唐澤良洋

私は工場経営の質と効率のアップを支援する専門コンサルタントです。 ソニーの工場でIE・…

唐澤良洋

私は工場経営の質と効率のアップを支援する専門コンサルタントです。 ソニーの工場でIE・製造・海外の3部門にて15年の実務経験を積み、2006年3月に創業しました。 「人間性の向上を通じて生産性を向上する」を行動指針とし、研修講師及び現場改善指導者として全国の工場へ移動中です。

最近の記事

学よりも 生きていく力 身に付けよ

学歴や学業成績は、生きていくための絶対条件ではありません。 大事なことは、学んだことを、どのように生きていく力に換えるかであり、一方で、例え学歴が無くても、生きる力が強ければ、それが本筋です。 生きていく力とは何か? 技術力、思考力、分析力、対話力、想像力、行動力、経済力、忍耐力、問題解決力、体力、気力、胆力、、、 学業成績が悪くても、生きていく力が強い人は多く存在し、逞しく魅力的な人が多いです。

    • また会議 見える化ススメ 会議レス

      読者の皆さんの会社は、会議は多いですか?少ないですか? 会議が多い会社は、見える化の改善を進めると、会議が激減します。 例えば、在庫削減をテーマとした会議が多ければ、上限在庫を見える化し、現場で過剰在庫が目で見て分かれば、前工程にブレーキを掛ける一手が打てます。 しかも「即」。 見える化とは、現場で正常と異常が目で見て誰でもわかる状態にすることで、それができれば、現場で正常に持って行く対応ができ、異常を回避できます。 会議が多い会社は、見える化が進んでいないことが一

      • チーム力 ミスをカバーし 強くなる

        人は誰でもミスをするものですが、誰かがミスをしたら、仲間がそれをカバーできるチームは、強いチームです。 ミスをした本人は、カバーしてもらった相手に感謝の気持ちを持ち、「次は自分がカバーできるようになろう」、と更に努力すれば、チーム力は更にアップします。 また自分がミスをした時に、ミスを繰り返さないことも大切です。 ミスを取り返そうと考えて、固くなってミスが続くことが多いものですが、そこを乗り切るための日々の鍛錬がチームを支えています。

        • 改善は 利益アップに 直結化

          利益=売上-原価 利益を増やしたければ、次の2つを実現することです。 1. 売上を上げる 2. 原価を下げる (参照 https://note.com/kid839/n/n9ef17e5d8ef6 ) 改善活動の成果のひとつは原価低減であり、売上が変わらないとし場合、原価を100万円下げれば、利益が100万円アップすることになります。 このように、改善活動は、やった分だけ利益アップに繋がり、大きな効果が出ることを再確認しておきましょう。

        学よりも 生きていく力 身に付けよ

          会計し レシート確認 支出よし

          社長は食事の会計を済ませると、明細書を見て支払いは正しかったのかを確認する習性があります。 金額や商品とは関係なく、お金との向き合い方は常にシビアです。 会社を経営するということは、そういうことであり、情緒的な感情だけでは務まらない立場が、そうさせているのです。 「レシートを見るのは貧乏人」という考えは間違えで、貧乏かどうかではなく、お金と接する姿勢が、レシートを見る行為に繋がっていると思うのです。 読者の皆さんは、レシートを見ますか、見ませんか? 反応は自由ですが

          会計し レシート確認 支出よし

          試合前 怖がりだから 準備する

          様々な働き方を見ていると、思い切りのよさにビックリすることがあります。 全て否定するものではありませんが、もう少し慎重さがあっても良いと思ってしまいます。 慎重さ。言い換えるならば、仕事を始める前には「怖がる」ことの必要性です。 仕事の全体像を把握し、その中に存在するリスクを想定します。 考えられるリスクの大きさを知れば、恐ろしい結果に至ることもあるかもしれません。 例えば、車で高速道を使って目的地に向かう時に、大事故の可能性を想像し、怖がって事前準備をしっかりする

          試合前 怖がりだから 準備する

          弟子入りし いつまで経っても 皿洗い

          寿司職人として腕を磨こうと弟子入りしても、なかなか寿司を握らせてもらえず、多くの職人が海外に出て行ってしまうそうです。 これは寿司職人に限らず、入社して数年は「下働き」が日本では蔓延し、社員の能力を最大化する阻害要因になっていると思うのです。 年齢や経験に関係なく、適性を見極めて、能力を開花させることは、会社の利益にも結び付き、社員の働き甲斐にも直結します。 そのためには、人を見る眼力も必要になりますが、いつまで経っても皿洗いでは、人は育たず、優秀な技能者を手放す事態に

          弟子入りし いつまで経っても 皿洗い

          スイマセン 悪くないのに 謝罪する

          日本人は、良くも悪くもスグ謝る癖がありますが、海外の方は、簡単には自分の非を認めません。 ナゼ自分が責められないといけないのか。 相手は自分のどこを指摘しているのか。。 海外の方は、例え大先輩であっても質問し、自分の問題点がどこに在るのかをハッキリさせてから対応します。 この対応から、日本人が学ぶべき点があると思います。 ナゼ、どこ、何が。 立場の上下や強弱で対応するのではなく、事象を深く追求し、事実に基づいて対応することが必要な場面も多くあると思うのです。 (参

          スイマセン 悪くないのに 謝罪する

          ナゼナゼは 面倒だから 皆しない

          トラブルが起きたら「問題解決の正しい手順」に従って、再発を防止します。 (参照 https://note.com/kid839/n/n78bc5e3c9434 ) 同じトラブルが繰り返し発生して困っている職場の多くは、この正しい手順を実行していないケースが多いものです。 その中でも、特に鍵となるのが原因追究。 ナゼその結果が出たのか、更にそれはナゼか? ナゼナゼ分析は原因追究のひとつの手法ですが、ナゼ、この原因追究をしないのか? それはメンドクサイから、皆しないので

          ナゼナゼは 面倒だから 皆しない

          トラブルは 小さいうちに 叩くべし

          道端に空き缶が落ちていると、そこに次々に空き缶が置かれ、ゴミだらけになります。 空き缶は1つ置かれたら即撤去することで、ゴミ放置が防げるのです。 これに関する「ハインリッヒの法則」をご存知の方も多いと思いますが、小さなトラブルを放置すると、やがて大きなトラブルを招くという教えです。 (参照 https://note.com/kid839/n/n3d9f3602439f ) 学校の割れ窓を発見したら、即修理したことで犯罪が激減したことで知られるニューヨークの「割れ窓理論」

          トラブルは 小さいうちに 叩くべし

          石ころの 形を造る 過程あり

          様々な形の石があり、全て違う形です。 その形になった過程があり、そこには、その形になった原因が必ずあるハズです。 職場で起きるトラブルには、その結果に至る迄の過程があり、その中に、トラブルの原因が必ず存在します。 偶然、たまたま、何となく、で済ませるのではなく、トラブルを再発させたくないならば、キチンと原因を追究しましょう。

          石ころの 形を造る 過程あり

          ひと仕事 終わったその日に 反省会

          大きな仕事が終わって、シャワーを浴びて、ビールを飲むことも良いですが、短時間でいいので、終わった直後に、反省点をメモしておくことです。 このメモが次の改良点の起点となり、実行に反省を組み込んだPDCAを繰り返せば、必ず上達します。 (参照 https://note.com/kid839/n/n6b4da513bbb1 ) 明日ではなく、その日のうちです。

          ひと仕事 終わったその日に 反省会

          常識の 反対ならべ ヒント得よ

          「リーダーのあるべき姿」vs「ダメリーダー」 「正しい伝え方」vs「間違った伝え方」 これは、私の研修でよく使う手法ですが、常識ばかりではなく、その反対を文字化することで、良い姿をハッキリさせると同時に、改善のヒントを得るのです。 「ダメ」「間違った」の中に、キラリと光る情報が出現したら、それを見逃さない事です。 近頃は、「あるべき姿」や「正しくあるべき」という考えが強く、おりこうであるべき傾向が強いと感じています。 そのことで、ダメな姿は考えたことも無く、考えてもで

          常識の 反対ならべ ヒント得よ

          見学者 ダメ出しこそが 良い土産

          工場見学を招き入れる経営者の方には、頭が下がります。 見学コースを決め、安全配慮、トイレの案内、飲み物とスリッパ、説明者を付けるなど、受け入れる方は大変な負担です。 残念なことは、見学者が「素晴らしい」「良かった」で終わってしまうことです。 そこで私は、招き入れる側の社長さんに以下の提案をした例があります。 「見学者に1つダメ出しをしてもらいませんか」「それを自社の改善ネタとしてはどうでしょうか」 更に「おたく(見学者の会社)の良い所を1つ教えてください」「それを自

          見学者 ダメ出しこそが 良い土産

          合う合わない 合わせることを 考えよ

          「上司と反りが合わない」 そんな不満から会社を辞めるケースも少なくありません。 「合うと思っていたのか」と、ツッコミを入れたくなりますが、上司を見るのではなく、商品や顧客を見て貪欲に働くことが仕事の本質です。 ムリして合わせる必要はありません。 その一方で、合わないならば、表面的または部分的でも良いので、合わせることを考えた方が賢明でしょう。 媚びる必要はありませんが、世の中は様々な人がいるので、これもひとつの社会勉強です。 「合わない」と100回言っても、何も得ら

          合う合わない 合わせることを 考えよ

          笑顔見せ 見えない所で 足多忙

          アーティスティックスイミングよりも、シンクロナイズドスイミングと言った方がお馴染みの方も多いかと思います。 満面の笑みが並んだ水面下で、足が超多忙に動いています。 この姿から学べるのは、いくらく苦しくても、どれだけ慌てていてもバタバタせず、表向きは穏やかに、何事も起きていないかのように装う姿です。 心の乱れが周囲に気付かれない事で、雰囲気を壊さず、不安を与えない。 リーダーは、こういったタフさも必要です。

          笑顔見せ 見えない所で 足多忙