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年始の旅により思うこと

2024年のはじまりにとねと松本へ行った。
松本はどこもかしこも素晴らしかったけど、
松本市美術館に行けたことがとてもよかった。

草間彌生のことはもちろん知っていて、作品も何度か実際に見たことがあった。ただ、その制作活動が、統合失調症というやまい、幻覚への苦しみによって始まったものであるということすら知らなかったのです(あまりにも無知!)。
彼女のストーリーを知ってから見る作品たちは、これまでよりもグロテスクで、とても圧倒されてしまった。
彼女が大きな使命を抱いて制作を続けてきたことも知り、さらにその死生観の片鱗を感じられて、とてもよかった。

実はちょっと泣きそうになっていた。

芸術というのはもちろん見た目の魅力もあるけれど、それを見て感じる言語外の大きなうねりが、他者(作った人や、同じくそれを目撃した人)と共鳴し得るかもしれないという面がとても偉大なんだなと思った。
メディアとしての言葉を飛び越えて、直に人と人のメンタルが触れ合う・擦れ合う、それを可能にするのが芸術なのね、と知る。すごすぎることだ。
(もちろん展示の数々は見る目も楽しく、美しかった!)
外でのマダムたちとの撮影会も嬉しかったね。4人で写真撮りたかったかも。

旅に出ると自分のことをまざまざと思い知らされる。
日頃の生活や場所は私にフィットしている(長年かけてチューニングを合わせたのだ)が、見知らぬ土地は私にはフィットせず、その違和感によって、日常になじんで普段は見えないでいる自分の性格が露わになる。
今回の旅でも、自分はどういうことが苦手でどういうことが好きなのか、改めて感じることになった(いつも同じ街にいるとねと一緒だったから、余計にそれを感じられたのかもなあとも思う)。
私は、困ったことになったり、人を困らせてしまうかもしれないことがとても苦手なのだと思う。保守的で臆病になってしまう……こと見知らぬ環境・人が相手だと。
「かうひいや3番地」のマスターに、私じゃきっと話しかけられなかったし、サインももらえなかった。あそこで話しかけるとねはとても素敵だった!!

途中でだいぶ日が空いてしまいました。
人生最大の厄年(大厄)が明けて、調子よくなるかと思えば転調する兆しはあんまりない。ぼんやりしているうちに、2月の終わりも見え始めてきました。
今年はどうなっていくんだろうか、ちょっとは困っちゃってもいいかな、みたいなマインドを取り入れられたらなと、ちょっぴり思ってみています。

まとまりのない、ぼんやりとした文章になりました。
あんまり日をかけるとよくないね。笑
待っていてくれてありがとう!

若葉






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