本を読み終わりそうなとき
本を読み終わりそうなときの高揚感って、何度も味わいたくなる。
「ここまで来たら、ぜったいに読み終わるはず」という、あの、あと1割くらいのとき。
この感覚は、マラソンと似ている。道半ばでは「ゴールはまだかな」「先は長いな」「走るのやめてしまおうか」と思うけれど、
ゴールが近づいて、自分の今の体力ならゴールにたどり着けそうと感じられたとき、自分を信じて一気に突っ走れる。何なら、今までのスピード感が嘘みたいに。
本も同じで、ゴールまでたどり着けると確信すると、一気に読み進められ