引き裂いて ベイベー
 ””””””””””””
 これに毎週やられていった結果、2015年12月2日発売の「反抗声明」が収録されている2ndミニアルバムである「THIS IS A HERO」を購入した。
  ※購入した日時は2015/12/26の02:29であった。
 当時の私は、アニメソング、声優楽曲以外はほとんどインプットしてこなかったのだけれどこの「反抗声明」は私の心にぐっと刺さったものがあった。そして「犯行声明」中毒になっていったのである。
 今、考えるとその感覚は正しかったように思えて仕方がない。
 
 ☆ASH DA HERO「反抗声明」

 その2ndミニアルバム「THIS IS A HERO」を聴いていくうちにだんだんとASH DA HEROの音楽に惹かれていったのである。
 
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◆第三章 ASH DA HEROのライブ参加を決意
 私にはよく声優ユニット/スフィア関連の声優ライブに一緒に参加している声優オタク仲間がいる。
  ※スフィアとは2009年に結成した寿美菜子、高垣彩陽、戸松遥、豊崎愛生による声優ユニットである。
 その声優オタクとの出会いや関係性の説明は割愛する。
 その声優オタクは、もともと学生時代からL'Arc~en~Ciel、B'z、GLAYなどバンドを聴いていたという私と同じ共通点があり、音楽の趣味が合ったため、仲良くさせてもらっていた。仮にその声優オタクの彼をK氏と呼称する。K氏は特にラルクオタクであり、ラルクのファンクラブ会員であり、それのみならずVAMPSやラルクの各メンバーのソロ活動を追っている筋金入りのガチなラルオタであった。
 
 たしかそれは
 2016年4月16日~5月15日の間に開催された
 LAWSON presents 高垣彩陽 3rdコンサートツアー2016 “individual”
 の後の声優オタク同士の打ち上げ飲み会の席だった記憶がある。
 
 時系列としては2015年11月から続いていた「THE BLACKLIST/ブラックリスト」は2016年4月26日まで放送をしていた。
 シリーズ後半はEDタイアップ曲は変わっていたがこの海外ドラマ自体は非常に楽しかったため、視聴継続していた。
 
 2016年4月16日~5月15日の時期は「THE BLACKLIST/ブラックリスト」はシーズン1の最終回付近となっていた。
 高垣彩陽 3rdコンサートツアー2016 “individual”の後の飲み会でラルオタのK氏にASH DA HEROの話を切り出したはずである。
 
 (私はASH DA HEROがVAMPROSE所属であることをwikiで知っていたので)
 私「ひょんなことを突然聞くのだけれど、ASH DA HEROというロックバンドって知っている?VAMPROSE所属のバンドなのだけれど?」
 (少し思案してから)
 K氏「VAMPSのライブの前座で演奏していた記憶があって、その存在は知っている。楽曲自体はCDを購入したりはしていないから、詳しくは知らない。というか、逆になんでそのバンドの存在を知っているの?」
 みたいな会話のやりとりをした記憶がある。
 そして私は海外ドラマのタイアップ曲を偶然聴いてハマったことの経緯を説明した。
 私とK氏は音楽的な趣味が合うことはこれまで経験から明らかだったため
 私「もしもASHの楽曲を聴いてみて良かったら、一緒にライブを行かないか?」
 みたいな話を切り出すことになった。
 それがライブ参加への最初のきっかけである。
 おそらくこの話をしたのが
 2016年4月16日
  LAWSON presents 高垣彩陽 3rdコンサートツアー2016 “individual”
  相模女子大学グリーンホール
 だったように思える。
 (このときの座席はかなりステージに近くて
  ギター:山本陽介くんの演奏に惚れ惚れした記憶がある)
 
 そして私はその翌日の2016年04月17日 02:11に今まで手を出していなかったASH DA HEROの1stミニアルバム「THIS IS ROCK AND ROLL」を購入した。
 
 その後、K氏とは
 2016年5月8日
  LAWSON presents 高垣彩陽 3rdコンサートツアー2016“individual”
  中野サンプラザホール
 で再開することになる。
 どうやらK氏もASH DA HEROに興味を持ったらしく、そこでじゃあ直近のライブへ行こう、という形で話がまとまった。
 
 またK氏はラルクファンクラブ会員だけではなく、VAMPSのファンクラブ会員(VAMPROSE会員)でもあったため、K氏「じゃあ、チケット先行で取れそうだから、2枚で申し込みするわ」という流れとなった。
 そしてその直近のライブというのが、
 TSUTAYA O-WESTの
 ASH DA HERO ONE MAN TOUR 2016「THIS IS LIFE」
 である。
 そしてそこでASHと声優音楽が奇妙に繋がり始めるのである。
 
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◆第四章 ASH DA HEROのライブ参加の感想と二人の共通点再び
 2016年07月27日
  ASH DA HERO ONE MAN TOUR 2016「THIS IS LIFE」
  TSUTAYA O-WEST
  
 予定通りにこのライブへK氏と二人で参加した。
 O-WESTといえば、都内ではそこそこ売れてきたアーティストがやるようなちょうどいい具合の箱である。(収容人数は約600人くらい)
 当日はそこそこの動きやすい空間もありつつ、非常に身体が自由に動かせた記憶がある。女性ファンが多めだけれど、男性ファンもチラホラといて居心地は悪くなかった。
 
 以下、公式youtubeチャンネルからの当時のライブの様子がみれたが、いつの間にか削除されてしまっていた。
 ☆反抗声明(LIVE)/ASH DA HERO
 ☆WAKE UP ROCK AND ROLL BAND (LIVE)/ ASH DA HERO 
 ☆Never ending dream(LIVE)/ASH DA HERO
 ☆HELLO NO FUTURE (LIVE)/ASH DA HERO
 
 2015月12日からASHの楽曲を聴いていてそこから2016年07月まで約7ヶ月間経っての初めてのライブ参加。
 楽しくないわけがなかった。
 この頃のASHはまだまだMC慣れしていなくて、ほとんどMCらしいMCもないままに続けて楽曲を披露し続けていた。
 そういう初々しく荒々しい姿も印象的で楽しかった。
 そしてこのASHのヴォーカルを支えているギターとドラムの演奏がピカイチで私の心は射止められてしまった。
 そのギターやドラムを演奏していた二人が以下のメンバーである。
  ・ギター/香取 真人(通称カトリーヌ)(Twitter:@masato910224)
  ・ドラム/ICCHAN.(通称いっちゃん)(Twitter:@Icchan_drummer)
 
 そしてこのギターを担当していたカトリーヌは、なんと私とK氏は以前にその演奏とパフォーマンスを目撃していたことがあり、私達の記憶の中で強烈に生きていたギタリストだったのである。
 
 それは2016年のASHのライブから約2年前の2014年。
 2014年9月28日
  喜多村英梨 Live 2014 ~GiVE×EViDENCE
  舞浜アンフィシアター
 
 音楽的な趣味が似ている私とK氏はキタエリライブにも行っていた。
 当時の喜多村英梨を支えたのは新生バックバンド“ARTEMIΣ(アルテミス)”であり、そのギタリストがなんとカトリーヌであった。私の記憶にはこのライブは鮮烈に刻まれていて、かつ、ギタリストカトリーヌのビジュアルとその演奏に惚れていた。そのことと2年ぶりに思い出してくれたのが、2016年07月27日のASH DA HEROのライブだった。
 そしてこの記憶は私だけではなくK氏も同じでARTEMIΣのギターがカトリーヌであったことを覚えていた。
 
 その上、ライブ直後に調べてみたら、ドラマーのいっちゃんは佐藤聡美/豊永利行のサポートドラマーであったことが判明する。当時の私は2014年2月26日発売「ミライナイト/佐藤聡美」を購入していたり、なんとちょうどライブ当日の2016年07月27日の0:54というタイミングで2016年6月1日発売「1st Mini Album「C“LR”OWN」/豊永 利行」を購入していた。
 それとなく佐藤聡美と豊永利行の音楽に触れて/興味を持っていたのである。
 なんという偶然だろうか?
 というわけで、バンドサポートメンバーが声優のバックバンドだとなんというか信頼しちゃうよね、ということが発動して、次のASHのライブへの参加を固く決めたのである。
 
 ここで少しカトリーヌに対する記憶のメモ。脱線。
 カトリーヌがライブサポートしていた喜多村英梨は2016年キングレコードからトムス・ミュージックへレーベル移籍した。
 2017年08月19日
  KiTAxERI◆CARNiVAL◆2017 -re:birth-
  恵比寿ザ・ガーデンホール
 このライブには私も参加したのだけれど、このライブ後、確か翌日にはカトリーヌのTwitterのbioから喜多村英梨の文字が消えていたのを記憶している。(私の記憶違いだったらすみません、というくらいの記憶ではあるが)
 ネットストーカーかよ。いや、こういうところに律儀に対応するカトリーヌさん、いい男ですよね、というエピソードです、きっと。
 
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◆第五章 二度目のライブ参加
 2016年12月9日
  ASH DA HERO 1st Anniversary Live BABIES NIGHT 2016
  WWW X
 
 ★【ライブレポート】ASH DA HERO、BABIESと祝ったメジャーデビュー1周年(2016.12.13 14:30)

  (このライブレポの写真には私とK氏らしき後ろ姿が映っている)
 
 7月のライブから5ヶ月後のライブ。
 しかもメジャーデビューの1周年記念ライブに参加した。
 このライブに参加したことも私の人生に大きく関わっていくことになる。
 
 このときのライブサポートメンバーメモ。
  ・ギター/香取 真人(通称カトリーヌ)(Twitter:@masato910224)
  ・ギター/鳴風(元Fo'xTailsのギター)(Twitter:@Narukazedesu)
  ・ドラム/ICCHAN.(通称いっちゃん)(Twitter:@Icchan_drummer)
  ・ベース/Miro(Twitter:@Miro_bassist)
  ※参考:

  
 上記の【ライブレポート】にも記載してあるが、アンコールに飛び入りで宮田“レフティ”リョウが登場することになった。
 『
  アンコールでは、ASH DA HEROの始動以来、楽曲制作やライブでサポートし続けてきた宮田“レフティ”リョウが、急遽ゲストとしてアコギで飛び入り参加。
  』
 
 宮田“レフティ”リョウの演奏、観客への煽り、体の動かしか方、どのパフォーマンスも一級品だった。今まで色々なライブに参加してきたが、この宮田“レフティ”リョウは凄まじい熱量で音楽空間を作っていた。
 まさにモンスターであると感じた。
 そしてそのことが更にASHのライブへの興味とモチベーションになっていったのである。
 
 ここで
 「宮田“レフティ”リョウ」(Twitter:@LeftyMonsterP)
 に関する概略。
 (出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)
 『
  宮田“レフティ”リョウ(みやた“れふてぃ”りょう、4月15日 - )
  東京都生まれ。B型。おひつじ座。
  ボカロP、日本のミュージシャン、アレンジャー、ベーシスト、キーボーディスト。かつてレフティーモンスターP名義でVOCALOID楽曲を製作していた。伊東歌詞太郎とのユニット“イトヲカシ”のメンバーとしても活動している。「ASH DA HERO」をはじめ、様々なアーティストの編曲、サウンドプロデュースなども手掛けている。  
  ベース、ギター、キーボードのマルチプレイヤーとして、大塚愛、ケラケラ、佐藤聡美、ASH DA HERO、さユりなどのサポートミュージシャンとしても活動。
  ◆ライブサポート
   柏木由紀(AKB48) 2017年からギター、キーボードで参加。
   Official髭男dism 【SUMMER SONIC 2019】にサポートキーボーディスト、マニピュレーターetc.で参加。
  』
 
 この宮田“レフティ”リョウのプロフィールとして
  ・ボカロP/レフティーモンスターP名義でVOCALOID楽曲を製作
  ・伊東歌詞太郎とのユニット“イトヲカシ”のメンバー
 の二点がさらに私の人生で奇妙に関係していくのである。
 
 そしてこのライブでASHのこれまでの楽曲は、ASHと宮田“レフティ”リョウの二人で楽曲制作を行っていたことを知った。
 この時点で、この二人が作り上げてきた音楽への理解が少し私の身体の中に入ってきた、といええるだろう。
 
 ===ASHと宮田“レフティ”リョウの馴れ初めについて(補足情報)===
 ASHと宮田“レフティ”リョウの馴れ初めについては以下のインタビューで語っている。
 ★【インタビュー】ASH DA HERO、
   プロデューサーと語る新曲4作とBLITZワンマン「ASHとは何者なのか?」(2018.4.28 18:00)

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◆第六章 2017「CONNECT X」【ACT.4】ASH DA HERO ×MICHAEL
 2017年にASH DA HEROは3ヶ月連続企画ライヴをスタートさせた。
 『CONNECT X』と題された企画の意味は、いろいろなアーティストと“繋がる=CONNECT”して、“いろいろな可能性=X”を生み出していきたい、というASHの強い想いが込められた企画である。
 
 日程とコラボアーティストは以下の通り。
 2017年2月27日-5月18日 - ASH DA HERO 2MAN SHOW SERIES 2017「CONNECT X」
  2月27日 【ACT.1】ASH DA HERO × BULL ZEICHEN 88
  3月15日 【ACT.2】ASH DA HERO × BAROQUE (Support Member: Bass明希(シド) Drums KENZO)
  4月05日 【ACT.3】ASH DA HERO × 中島卓偉
  5月18日 【ACT.4】ASH DA HERO × MICHAEL
 
 私はこの中で「【ACT.4】ASH DA HERO × MICHAEL」のみ参加した。
 
 ここで「MICHAEL」に関する概略。
 (出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)
 『
  MICHAEL(ミカエル)は、2013年に結成された日本のロックバンド。
  SOPHIAのメンバー、松岡充(Vo)、豊田和貴(Gt)、赤松芳朋(Dr)の3名により、SOPHIA活動休止の約3か月後に結成。SOPHIAの意志を引き継ぎつつ、SOPHIAではなかった新しい音楽表現や可能性を追求するとしている。
  バンド名であるMICHAELは、SOPHIA時代に発表した楽曲「Lucifer」(アルバム『little circus』収録曲)の対極として採用された。
  』
 
 ここで更に記憶を遡る脱線。壮大な脱線。私の記憶。
 私は学生時代にSOPHIAをこよなく愛していた。
 学生時代の私にはプレイステーション用ソフト『ブレス オブ ファイアIII』TVCMソングで使用された「街 (Single Version)」が何故か耳に残っていた。
 そして当時の友人にSOHPIAのアルバム「little circus」(1997年4月23日発売)を借りたりしたことがきっかけでどんどんSOPHIAを聴くようになった。
 「進化論 ~GOOD MORNING! -HELLO! 21st-CENTURY~」(2001年1月17日発売)あたりから、自分でCDを購入し始めた。そして新曲が出るたびに発売日には必ずCDを購入するようなファンになっていったのである。
 そして私の人生初ライブ参加のライブが
 2004年8月8日
  LIVE 2004"獅子に翼III"
  西武ドーム(完全招待制)
 となる。
 そして時は経過し、2013年の全国ツアー「SOPHIA LIVE 2013」最終日の
 日本武道館で活動休止ラストライブに参加するまでになる。
 
 そんなSOPHIAの音楽を継承したMICHAELが最近気になっていたロックバンドであるASH DA HEROとツーマンライブを開催するのである。
 なんという偶然だろうか?
 というわけで私は平日にも関わらずこのツーマンライブに参加した。
 2017年5月18日(木)
  ASH DA HERO 2MAN SHOW SERIES 2017「CONNECT X」
  【ACT.4】ASH DA HERO ×MICHAEL
  Shibuya TSUTAYA O-WEST
  
 ★【ライブレポート】
  ASH DA HERO、MICHAEL(松岡充・豊田和貴)との
  ツーマンライブで新曲2曲を初披露 オフィシャルライブレポート到着(2017.5.20)

 
 チケット番号も良くて最前柵前で観れたのも印象深かった。
 そしてあのとき西武ドームの本当に遠くから観ていた松岡充の姿が目の前にあった。しかも手を伸ばせば届く距離である。実際に松岡充が柵前の端から端まで手を伸ばして観客たちとタッチするようなことをしてくれた。
 だが、当時の私はその距離感での松岡充の姿にまだ夢をみているようだったので手を伸ばせないままに終わったしまった。(それだけはなんとなく後悔している)
 
 このライブで最近激推のASHとずっと好きだった松岡充音楽がコラボして
 MICHAELの「こころ」をカバーしたのである。
 こんなにエモーシャルな体験は一生に一度あるかないかである。
 
 だが、そのエモーシャルな体験への言及は、さらにこのライブから時間を約一ヶ月戻すことになる。2017年はASH主催のツーマンライブ企画をやっていたが、MICHAELは自身の主宰イベントフェス<MICHAEL SPRING JUMPING CIRCUS 2017>も同時期に開催していた。
 2017年5月18日の【ACT.4】の約1ヶ月前の
 2017年4月21日(金)にASHとMICHAELは同じステージに立っていたのである。
 
 2017年4月21日(金)
  “MICHAEL SPRING JUMPING CIRCUS 2017”
  【4th Day】2017年4月21日(金) SHIN・ASH DA HERO with MICHAEL
  赤坂BLITZ
 
 私はこのライブも参加したのだけれど、参加者全員でのSOPHIAの「ヒマワリ」の歌唱はこころに来るものがあったのである。
 
 ★【レポート】MICHAEL主宰フェス、
  「みんなの顔がよく見えるよ。いい顔してた」(2017.4.27 12:00)

 
 『
  MICHAELの第4夜はSOPHIAのデビュー曲「ヒマワリ」のアコースティックVer.からスタート。うす暗い照明のなか、松岡に続いて、この日の出演ヴォーカリスト3人がリレー形式(ASHも含む)で歌い継いでいくというレアなコラボレーションが繰り広げられる。
  』
 
 学生時代にそれこそ何万回と聴き込んだSOPHIAの「ヒマワリ」を2016年から激推になったASHと松岡充が一緒なって歌唱しているのである。
 こんなにエモーシャルな体験は一生に一度あるかないかである。
 
 このような2017年コラボレーション企画も私とASHの距離が縮まった一つの要因になった。
 
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◆第七章 2017年~2019年のライブや宮田“レフティ”リョウについて
 2017年5月18日(木)
  ASH DA HERO 2MAN SHOW SERIES 2017「CONNECT X」
  【ACT.4】ASH DA HERO ×MICHAEL
 の約二ヶ月後にASHによるONE MAN SHOWが開催された。
 
 2017年7月28日(金)
  ASH DA HERO ONE MAN SHOW 2017『BRAND NEW WORLD』
  Shibuya TSUTAYA O-EAST
 2017年に参加したASHのライブはこれで最後になったが、このライブもとても楽しかった思い出がある。
 
 このライブは2ndアルバム「A」(2017年5月24日発売)のリリースを記念して開催されたライブである。「A」のアルバムは今までのロックンロールテイストとは少し変化球的なアルバムだと感じていた。だがこの「A」アルバムでASHの音楽の多様さを感じ、さらに興味が深まっていった。
 特に「BRAND NEW WORLD」「JAPANESE ROCK STAR」「Layla」「WA!!」などは私の心にすごく届いてきた。
 当時のライブ映像はyoutubeにアップされている。
 
 ☆ANSWER(LIVE)/ ASH DA HERO

 ☆WANT YOU BAD(LIVE)/ ASH DA HERO

 
 ☆BRAND NEW WORLD(LIVE)/ ASH DA HERO

 ☆WA!!(LIVE)/ ASH DA HERO

 
 特に「WA!!」の衝撃は忘れられない。私が今まで触れてきたことのないメロディと速度感、そして音の連なりと曲構成。全然、私には説明できないのだけれど、不思議とすごく心で乗れる感じはした。
 
 2017年11月末日で起こった私事についても触れておく。
 身内に不幸があり一時実家へ帰省をした。
 葬儀へ出席をし、その際に約10年ぶりくらいにまともに実弟と会話をした。私は年末年始に一度実家へ帰省しているが、その時も特に弟は話はしない。また私は大学生時代の頃(社会人になり一人暮らしをする前)まで同じ家に住んでいたが、ほとんど会話もなかった。だが、その葬儀の際に今のお互いの近況を話したところ、弟がどうやら、ボカロPであるレフティーモンスターPのことを知っていた。その時の会話ではじめて私の中で「宮田“レフティ”リョウ」=「レフティモンスターP」が繋がった。
特別に弟と会話が弾んたというわけではないが、ここ最近の約15年間の間でもっとも弟と会話した話題が「宮田“レフティ”リョウ」についてだったため、何故かすごく印象に残っている。
 (2020年現在も特に私と弟とに交流はない)
 これもなにか私の人生においての奇妙な縁を感じたのである。
 
 時は過ぎて2018年。
 ASHのライブへの参加は、以下の1公演。
 2018年11月27日(火)
  ASH DA HERO LIVE TOUR 2018 “HERO'S PARADE”
  Shibuya TSUTAYA O-EAST
 
 この頃から、ASHは新曲をライブ会場で売るという手法に切り替えた。
 サブスクリプションで音楽をきく時代の中、アーティストとしてどうあるべきかを考えての行動らしい。中でも印象に残っているインタビューは以下である。
 
 ★【インタビュー】
  ASH DA HERO、プロデューサーと語る新曲4作とBLITZワンマン「ASHとは何者なのか?」
  (2018.4.28 18:00)

 
 (一部引用)
 『
  宝塚のCDってCDショップに流通してないけど、宝塚ファンはみんな持ってる。映画のパンフレットを得るためには映画館へ行くでしょ。映画を観る前のドキドキ感とか観た後の余韻にパンフレットを入手する。エンターテイメントの原点や本質って、そこにあると思うんですよ。簡単にダウンロード販売ができるこの時代だけど、それをさせない。
  その会場で、そこにしかない感動を得るっていうことが原点だとすれば、一度そこへ帰ろうと。
  』
 ということで
 2018年4月29日(日)
  ASH DA HERO SPRING TOUR 2018 “STAY FREE”
  マイナビBLITZ赤坂
 の公演から、会場限定で新曲CDを販売する方針となった。
 そして私は残念ながら、この公演には不参加だった。
 そのため、ASHの新曲が入手できないという状態になってしまった。
 
 ちなみに、私は2018年4月29日(日)は別のイベントに参加していた。
 2018年4月29日(日)
  プリンセス・プリンシパル STAGE OF MISSION
  舞浜アンフィシアタ-
 したがってそもそもにASH DA HEROの新曲CDの入手は諦めていた。
 プリプリのこのライブイベントはBDを購入してしまったくらいにはいいライブだった。したがって、後悔はない。
 
 ここまでが私とASH DA HERO、
 そして宮田“レフティ”リョウとの出会いの物語である。
 
 2019年はスフィアのツアーがあったりと多忙だったため、
 ASHのライブへは1公演も参加できていなかった。
 だが、ASHの新曲がでたり、アルバムが出たり、そしてその曲たちが私の心の中に入ってきたら、「この曲は生のライブで味わってみたい」という衝動に駆られたらそれで参加する。
 私とASHの関係はそのようなスタンスでよいと自分の中で思っていた。
 
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 芹澤優と私とASH DA HEROと(2/3)へ続く

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