『女帝』石井妙子 著 から、小池百合子氏のエニアタイプを探る！
こんにちは、エエメエです!(^^)
最近やっているエニアグラムタイプの深堀りシリ
ーズ。
今までのところ、
タイプ１の小説の主人公（『日の名残り』の執事）、
タイプ４の映画の人物（『アマデウス』サリエリ）、
タイプ５の世界的作家（スティーヴン・キング）に
ついての考察を、その作品や自伝に出てくる言動な
どから読み解く試みをしました。（あくまでも自分
の見解として）
こうなってくると、全タイプやってみたくなり、
今同時進行中で、違うタイプの人物の人生からエ
ニアタイプを推察すべく頑張っている、というか遊
んでいます。ｗ
実は、エニアグラムのタイプって、これだ！って言
えるまで、深い洞察が必要なのと、それに伴う時間
がかかります。
自分自身のタイプでさえも、です。
いえ、自分のタイプこそ、かな。
（そもそも人のタイプを勝手に決めつけるのは厳禁
なのですが。ｗ）
９つのタイプの要素は全員の人間がもっているもの
です。
その中でも主に使っている機能が自分のタイプにな
ります。
なので、タイプの説明をパッと読んだだけでは、ど
れもこれも当てはまるんだよな～、となりがち。
それどころか、一見カッコいいことが書いてあるタ
イプを選んでしまう傾向もあります。
本当の自分に還って、魂に合った生き方をしていく
助けになるのがエニアグラムです。
タイプの誤認は避けたいところです。
ということで、本当のタイプを考察しようとすると、
その人物についての情報が必要になってきます。
子どもの頃の家庭環境から、その後の人生の歩み、
人間関係、口癖、言動のパターンなどなど。
今回は、ノンフィクション作家 石井妙子氏の綿密な
取材のもとに著された『女帝』に載っている情報か
ら、現東京都知事、小池百合子氏のタイプを考察し
ていきます。
◎小池百合子さんは、ずばり“タイプ３”
そうだとは思っていたけど、やっぱり３だと思
います。ｗ
タイプ3は〝達成する人”とエニアグラムでは分
類されます。
なぜそう思うのか、順番に説明していきます。
☆小池氏は何を怖れて行動しているのか
タイプ誤認を防ぐために、まずその人が何を怖れ
て行動しているのかに注目します。
（いきなりネガティブな感じがしますが、そっちの
方が早いので。w）
特に子ども時代の家庭環境やエピソードは、大き
なヒントを与えてくれるので重要です。
≪小池百合子氏の子ども時代のエピソード≫
その１．右ほおの赤いアザ
昭和２７年に小池家の長女として生まれた彼女に
は、生まれた時から右頬に赤いアザがありました。
後の人生で彼女はそれを、「すべてのエネルギー
の元」「コンプレックスではなかったけれど、そ
れがあるからこんなに頑張ってこれたと思う」
と語っています。
ですが、昭和のその時代、女の子の顔の目立つと
ころにアザがあるということで、ご両親は娘の将
来を憂いて相当悩まれたようです。
百合子氏が物心ついた時には母に連れられて大学
病院で最先端の治療を受けていましたが、アザが消
えることはなかったとのこと。
周りの人達から、心ない視線やことばを受けるこ
ともあり、小学生の頃からアザを消すための化粧
を母によって施されていたそうです。
その２．いつも揉めていた家庭内
母と祖母の折り合いが悪くいつも揉めていたそう
です。
子どもの百合子のアザまでもが、その一因になっ
ていた可能性もあったと。
祖母は、百合子の二歳年下の従妹、美しい咲子ば
かりを可愛がっていたとのこと。
両親は、むきになって張り合い、咲子が日本舞踊
を習い始めるとこちらはバイオリンと、万事がそ
んな感じだったそうです。
その３．娘を着飾らせる母
小学校時代、毎日お洒落な洋服を着ていた百合子
さん。
それはすべて、高級子ども服店のデザインを真似
して母親がミシンで縫った服でした。
母が娘を着飾らせたのはなぜか。
美しく見えるように装わせたかったからかもしれ
ません。
咲子への対抗心、あるいは母自身の表現欲だった
のかもしれません。
その４．教師に贔屓されていた
小学校やガールスカウトでは、明るく、はきはき
とした少女という印象を、教師や指導役の大人た
ちに残しています。
当時の同級生たちは、抜きんでて勉強ができたわ
けではなかったが、教師たちに目をかけられる受
けの良い生徒だったと、証言しています。
小学校５年生の時には校内の弁論大会で優勝しま
した。
題は「ウソも方便」ｗ
その５．経済的に不安定な家庭
人一倍出世欲、成功欲の強い父、勇二郎は不在が
ちで、仕事が不調になると政治に興味を示して、
いらぬ出費を増やしていき、母との喧嘩がたえま
せんでした。
（ “大ぼら吹き”とも言われていた父）
１～５までのエピソードを総合的にみると、親（特
に母）のコンプレックスを埋める存在にならざるを
得なかったのかなと思います。
タイプ３は、家族の中で母親的存在と非常に深い気持ちのつながりをもっています。タイプ３の子供は、この母親的存在が、本当はこのように言ってくれることを期待しました。
「あなたは素晴らしい！ あなたのような子で嬉しい！ あなたがいてくれて良かった！」と。
母は子供の顔にアザがあると可哀想と思って必死
に治そうとしましたが、果たして純粋に子供への
愛情だけだったのか。
ともあれ、子どもの百合子氏にとって無意識下で、
自分が親を悩ませている、アザがあるままの自分
では周囲から愛されない、と刷り込まれていった
と想像できます。（もちろん、アザとは一つの象
徴です。）
小池百合子氏が何を怖れて行動しているのか？
答えはずばり、
「ありのままの自分では愛されない」という怖れで
はないかと推察します。
☆虚飾の階段をかけのぼるワケ
２０２０年５月に単行本として出版された本著で
は、エジプト時代の同居人だった 北原百代さんが、
“カイロ大学を主席で卒業した”という小池百合子氏
の一番の売り文句が、嘘であったと暴露しています。
小池東京都知事は、都議会で学歴詐称を厳しく追
及されることになります。
その際「卒業証書も持っており、カイロ大学も認
めております」と繰り返し答弁しており、その年
７月の都知事選では何事もなかったかのように再
選し今に至っています。
小池百合子氏は、今から４５年前の１９７９年４月
に、外国通の評論家、竹村健一氏のアシスタントと
してテレビデビューします。
なぜか肝が据わっていて闘争心もあり、ウィットに
富んだ会話ができた彼女は竹村のお気に入りになり
ます。
彼女自身も人脈を広げるための努力は欠かしません
でした。
たとえば、番組にやってくるゲストに必ず礼状を書
き、スタジオ内で並んで撮った写真を同封する、と
いうように。
彼女が華やかなテレビの世界に出てこられたのは、
「カイロ大学を主席で卒業」という切符があった
からでした。
そしてその後の華々しいキャリアも全て、その切符
なしにはあり得ませんでした。
＜小池百合子氏の華々しいキャリア＞
竹村健一のアシスタント、
→「ワールドビジネスサテライト」のメインキャ
スター、
→国会議員（環境大臣、防衛大臣）
→東京都知事
学歴詐称疑惑は、カイロ大学が卒業を認めている以
上、今後覆されることはないかもしれません。
しかし昨年11月に本著が文庫化された際、実名顔
出しを決意した、真面目を絵にかいたような北原百
代さんが嘘を言っているようには思えない、という
のが今の正直な私の感想です。
なぜ小池百合子氏は、虚飾の階段を昇りつづけるの
でしょう。
社会的タイプ３は不安が増大するにつれ、自分の価値を証明する必要性に駆られます。
出世したいという野心に強く突き動かされ、たえずネットワーキングし、名詞を配り、つながりを作るのです。
また、幼い頃の自己愛的傷つきを埋め合わせるため、名声を切望するかもしれません。
不安が高まるにつれ、自慢したり執拗に自分を売り込んだり、自分の能力を誇張しがちです。
不健全な段階において社会的タイプ３は、自分が注目されることを切望し、認められたいがために不誠実にもなります。
仕事を得たり、人に好印象を与えるために、実績や経歴を偽るかもしれません。。。
☆タイプ３が自身を解放するためには．．．
“自分の価値は人からよく思われることにある” と
いう思い込みを手放すことが大切です。
何も策略を練らなくても、ありのままのあなたで
充分愛されているのです。
第７章での北原百代さんの言葉が胸に突き刺さ
ります。
この方、どこまでいい方なのでしょう。
「本当の自分を晒しても誰も喜ばない。そんな思いが百合子さんには小さな頃からあったのかもしれない。．．．もしかしたら、百合子さんには嘘をついているという感覚もなかったのか。相手が期待することを言ってあげた、相手の喜ぶことを言ってあげた。それでどうして、私が責められなきゃいけないの？そう思っているのかもしれない。．．．
年の若い百合子さんに私は言ってあげなきゃいけなかった。あの日に。
どうしてここまで走らせてしまったのか。．．．」
「百合子さんに人生をやり直して欲しい。本当の人生にして欲しい。このアパートからカイロ大学に通ってもいい。私が一緒に行ってもいい。」
．．．今回、意図せず、小池百合子氏をとりあ
げたのですが、偶然にも明日２０２４年４月２８日
は、今話題の衆院東京１５区補選の投開票日ですね。
夏には東京都知事選挙もあります。
私は政治に詳しくないし、東京都民でもありませ
んが、この選挙は今後の日本を左右する、という
ことだけは感じています。
さぁ、どうなりますか。。。
以上、最後までお読み頂きありがとうございました(^^)/
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